写しは、音楽でいえばカバー曲みたいなもんです。 「この刀をお手本に、自分なりに作りました」なので、その刀を名乗ることは絶対にないですし、「国広の最高傑作は長義の写しです」ということがありえるです。 FLOWがカバーした「贈る言葉」はFLOWのCDとして発売されますし、海援隊を名乗ることはない
2022-05-23 19:09:48贋作は、海賊版です。 長義じゃないものを、「これは本物の長義ですよ」と言って売るです。 さっきの「贈る言葉」で言えば、本物をコピーしたものだったり、コピーどころかジャケットだけ差し替えて出したりするパチモンです。
2022-05-23 19:14:38なので、とうらぶで言うと、山姥切国広はちゃんと「自分は国広です」と言ってて、長義の名を騙ってはいないんですね。なので偽物(贋作)ではないんです。 長曽祢虎徹は、本当は清麿なのに虎徹と名乗ってます。なので彼は偽物(贋作)なんです。
2022-05-23 19:18:06(とうらぶ長曽祢は、清麿もそれはそれで名刀なのがややこしさを増しますが…)(でも、彼が「長曽祢虎徹」と名乗っているせいで、本当は蜂須賀や浦島こそが長曽祢虎徹なのに、二振を差し置いて虎徹ですらない刀が「長曽祢」と代表者のように呼ばれてる、この事態を蜂須賀は怒っています)
2022-05-23 19:20:17定期解説がいるやつが回ってきたのでRT。 ややこしいよね。 美術方面の観点として、写しであることは価値を損なうものではないということになっているのだけど、実際問題としてマイナスポイントとして扱うご重鎮もいらっしゃる…(遭遇したことある)
2022-05-23 19:54:22今現在のあるべき形とは別のところで、昭和三十何年前後の刀剣系雑誌(会報といったほうがいいのかな?)の紙面に、写しは芸術ではない、いや芸術だ論争とかもあったりするのよ… waterseed.hatenablog.com/entry/2018/12/…
2022-05-23 19:59:23(山姥切国広展のあとで全然違う場所の刀剣展示に行って、そこの講演だの解説だのやる立場のまじもんの専門家ご重鎮クラスに「なんであんな写しの刀ごときに並ぶのかわからん」と言われたときは衝撃だったのですよ…そのクラスの方でもそういうこという人いるのかと…)
2022-05-23 20:24:09全然いますよなー>重鎮クラスでも写しであるだけで価値が低いという見方をする(そういう方、もちろん贋作とまでは言わんですけどね) その他に、「切れなきゃ意味ない」系の物言いとかもよくきくところであります。
2022-05-23 20:57:38人によっちゃ、へしきりだって「そもそも皆焼なんて切れそうにない、〇〇のほうがいい」とかとか言う方とか、全然いますよな。 三日月だって「あんなに砥ぎ減っていまだに珍重する必要ない」って見解の方もいますしし。
2022-05-23 20:59:19刀剣研究は本当に…本当に、歴史がない…古くからの刀剣書も、すべてふわっとしている…なんでって、今の史学とかのようにきちんと事実を確定させていくアプローチが今までほぼなかったから…でもとうらぶのおかげで、そこにちょっとずつでも整理される道筋が見えてわーいって喜んでる←イマココ なの
2022-05-23 20:28:27ゴジラもそうだったけど、シンを作るのに元の企画原案や撮影技術、社会情勢や何を面白いと感じたのか、そういうものを一つ一つ見つめなおして新しい現代の作品として作り直してる。本歌と写しでしょ。
2022-05-23 20:05:12参考
ネットで読める芸術論
真贋のはざま
ちょこちょこ混乱してる人見かけるやつ。ゲーム前、昭和期から「山姥切長義」の表記はあったし、そう呼ばれた対象は間違いなく本作長義ですよ(ただし徳美はその呼び方を否定)#はてなブログ 本作長義と「山姥切長義」の呼び方と山姥切国広の模作… waterseed.hatenablog.com/entry/2019/04/…
2019-04-06 20:13:33徳川美術館が山姥切長義の呼称を用いたことはないけれど、昭和の研究家が山姥切長義の名で読んだ刀は間違いなく本作長義のことである、っていう状況が本当に説明ややこしいなあと思うよ…
2019-03-31 19:21:34久しぶりに伸びそうなモードになってるので宣伝つけときますー。 まんば推しが高じてもろもろ調べまくって、論文の参考文献にもなった同人誌だしておりますのでよろしければ。 ミュログさんに委託してるので押形グッズと一緒に買えますよー museumlogs.buyshop.jp/items/58738579
2022-05-23 21:24:01