千早、猫千早と出会う。

格無しP @kakunasisan28

ミニサイズの猫千早。略してねこちー。

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ミニサイズの猫耳猫しっぽ千早ことねこちーがちょっとずつ千早に慣れていって、千早の両手のひらの上で懸命に千早の真似をしてくるくる踊って目を回して千早に「あらあら、仕方ないわね」という感じで抱きしめられるとかそんな感じですよ。あと言葉と仕草はあくまでも猫。

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【千早とねこちー・承前】Pと共に弟の墓参りに行って数日、千早は買い物帰りに夕立に遭ってしまう。濡れ鼠になりながら自宅近くで雨宿りをしていると、傍らにある段ボールに気付く。ふと覗いてみると、手のひらサイズの女の子が猫の耳&尻尾を付けて千早のことを見上げていた。千早そっくりの姿で。

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【千早とねこちー】ねこちー「……」千早「こ、子供？　でも、猫の耳と……尻尾？」ち「……」千「しかも、なんだか私そっくり……？」ち「(じーっ)」千「ほら、おいで？」ち「ふかーっ！！」千「っ！？」ち「ふーっ……」千「……ふふっ、まるで765プロに来たときの私みたい。ほら、大丈夫よ？」

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【千早とねこちー２】ち「ふ～っ……」千「仕方ないわね。えっと、牛乳、牛乳……うん、あった。確か、冷たいままだとダメだから、浅めのお皿に入れて常温に戻して――」ち「みゃっ！！」千「きゃっ！？」ち「(ぴちゃぴちゃ)」千「もうっ、あわてんぼうなんだから。まだまだ、たくさんあるからね？」

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【千早とねこちー３】ち「……」千「あら、ごちそうさま？」ち「(……とてとて)」千「えっ、す、隅っこ……ああ、寝るのね？　ちょっと待ってて。今、毛布持ってくるから」ち「(構わず片隅でうずくまる)」千「もうっ、お構いなしなんだから……プロデューサーが見たら、そっくりだって笑うのかな」

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【千早とねこちー４】千早「猫のごはんは生後4ヶ月まで牛乳で、以降はペースト状の離乳食……って、どうしたらいいのかしら。耳としっぽがあって小さいけど、それ以外は私そっくりだし」ねこちー「(もぞっ)」千「あら、起きた？」ち「(もぞもぞ、じたばた)」千「も、毛布が絡まってるわよ！？」

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【千早とねこちー５】千早「だ、大丈夫？」ねこちー「(じーっ)」千「よかった、ただ絡まってただけみたいね」ねこちー「(じーっ……とてとてとてっ)」千「あ、ちょっと、そっちの部屋は――」ち「(構わずに入り、千早の布団の上にうずくまる)」千「もうっ、お布団上げようと思ってたのに……」

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【千早とねこちー６】ねこちー「(うずくまりながら、じっと千早のことを眺めている)」千早「仕方ないわね。猫用の牛乳も買っておいたから、お皿に入れておくわよ」ち「っ！」千「怖がらないで大丈夫よ。はい、これ」ち「……(背を向けて寝始める)」千「もうっ、そこまで昔の私そっくりなのね」

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【千早とねこちー７】千早「ふぁ……ふぅっ。ちょっと眠いけど、お布団取られちゃったし……リビングで寝ましょうか」　(数時間後)千早「くー……」ねこちー「(とてとて)」千「すー……」ち「(じーっ)」千「くー……」ち「(かぷっ)」千「きゃっ？！」ち「(かぷかぷ)」千「あ、甘噛みっ？！」

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【千早とねこちー８】ねこちー「(千早の左手小指をかぷかぷちゅーちゅー)」千早「……もしかして、お乳が出ると思ってるのかしら」ち「(かぷかぷ)」千「でも、痛くないってことは、まだ生まれて間もないみたいね……ほ乳瓶、買ってきてあげようかな」ち「……？」千「(じーっ)」ち「(じーっ)」

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【千早とねこちー９】ねこちー「……みゃ？」千早「あなた、独りぼっちなの？　一緒に住む？」ち「……？」千「人の言葉はわからないか。でも、気の済むまでいてもいいからね」ち「……(再び千早の指をかぷかぷ)」千「こうして見ると、本当に私そっくりね。名前は"ねこちー"でいい？」ち「みゃあ」

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というわけで第一部・完

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【ねこちーと千早の一日１】6:00千早起床。寝てるねこちーを起こさないよう、ジャージに着替えてランニング。6:15ねこちー起床。千早がいないことを確認して部屋を彷徨う。7:00千早帰宅。ビニール袋がかかった鍋の中でもがいてるねこちーを発見。8:00簡単な朝食。ねこちーは猫ミルク。

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【ねこちーと千早の一日２】8:30千早はヘッドホンをつけて先日出した新曲の確認。「構え」とねこちーが千早のお尻をかぷかぷ甘噛み。8:35ヘッドホンを外してねこちーと一緒に聴き入る。9:45お仕事に向かう。ねこちーはお留守番。10:00ねこちー、千早の真似をしてＣＤのボタンを押す。

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【ねこちーと千早の一日３】10:05スピーカーから流れてきた千早の歌声に安心しつつ眠る。13:00起き上がって、机に固定してある哺乳瓶から猫ミルクを飲む。また寝る。19:00千早帰宅。早速千早の足を甘噛み。19:30帰りに買ってきたドールファッションをねこちーに着せて夢中になる。

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【ねこちーと千早の一日４】21:00ふと気付くと夜も遅かったので夕飯。千早はコンビニの鮭おにぎり、ねこちーはお試しの離乳食。21:30鮭おにぎりを食べた千早のにおいに反応し、ねこちーがじゃれつく。22:30お風呂。人型のねこちーも洗面器で入浴。23:30布団で一緒にお休みなさい。

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【千早とねこちー10】千早「ただいま」ねこちー「(とてとて)みゃー」千「すっかり遅くなっちゃったわね。ごめんなさい」ち「(千早のズボンの裾をくわえてくいくい引っ張ってる)」千「今すぐごはんにするわ。はい、離乳食」ち「……？」千「新しいごはんよ。今、缶詰を開けるから、待っててね」

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【千早とねこちー11】ねこちー「(すんすん)」千早「どうかしら」ち「……？」千「まだ、わからないかしら。えっと、スプーン、スプーン……はい、これ」ち「？」千「ご、ごめんなさい。いきなり渡されても困るわよね。どう？　持てる？」ち「(渡されたスプーンをくわえる)」千「そうじゃなくて」

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【千早とねこちー12】ねこちー「(わけがわからず首をかしげる)」千早「こうやって持って……って、そういえば肉球だったわね」ち「みゃー！」千「私そっくりだから、つい。じゃあ、私が食べさせてあげる」ち「……！　みゃっ！」千「おいしい？」ち「(かぷかぷ)」千「よかった。まだあるからね」

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【千早とねこちー13】ねこちー「♪～」千早「私も、おにぎり食べようかしら」ち「！！」千「だ、ダメっ。私のごはんだから」ち「ふ～っ」千「威嚇してもダメ」ち「(千早の膝でごろごろ甘える)」千「の、海苔だけ、少しだけよ？」ち「みゃあ♪」千「……どうしても、小さい子に甘くなっちゃうわね」

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【あずささんとあずにゃさん】あずさ「あら、段ボール？」あずにゃ「あにゃ～？」あ「この子、もしかして……」に「にゃ～にゃ～」あ「一緒に、来る？」に「あにゃあ♪(あずさの服の隙間に飛び込む)」あ「あ、あらあら。甘えん坊さんね」に「(ごろごろ)」あ「ミルクか何か、買って帰りましょうか」

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【千早とねこちー14】千早「この子の髪って、私ぐらいの身長にしたら同じぐらいの長さなのよね」ねこちー「？」千「ちょっと、触らせてもらってもらうわね」ち「(ごろごろ)」千「ああっ、じゃれつかないの」ち「(猫耳をぱたぱたさせ喜んでいる)」千「もしかして、こうされるのが好きなのかしら」

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【千早とねこちー15】ち「みゃあ」千「そう、ねこちーのお気に入りなのね」ち「(千早のお腹のあたりをよじよじしてる)」千「だっこしてほしいの？　わかったわ。んしょっと……ほら、これでいいかしら」ち「みゃっ♪」千「こうして姿見で見てると、私たちって本当にそっくりね」ち「みゃあみゃあ」

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【千早とねこちー16】千「うん？　ああ、鏡が珍しいの」ち「(千早の腕から飛び降りて、姿見に近づく)」千「ふふっ、これがあなたの姿よ」ち「？(鏡の中で後ろから来た千早と後ろにいる千早を見比べている)」千「こうして、いつも頭をなでてるの」ち「♪(鏡の中の自分を見て顔を赤くしてる)」