ボードゲーム『太平記』ソロプレイ 220504

シミュレーションボードゲーム『太平記』のソロプレイ、並びにプレイ後の感想戦をまとめたものです。『太平記』にはSSシリーズ版とGJ版がありますが、今回は後者を使用しました。
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itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

第5ターン行軍終了時。北畠顕家と高師直が鎌倉を巡って戦う横では、北陸から転進した足利尊氏が北畠勢の上洛ルートを側面から窺う。また、これまでほとんど戦闘のなかった西国でも、両軍ともに軍勢が集結しつつある。 pic.twitter.com/5iSDvem5v2

2022-05-04 18:09:28
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itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

北畠顕家対高師直の鎌倉争奪戦は、敵方の土岐頼貞を調略した北畠勢に軍配が上がる。師直は主君・尊氏が押さえた東山に撤退。

2022-05-04 18:16:17
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

第6ターン行軍終了時。打って出た北陸の斯波勢に山陽の雄・赤松円心が合流し、北畿で新田義貞と戦う。一方、東山では北畠親子と足利尊氏・高師直が対峙。プレイしている自分にとっても意外な展開。 pic.twitter.com/LdVCdAQDOd

2022-05-04 18:36:38
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itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

第6ターン終了。VP3点の京、2点の南関東(鎌倉)と北九州(大宰府)を押さえ、足利勢主力の撃破に成功した公家方が必要VPを獲得、勝利を収めた。というわけで今回のプレイは終了。晩ご飯のあとでひとり感想戦でもやるか。 pic.twitter.com/pOdM0EO7NP

2022-05-04 19:01:16
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itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

さて、晩ご飯も済ませたのでボードゲーム『太平記』ソロプレイの感想戦をつらつらとやってみる。めっちゃ久しぶりのプレイだったので、ルールや定石をすっかり忘れてた。前者はルールブック参照すればいいけど、後者はどうしようもないからなー。

2022-05-04 20:08:27
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

今回のプレイで一番特徴的だったのは主導権と主導権数。最初に、中立武将がどちらの陣営にどれだけつくかを決めるさいの判定は武家方有利。結果、武家方に属する中立武将がめっちゃ多かったので、そのままゲーム開始後の主導権も取れれば、序盤から一気に勝利まで持っていけたと思う。

2022-05-04 20:11:30
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

しかし、実際に立ち上がりの主導権を取り続けたのは公家方。このゲーム、主導権取った側が一軍動かす→取られた側が一軍→主導権取った側が…って感じで交互に軍勢を動かすので、主導権取った側は一番最後、相手より一手多く動かせる。これがあるので、主導権取られるとなかなか難しい。

2022-05-04 20:14:09
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

で、今回立ち上がりは公家方が主導権を取る一方、動かせる軍勢の数を決める主導権数自体はかなり多かった。そのため、序盤は動かせる軍勢と武将の数が少ない公家方はせっかくの数を余らせ気味になり、数が多いはずの武家方は主導権取られてるので、どうしても詰めきれない。

2022-05-04 20:17:02
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

ただ、いま振り返ると、武家方は数が多かったので、それを生かしてある程度各地に軍勢を送り込み、公家方の対応能力を飽和させても良かったと思う。麾下の武士団を集めてその後に決戦というビジョンで両軍を動かしてたけど、今回はそれが公家方有利に働いた気がする。

2022-05-04 20:19:43
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

とはいえ、最初の2ターンで南畿と京まで制圧できた。その間ずっと主導権を取られながら、これであと2点取れば勝利というところまで行ったので、そのまま一気に押し切れれば…。しかし、その後一転して主導権数が2とか3になり、動かせる軍勢がいっぺんに減ってしまった。

2022-05-04 20:22:57
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

面白かったので、この主導権数ががくっと減った状況で、今度は武家方が主導権自体を取り続けたこと。今度は反攻に出たいはずの公家方が困ることに。

2022-05-04 20:24:10
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

× 面白かったので ↓ ○ 面白かったのは でした。

2022-05-04 20:25:09
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

武家方優勢から状況が変化したのは、公家方がふたつの重要な合戦に勝利したところから。前者は楠木正成・脇屋義助の連合軍が京を占領した高師泰軍を壊滅させた戦い。

2022-05-04 20:30:46
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

この結果、畿内を狙う武家方の軍勢は東海にいた高師直軍のみとなり、北畿に新田義貞、南畿は楠正成が押さえて、京をがっちり守る態勢を作られてしまった。あと落ち延びることに成功した師泰が地元の北畿在国ボックスに入ったため、新田勢が押さえる同地域から出陣できなくなったのも痛かった。

2022-05-04 20:32:12
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

もうひとつの重要な戦いは奥羽で発生。北関東に出てきた北畠顕家軍の撃破に成功した足利尊氏・直義軍だったが、とどめを刺すべく追撃した奥羽で迎撃され壊滅。おかげで北畠勢が健在なまま、北関東、南関東(鎌倉。VP2点の重要拠点)ががら空きになった。

2022-05-04 20:35:17
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

また、落ち延びることに成功した尊氏、直義をどこの在国ボックスに入れるかでも、正直なところ判断を誤ったと思う。彼らは全国どこに回してもいいんだけど、公家方の主力軍と同じ、あるいはすぐ移動してこられる隣のエリアを避けるあまり、かえって挙兵しづらいエリアに置いてしまった。

2022-05-04 20:38:18
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

それでも尊氏は、斯波高経が軍勢を糾合しつつある北陸に回したのでそんなに悪くなかったけど、やらかしたのは直義。楠・脇屋軍が守護してる南畿にしてしまったので、北畿の師泰と同じく逼塞せざるをえなくなった。

2022-05-04 20:40:24
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

気がつけば、公家方は新田、楠、北畠がそれぞれ十分な軍勢を保持してる一方、武家方は尊氏、師直だけが軍勢を率いている状況に。しかもその時点で京と北九州(太宰府。こちらも南関東と同じくVP2点)を押さえられ、北関東もがら空きとあっては、そう簡単に逆転できない。

2022-05-04 20:43:27
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

しかも前述の通り、主導権数が2や3になるターンが続いてたので、地方で着々と兵を蓄えている武家方の武将を集合させる、北九州などの地方の拠点を攻める、あるいは攪乱戦術を用いて公家方を分散させるなどの手も使えない。

2022-05-04 20:45:22
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

最後は一発逆転を狙い、山陽の雄・赤松円心を北畿に投入。北陸から進撃してきた斯波勢と合流させ、新田勢に一戦を仕掛けたが、義貞の調略で円心があっさり寝返り。指揮官の能力で勝る予定が崩れ、あとは数の差に圧倒されまいと、早々に撤退するしかなくなった。

2022-05-04 20:49:11
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

一方東国では、足利尊氏と高師直が東山(甲信地方)で合流に成功するも、追撃してきた北畠親子に敗北。これで万事休す。結果、第6ターン終了時点で勝利条件を達成した公家方の勝利となった。

2022-05-04 20:51:18
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

終わってみれば公家方圧勝だったけど、序盤は武家方が一気に押し切れそうな展開だった。両軍ともに安全安心な状態などぜんぜんないまま、攻めるか守るか、進むか留まるか退くか、あっちでもこっちでも悩ましいばかり。

2022-05-04 20:54:13
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

こういうジレンマに苦しめられつつ、それでも勝つためにどれかを選ばなくちゃいけない上、最後は合戦のサイコロに運を委ねるしかないという辺りが、このゲームの楽しさだ…ということを、久しぶりに思い出させてくれた。ああ面白かった。

2022-05-04 20:56:28
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

とはいえ、久々というのもあっていろいろ失敗したのも確かなので、また次の機会でもうちょっといいプレイをしたいところ。京を速攻で落としながら二の矢を放たなかったのと、足利兄弟の在国ボックス入りはマジで失敗したわー。

2022-05-04 20:58:58
itozaki_kei/イトザキ ケイ @itzk_k

ボードゲーム『太平記』ソロプレイ 220504 - Togetter togetter.com/li/1881911 まとめが上手いこと投稿できなかったので改めて。

2022-05-04 21:27:32