『一番艦のモスクワ、二番艦のマルシャル・ウスチーノフはMR-710「フレガートM」なので低空目標に対する探知能力を持ちません。。。』-Blaze-イオ-氏とかえふ氏によるミサイル巡洋艦モスクワの低空目標探知能力話-
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スラヴァ級が悪いという話ではなく純粋に能力の問題として、スラヴァ級の防空能力は差程高くないという話を少々しよう スラヴァ級の建造された1970年代、この時代はまだハープーンも無い時代でして、今とは対艦攻撃の感覚も違うものなんですよね pic.twitter.com/FbMqhPokaR
2022-04-15 09:47:41というのも、アメリカの空対艦ミサイルはどれも短射程なので撃墜覚悟で30kmや40kmといった地点まで接近する訳ですよ スラヴァ級のS-300Fフォールトはそんな発射母機を主に狙う長射程の艦対空ミサイルとして配備されている、ということ pic.twitter.com/thS2bgstbl
2022-04-15 09:49:35フォールトの問題として最低射高10mというのが上げられる 要は10m以下を飛行する目標を撃つことが出来ない 現在多くの国で運用されているシースキミング(海面スレスレを飛行するタイプ)の対艦ミサイルが10m程度を飛翔するなら迎撃出来るかどうか怪しい上に出来てもその命中率も怪しいという事になる
2022-04-15 09:51:39後各所で言われているが、アメリカ海軍で言う所のイルミネーター、3P41が艦尾に一基というのも1つ問題ではある 両舷から挟まれるように攻撃された場合スラヴァ級一隻では対処にラグが出る、というのは確かにある が、本来はキーロフ級やネウストラシムイ級なんかと共に艦隊を組む事で補完している pic.twitter.com/Aowk7y25Rc
2022-04-15 09:54:34そもそもの話だけれど、この時代…というか全般に渡ってソ連海軍の命題は基本的に戦略原潜の捜索・撃沈にあるのでまず第一に対潜、なんですよね そしてその任務を空母打撃群に妨害されないようあの圧倒的な数の防空兵器で艦隊が固められている 当たり前だけれど艦隊を組むこと前提である
2022-04-15 09:57:19対艦ミサイルの迎撃という分野においてはスラヴァ級の能力となるとグリゴロヴィチ級とまではいかずともゴルシコフ級よりかは下だと思われる まあゴルシコフ級というか、リドゥートがぶっ壊れなだけだけれども 巡洋艦と言っても1970年代の産物 劇的な能力という程のものはないという事でどうかご理解を
2022-04-15 10:01:29何悪いってね、僚艦無しであんな所にいる司令が悪いとしか言えない Command:ModernOperationっていうシミュレータがあるのだけれど、ネプチューンに見立てたKh-35を16発投げたらそれだけで一発すり抜けましたからねスラヴァ級… 同時迎撃能力とSAM搭載数的にグリゴロヴィチ級3隻は一緒に居て良い() pic.twitter.com/iyYGiWQBzC
2022-04-15 10:04:03ほんと何がしたいんでしょうね 私の持論ですけど、軍艦や艦隊にとって如何にして生き残るか、は非常に大事ですよ 目的地に着かず沈んでは意味が無いので S-300Fを投射できて並のウクライナ海軍艦艇なら沈められるという「火力」面ではスラヴァ級は適任かもしれないですけどね…
2022-04-15 10:06:06変な話だな ソ連軍の飽和攻撃が怖くてイージスシステムまで発展してきたアメリカが居る一方、ソ連海軍を継いだロシア海軍は全く理解している様に見えない 世界中艦隊防空システムが普及して、当のロシアもポリメント-リドゥートを普及させようとしているというのにまあ…… お粗末な運用ですね
2022-04-15 10:11:17@RAZsqu_IO_310 近代化改修で、レーダーやらミサイルやら更新予定だったらしいですね。その前に。 宇側がバイラクタルTB2で事前にレーダをつぶしていたという未確認情報も流れていますね。
2022-04-15 19:00:11思いの外拡散されて若干勘違いされる所が出てきたのでまとめ的なのそ追記 スラヴァ級そのものは対空対艦を重視した艦艇ですが、問題はその装備構成が対艦ミサイルを迎撃するのには向かない点です これ自体は仕方のない事でスラヴァ級が設計されていた時仮想敵であるアメリカ海軍において(続
2022-04-15 19:04:53ハープーンの様な長射程の対艦ミサイルは普及しておらず、より短射程の空対艦ミサイルでの攻撃が想定される点が一つの要因にあります S-300F、またその原型のS-300Pは元より対航空機用のSAMな上にある一定高度を下回ると迎撃が不可能という欠点を抱えているのが実戦では足枷になるというのが主眼です
2022-04-15 19:07:17建造当初は問題にならない所か有効的に機能していたであろうシステムも、今現在有効に機能するかは別物って事ですね で、結局何故単艦で行動なんかして(ry
2022-04-15 19:09:22@5gnDZyMFWUZsbMa 近代化改修案、没になったらしいんですよねそれが…… TB2の件はちょっと信用してないですね レーダーにクリーンヒットさせられるような誘導兵器の搭載は確認出来ていないので
2022-04-15 20:39:35@RAZsqu_IO_310 @5gnDZyMFWUZsbMa 潰していたという報道は見ていないですが、12機のバイラクタルで気を引いていたので、そちらへの対応で手一杯のところにネプチューン2発がドン、という記事は見た気が。
2022-04-15 20:51:39@buggymarin 情報が錯綜しているのでとりあえず放置している所なんですが、流石に早期警戒レーダーのフレガートは高速で接近するネプチューンを捕捉してくれるはずなので流石に2発で突破は難しいのでは、と思ったり 真相はやはりロシアしか知らない所になりますが……
2022-04-15 20:54:17@RAZsqu_IO_310 このツイート、興味深かったですよ。 twitter.com/kuon_amata/sta…
2022-04-15 21:01:19『モスクワ』の大破 今後、注目なのはウクライナ側の戦術がどんなものだったのか。 亜音速の退艦ミサイルを、対空防御火網をぬって命中させるには、それなりの戦術があったはず。 これに関しての注目点は、『モスクワ』がムイコラーイウ建造で、ウ側はその性能・限界を熟知していたこと。
2022-04-14 11:41:31@buggymarin 私も拝読しております 実際スラヴァ級のSAM、あるいは誘導に使用される装備は艦尾に集中しているのでこの死角を利用した、という考察は有力だと思いますね
2022-04-15 21:05:29一応再追記 ハープーンはスラヴァ級の建造開始より前に登場してるんじゃ?というご指摘を貰ったのですが、空発型の登場はスラヴァ級の起工より後なのと、何よりスラヴァ級の設計をしているのは起工より前なので前任のブルパップをメインに据えてます 艦発型の射程ではソ連製SSMで一方的に殴れますから
2022-04-15 21:26:15①先ずスラヴァ級の起工前からハープーンの開発が知られてた筈だし、建造期間の初期にハープーンの量産~配備が始まってるので、当時なりの対策が講じられている。②それが4K33/SA-N-4(短SAM)とAK-630(CIWS)であり、S-300F/SA-N-6もレーダー水平線上に現れたシースキマーに対処できると認めら➡ twitter.com/RAZsqu_IO_310/…
2022-04-15 23:26:47れてた筈…もちろん難度は高いし、実戦の結果は芳しくなかったけれども。なお3R41はFCSというよりも多機能レーダーだが、その弱点の1つが天頂側に有る顕著な死角。死角が生じた原因は、レーダー履域の下限を下げて(レーダー面と海面が為す角度を直角に近付けて)海面側の死角を成るべく狭くしよう➡
2022-04-15 23:37:27と努めた結果。目的はシースキマーなど低空目標の対処、つまりS-300Fも対応してる…結果は別として。③被弾時、モスクワは必ずしも独航してたとは限らない、乗員が救助されてる以上、遠くない位置に僚艦が居たに違いなく。で、僚艦たる11356M型フリゲートは、対艦ミサイルの接近を探知してたか否か?➡
2022-04-15 23:50:08~迎撃したか否か?という疑問が派生する。被弾時の正確な位置や僚艦との位置関係も知りたいけれども、なか²情報が公開されないの出羽。なおシースキマー対処に於ける3K90/SA-N-7とS-300Fの差は、主にシークラッター(海面の乱反射による電波雑音)除去能力の差に因る。用兵やら練度やら疑問はある➡
2022-04-16 00:08:31