ロストベルト6.5 与太顕現界域 トラオム

ホームズが探偵として異星の神に依頼されて本来なされるはずだったのはそこ(被検体Eの飛来と実験→空想樹と呼称される同種の飛来までの一連の事件)の解明と確定なんだとおもう。確かに探偵としてのホームズは乗るし居たら駄目だ。

探偵・明かすものとしてそれが仮に人理の継続を困難にするものでも、依頼されたらそれがどうあれ「謎を解かないといけない」のが探偵だからな。

ホームズがトラオム見過ごした推理ミス自体も今回の話から意図的なもののはずなのでホームズの役割が丁度あのタイミングで果たされた話みたいなんですよね
独白からして

ややこしいのは証明にホームズを使う以上、空想ではあっても虚偽ではないはずってことなんだよね。虚偽であれば名探偵は必ず否定するはずなので、空想上ないし虚構の内においては事実でなければならない。

少なくともトラオムでホームズの役割は達成されるはずなので最善にかかるのがこのタイミングでの覚醒が異星の神にとって最善なのか直前で消滅することがカルデアにとって最善だったかのどちらかで変わる部分でもある

実際のところオリュンポスでのホームズのゼウスによる能力低下時にわざわざ異星の神に勝てないとかやり始めたあたり無意識的にその辺が出たのかなとは思ってる
完全な利敵行為はそことコヤンスカヤ覚醒で異星の神の利になるミスだし

6.5章、勝手に生み出され勝手に存在を否定されたけど「あなたの伝説が今でも残ってるってことは、それだけあなたという存在が汎人類史に愛されてるってことだよ」を贈られるヨハンナだったり、誰の記憶に残らずとも構わないと全存在をかけて
門を開けたローランのことをそれでもプレイヤー(FGOの読者)は覚えてたり、幻想みたいな騎士物語から存在が生まれたシャルルマーニュだったりを通して、物語を物語として楽しみ愛し記憶に残すことを肯定されてるのが良かったな〜って思ったし、「物語を物語として消費されることが許せない」オベロンがいた6章の後にこれをやる意図〜〜〜ってなる
どちらが良い悪いという話ではなくどっちの考えを持つキャラクターも存在してるのがいいよね

ところでシャルルマーニュの第三再臨を隠してたの、てっきり6.5章のどっかでカール大帝としての霊基を取り込んだハイパーモードみたいなものが出てくるんだと思ってたけどまさか
最後まで冒険野郎シャルルマーニュで駆け抜けるのでカール大帝っぽさが出る第三再臨はお預けという意味だったとはね。

あと霊衣解放クエストのカール大帝つえーよ特殊体制15回は多いっつーの

ゼウスがアホになる光線を撃ったのはホームズが異星の神の使途であると認識していたからか、それともただのホームズとして認識していたからか。特に解明すべき謎は存在していないし、前者っぽい気がするかなぁ

ゼウスはホームズを異星の神の使途と認識していたので見んじゃねーよエンガチョしたけど、ホームズは自分の素性をすっかり忘れてカルデアに利することに注力していたため、アホになって異星の神に利した言動をとってしまったすれ違いありそう

異星ではなく未来からの侵略者だとしたら、それはそれで余計敵とマリスビリーの目的がわからなくなるんだよな……

これまで散々「はいはい、今は語るべき時ではないんでしょ」と擦られて来たわけだけど、まさかここにきて「推理しない、語らないことが一番汎人類史にとっての利になる」可能性が生えてくるのホームズ……ってなる

何となく中途半端な推理は状況の悪化を招くと思ってはいたけど、問題解決に取り掛かる、推理すること自体がよくなかったみたいなのは想定してなかった。

トラオム、正体不明のマスター（たち）は検体Eではなく青本視点で語られる枝に殺された人々何じゃないかと見てる。徐福ちゃんの話によればマスターの性格は一人一人ちがうっぽいのに共通して"どうして"と思ってるようだし、理不尽に命を奪われているような雰囲気がある。

もっとも、張角のマスターに関しては「憎悪というより責任があるから汎人類史への叛逆を望んでいた」というようなことが語られているので何か他のサーヴァントのマスターとは異なる特別な立ち位置にいるような感じだけど