アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、家なき子15話演出:表現者

まきもgpfb @makimogpfb

#高屋敷氏演出家なき子15話 25 その後、アーサーの勉強中にジョリクール(ビタリス一座の猿)が騒いでしまい、アーサーは苛つく。ここも芝居づけが幼い。宝島(演出)、DAYS(脚本)と比較。 pic.twitter.com/wdflkwA9W7

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#高屋敷氏演出家なき子15話 26 レミに八つ当たりしたアーサーを、ミリガン夫人は叱る。 怒り方が、カイジ2期や陽だまりの樹などの脚本作とも重なるものがある。 pic.twitter.com/RRKYN4Y6Ig

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#高屋敷氏演出家なき子15話 27 ミリガン夫人は、レミに謝るまで相手をしないとして、アーサーに一人で勉強させる。鳥が映るが、鳥は頻出。柔道讃歌(コンテ)、宝島(演出)、RAINBOW-ニ舎六房の七人-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/PYRTz3zhFI

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#高屋敷氏演出家なき子15話 28 アーサーは本を音読するうち眠ってしまい、本を落とす。ここも、手による感情表現。ストロベリーパニック・RAINBOW-ニ舎六房の七人-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/FOGdmqqbci

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#高屋敷氏演出家なき子15話 29 レミは本を拾い、眠るアーサーに本を音読し始める。無邪気な寝顔の表現は、様々な作品に見られる。陽だまりの樹・F-エフ-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/aRNJH6jNTo

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#高屋敷氏演出家なき子15話 30 レミの読む話のイメージで、かわいい狼が出るが、個性的な狼はよく出る。マイメロディの赤ずきん(脚本)、まんが世界昔ばなし(演出/コンテ)と比較。 pic.twitter.com/RhlED0zSGi

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#高屋敷氏演出家なき子15話 31 目覚めたアーサーと、レミはしばし見つめ合う。ここも表情の「間」。ストロベリーパニック(脚本)と比較。 pic.twitter.com/95G5x6dNbT

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#高屋敷氏演出家なき子15話 32 アーサーは、レミに謝る。キャラとキャラの心が通うのを描写するのは、めぞん一刻(脚本)などでも丁寧。 pic.twitter.com/Gs1PxwGLtI

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#高屋敷氏演出家なき子15話 33 アーサーはレミの音読を褒め、もっと話を読んでとせがむ。やはりここも、心の通い合いの描写が良く、それはDAYS(脚本)でも発揮されている。 pic.twitter.com/Kp5AH3YyyW

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#高屋敷氏演出家なき子15話 34 そしてレミは、初めて蒸気機関車を目にするのだった。1980年版鉄腕アトム(脚本)では、AI制御のSLが出るし、ルパン三世2nd(演出/コンテ)では列車を使ったギミックが出るので、高屋敷氏は列車に縁がある。 pic.twitter.com/E7e6EnZ1uN

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ1 家なき子、宝島といった高屋敷氏の演出作は、全体的にキャラが幼く可愛らしく、朗らかであるといった傾向があり、割と苦み走った印象がある出崎統監督の作風と大分違う。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ2 これは私が最初に気付いた高屋敷氏の作風であり、かなり突出したものであると思う。とにかく出崎統監督の一般的なイメージの対極にあると言ってもいいもので、大いに驚かされた。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ3 特に、キャラの笑顔が印象深い。これは高屋敷氏の脚本作にも言えることで、とにかく「笑う」ことは大事なことなのだと、あらゆる作品で主張されており、同氏の強い意志を感じる。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ4 あとあらためて見てみて気付いたのは、表情の「間」だ。不思議とそれは(絵に関与できないはずの)脚本作にも出ており、台詞に頼らない芝居づけの姿勢が出ている。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ5 このような(台詞に頼らない)姿勢を脚本作でも発揮できるのは、演出経験も豊富な高屋敷氏の強み。他にも同氏は、太陽や月、自然、静物などでふんだんに「間」を作る傾向があり、比較すると面白い。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ6 つくづく思うが、高屋敷氏は演出でも脚本でも、やっていること、表現したいこと、主張したいことが一緒であり、その手腕と個性にはいつも唸らされる。 これは並大抵のことではない。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ7 演出か脚本かといったことは、高屋敷氏にとっては表現方法の違いに過ぎないということなのかもしれない。それにしても、あらためて演出と脚本の境界がわからなくなってくる。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ8 高屋敷氏が半世紀近くアニメに携わってきたのは、やはり自身が「表現」したいものが相当に強いのもあるのではないだろうか。演出家、脚本家という前に「表現者」と言える。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ9 一方で、出崎統監督は長年、竹内啓雄氏・高屋敷氏の二人の個性の「突出」を押さえつけることも、統一を図ることもしていないのが意外なことである。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ10 出崎統監督こそ、個性の塊であり、一般的には作品を自分色に染めると思われがちだが、マッドハウスに属していた時代は、本当に各演出の個性を尊重しているように見受けられる。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ11 それ(高屋敷・竹内両氏の個性)が最もいびつに出ているのはマッドハウス初期作のエースをねらえ！(出崎統監督作)であり、本作はその時分より洗練されているが、やはり両氏の個性は目立つ。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ12 両氏の個性が強すぎたから自然とそうなったのかもしれないが、スタッフの個性を剥き出しにしたままにする、出崎統監督の意外な一面を知ることができるのもまた、本作の醍醐味。今後も注目していきたい。

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#高屋敷氏演出家なき子15話 まとめ13 こちらも紹介: 以前書いた、RAINBOW-ニ舎六房の七人-(高屋敷氏シリーズ構成・脚本)に関するブログ記事一覧↓ makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…