石工の魔女と骨滋の剥製のガーゴイルさん

自分用のまとめ。えっちなやつです。
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屑望喜納子 @motikinako_kuzu

気が狂いそうななかで、少女は自分が彫刻されていることを理解した。内を撫でる指は、至高の美しさを作り出す魔女様の指。

2022-04-29 18:47:31
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

がらんどうの胸の内をさりさりと撫でられる度に身体が跳ねそうになる、しかしまだ魔法が吹き込まれていない身体は、冷たく、動かないままだ。

2022-04-29 18:48:03
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

やがて失われた眼窩の内を灯りが埋める。魔に魅入られた瞳にふさわしい形。全てを見通す金剛石を、有り得ざる真円に磨き上げた瞳。

2022-04-29 18:48:50
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

神々の御業とも言える、全く歪みの無い完全なるダイヤモンドの球体が、瞳の代わりとして少女に視界を与えた。

2022-04-29 18:49:33
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

真剣な魔女様のかんばせ。何よりも美しいものを作ろうとして口を引き結んでいる。

2022-04-29 18:49:58
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

少女は涙を流した。恍惚が身体中を埋め尽くす。骨と白磁を繋ぎ、身体を増設され、削られ、魔女の望む形に作り上げられる一瞬一瞬。

2022-04-29 18:50:52
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

少女が何より愛した、美しすぎる石像の怪異達が見守っていた。羨むような、懐かしむような瞳は、皆が同じ工程を経て生まれてきたことを予感させた。

2022-04-29 18:51:48
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

最高の美しさを作り上げる神の指先に触れられ、削られ、恍惚に身をよじらせて、愛されて生まれてくることの幸福を、姉妹の皆が知っていることを、そして皆が本当に美しい理由を、本能で理解した。

2022-04-29 18:52:41
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「んぁ、あ、ぁい……」 少女が喋れるようになっても、魔女は、何日も眠らず、食事もとらず、ゆっくりと微調整を進める。 「ぁいっ、し、ます、ぅ……♡♡」 拙く愛を呟いた。魔女は返した。 「大好き……あなたは、世界で一番かわいくなる……」 視線を交わしもしなかったが、それだけで絶頂した。

2022-04-29 18:54:20
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

少女の身体は、以前の身体を元に剥製に作り上げられた。身の丈にあわないくらい長大で、胸まで届くような、しかしそれも含めてなお美しい陰茎が生やされた。魔女様や、他のあまりにも美しい姉妹達と愛し合うために、陰茎からは白濁の魔法の泥が吹き出るように作り上げられた。

2022-04-29 18:55:57
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

腹部はくりぬかれて、肋の下はがらんどうだった。皮をめくるとがらんどうの肋の中に、白磁で作られた心臓が鎖でぶらさがり、ちゃらりと音をたてる。がらんどうの胴体には子宮を模した陶が備え付けられる。

2022-04-29 18:57:20
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

やがて、陶器の心臓に魔法が吹き込まれた。

2022-04-29 18:57:40
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

少女は喉のおくから呻き声を上げて、目の前の伴侶へとつかみかかった。

2022-04-29 18:58:02
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

魔女の秘裂は既にしとどに濡れそばっている。肌は赤く染まり、息は荒い。元少女は、剥製のガーゴイルは、魔女様の眼を見た。

2022-04-29 18:58:47
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「あ、ああ、あああぁぁぁぁぐうぅぅぅぅっ!♡♡♡」 声にもならず、魔女の小さな秘裂に自身の陶製の陰茎を挿入した。焼き物なのになめらかに動く、生体のようなそれは、ぬるりと最奥まで侵入し、魔女の子宮口に強かに口づけした。

2022-04-29 19:01:10
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

「……ぁっ♡♡」 とろん、と眼をとろかせて、魔女は身を少女に任せた。しがみついて、愛をねだった。 「あう、はぁう、ううぅぅぅっ♡♡♡」 ごぼ、と泥が溢れるように吹き出して、そのまま陶製の陰茎の中を、ぼびゅるっ、どぶぷるっっ♡♡と潜り抜けていく。

2022-04-29 19:02:43
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

至高の美を作り出す石工の魔女は、もう自らが作り出した美に溺れることしか考えていない。蕩けきった顔で全てを愛する相手に任せている。 魔女が子供のように口を尖らせて、人差し指でとん、とん、と自分の口をつついた。 少女は魔女の唇を頬張るようにして貪る。

2022-04-29 19:04:07
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

人だった頃よりずいぶんと伸びた舌が魔女の喉の内を撫でた。あふれる魔女の唾液が二人の唇の間からこぼれ落ちる。 泥の射精はその間も止まること無く、魔女の小さな下腹部をすっかりと膨らませてしまい、溢れだしている。

2022-04-29 19:05:07
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

射精しながら少女は魔女の身体を、鋭い爪の生えた手で押さえつけ、力任せに乱暴にピストンした。魔女はそれさえも喜び、自身の陰茎から断続的に白濁を垂れ流しながら少女の全てに身を任せた。

2022-04-29 19:06:07
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

あふれでる情欲は収まること無く、魔女の子宮が完全に屈服してしまうまで交わりをやめることはなかった。骨滋の身体はなめらかで、触れれば触れるほど魔女を楽しませた。

2022-04-29 19:07:05
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

二人の交わりは三日に及んだ。部屋の中は泥と魔女の白濁に溢れ、末の妹の誕生を喜ぶ石像達が交わり続ける二人を甲斐甲斐しく世話した。

2022-04-29 19:07:48
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

三日目からは、古城の全ての石像が入れ替わり立ち替わりに魔女と少女と愛し合った。

2022-04-29 19:08:12
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

そうして剥製の魔物は、自身の生前の殆どを失い、一人の伴侶となった。

2022-04-29 19:08:44
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

それから少しした頃の事である。少女を失った村に騎士の足音が近付いていた。 魔女を排出した村に制裁を加えようと言うのだった。

2022-04-29 19:09:31
屑望喜納子 @motikinako_kuzu

だが、迫る軍勢は容易く壊滅した。空から一人の少女が降り来たり、全員を制圧し、命もとらずに追い払ってしまったのだと言う。

2022-04-29 19:10:07
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