稲川淳二の『つぶやき怪談』(2022.03.29)

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ヨッ！　待ってましたァ！

稲川淳二 @Junji_Inagawa

春爛漫、天真爛漫、気分が弾みますね。 春たけなわの時節到来ですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

閉め切っていた部屋の窓も、心の窓も開け放ったら、 心地好い春風に吹かれて木々のやわらかな新緑が、目に鮮やかですね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

これといっていいことがなくても、 何だか嬉しい季節ですよね。 みなさん、お変りないですか？　稲川淳二です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

楽しみな大相撲の春場所も終わり、 春の選抜高校野球も、もう直ぐ決勝戦。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

・・・あー、もー時間が無い！

稲川淳二 @Junji_Inagawa

つい此の間、新春、箱根駅伝をTVで観たような気がしてたのに、 ３月が終って、今年もあと９ヶ月。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

どうしよう。まだ今年のツアーの準備が出来てないし、 ４月、５月は茨城の工房で監禁状態ですね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

せめて、桜餅のあとは、柏餅で、季節を味わいながら、 怪談ナイトの３０執念に向けて、頑張らナイトですよね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、「つぶやき怪談」そろそろ始めましょうか。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ゆったりと、くつろいで、お付き合いいただければと思います。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そんな訳で、怖ーい噺で楽しんで下さい。 稲川淳二の「つぶやき怪談」、 怖・楽しい時間を、共有しましょうね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

いろいろな作家の方やテレビ局の知り合いの人に、 「稲川さんは、いつの頃からそういう体験をしてますか？」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

って、聞かれるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そうするといつも私は、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「学生時代に心中死体の上に寝たことがありますよ」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ってお話をするんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「その同じ夜に、場所は違うんですけど、初めて幽霊を見ました」ってね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ところが、自分がいつも気になっていることがひとつあるんですよ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

私、生まれは恵比寿なんですがね、 お婆ちゃんも一緒に暮らしてました。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

昔の人ですから、婆ちゃん、 近所にあるお地蔵様とか八幡様とか、 そういうお寺とか神社なんかに行くと、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

簡単にお掃除したり、お線香なんか上げて、 手を合わせるんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

だから、そういう意味においては私は、 小さい頃から神仏に対しての礼は、 自分なりに、一応通すというか、していたんですよ。