#『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で

ハウリル @how_howlite

#『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で　 彼女とは幼い頃からの付き合いでした。二人が自然と好き合ったのは当然かもしれません。でも、いつしか二人の気持ちはすれ違い始めました。互いに理解できなくなりました。だから、殺してしまったんです。彼女を。

ハウリル @how_howlite

「黄色い花が好きなの」私は言った。「あなたにも、分けてあげるね」あなたは少しだけ困った顔をしながらも、ありがとうと言って受け取ってくれた。私のあげたミモザアカシア、枯らさないで、大切にしていてね。 #『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で

ハウリル @how_howlite

酔った勢いで押し倒して、そのままなし崩しに身体の関係を持って、そんでズルズル引きずって。いっそ、好きだ、って言えば、お前を独占できるだろうか？「好きです」そう、そうやって。あ、先手打たれた。畜生め。 #『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で

ハウリル @how_howlite

「このツイートが１００ＲＴされたら告白します」と、フォロワーさんが言ってた。実は彼は、私のリア友だ。誰かに背中を押してもらおうという魂胆に腹が立つ。こうなったら、私の方が先に彼に「好き」だと言おう。 #『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で

ハウリル @how_howlite

ケーキを１ホール食べる私を、彼は好きだと言う。寝相が悪くていつも布団を蹴飛ばす私を、彼は好きだと言う。すぐに膨れっ面して拗ねてしまう私を、彼は好きだと言う。なのに私は、彼にまだ、好きだと言っていない。 #『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で

ハウリル @how_howlite

吊橋効果というものがあるらしい。ストックホルム症候群というものがあるらしい。子供の憧れには勘違いがあるらしい。大人は汚いらしい。そうやって説得しようとしても、無駄。「私は、あなたのことが好きなんです」 #『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で

ハウリル @how_howlite

「ねぇ、そんなにギャルゲが好きなの？」「あー、うん」「なんで？」「だって俺、モテないし」「ゲームで女の子に“好き”って言われて嬉しいの？」「勿論」「好きだよ」「えっ？」「どっちの方が嬉しかった？」 #『告白』をテーマにじんと来る話を100字以内で