スペクトラム・シャンディ『PRISMA 001』感想まとめ

空音 @ideal_howl

さておき、そうした落としどころは良く、まあそうですよねという気持ちになった。いくらか脇道に逸れる話としては、咲耶の「世界」理解の話をもっと聞きたいぜという気持ちもある

空音 @ideal_howl

というか単純に、「ここで踊れ！」「霧子の思考の独特さは（略）読者は漠然と受け取っていたに違いないと筆者は信じる」「全部霧子の感覚のなかだけの話（略）と判断してほしくない」「（霧子は感受性豊かな少女、ほんとにそれだけなの？）その通りだと筆者は答える」注22、辺りの態度が好みなんですね

QUCCO @frifriopanchu

prisma、【十二月短編】【階段式純情昇降機】についての論評を読みました。凛世がカルメンと並べられるということ自体が、「2人は同じようにその恋路がハッピーエンドを迎えることはない」ことと、しかしまた「2人は違う人だから、凛世の着地点は破滅でもない」てことの表明なんだな、と思う

QUCCO @frifriopanchu

シャニはどのカードもキャラクターを構成するものとして必読というか、「全部知っとけよ」の圧が強い方のゲームであるというのがよりはっきり出てるのが凛世ちゃん、ないしは凛世ちゃんに対する末吉さんの読解なんだなと思いました　その上で「知らない凛世」の話が出るのはメタ的にも切ない部分だな…

QUCCO @frifriopanchu

階段式の方、例の「でろ〜」については別のオタクと「この会話(お笑い的に)そんな面白いか？」的な話になったことがあって、いやダチに言って爆ウケする話ではないよ、でも恋は究極最小単位の内輪ノリをどこまで楽しめるかみたいな要素もあって、これは凛世が日本一恋をしてる証明なんだろが！と思った

QUCCO @frifriopanchu

ダチと恋バナしてて(オタクが恋バナすんな)、ダチと気になるあの子のLINEを読みながら100000000回「このクソつまんねえ絡みしててなお嬉しそうだから大丈夫だって！脈あるよ！生きてるって！！！！！」つったよ　そういう部分ありますよね　あるよ

QUCCO @frifriopanchu

現実の人間を取り扱った恋愛トークほどエモーションから遠ざかってるもんないから(思想)

QUCCO @frifriopanchu

だから惚気っておしなべて面白くないんだよ　最小単位の内輪ノリの流出だからね

QUCCO @frifriopanchu

これは面白くねえエピソードトークだから聞く価値がねえという話ではなく、むしろ面白くなければないほど歓迎すべきという感じなんですよね

QUCCO @frifriopanchu

てつがくはさっぱり分かんねえけど霧子デカルト論を…読むぜ

QUCCO @frifriopanchu

序文から「哲学を小難しくするな」みたいなスノッブ的なアレソレに対するアレがあるのかな…？と感じ、この「おれは分かんねえけどよ」の予防線を恥じる次第ですね　これもまたそういう哲学のありように手を貸してる発言だと思われるので

QUCCO @frifriopanchu

prisma、霧子とデカルトについての論評を読みました。デカルトの理屈であるところの「我思うゆえに我あり」とか、「この感覚的に捉えた世界の不確実性」的な話が全部面白かった。自分の立っている場所が曖昧になっていくような不安感や、その上で確かなモノに対する感動が感じられて楽しい話ですね。

QUCCO @frifriopanchu

でも一方で、「咲耶さんはここにいるのに…」っていう(議論上は一旦でも存在が疑われてしまう)切なさというか、それが翻っての「この咲耶さんが次もこの咲耶さんなら嬉しい」という霧子の感覚がすごい自分の体感として腑に落ちたと思います。

QUCCO @frifriopanchu

ていうか「我思う故に我あり」の背景の文脈というか、こんなに切実に「確かなモノ」を探して掴んだひとひらだとは知らなくて、デカルトよかったねえ！となってしまった。夢でも現実でも嬉しい、めちゃくちゃ実感できるな…

QUCCO @frifriopanchu

個人の感想ですけど、霧子とデカルトの考え方は真逆を行っているらしいというのに納得したし、最終的には理屈と感覚どちらを見ているかで対極なんだろうけど、こう「夢でも、夢でなくても、嬉しいよ」というワンフレーズで同意できたりするんじゃないの、まあ言いたいことは逆なんですけど、みたいな。

うなきち @JohnnyMk292

これ今全部読み終えたんですがすごく面白かったのでオススメです。

うなきち @JohnnyMk292

元のコミュを読んでいた方が当然理解しやすいし楽しめるだろうけど、しっかりとこういう流れがあって…こういうセリフがあって…という引用をした上での考察だったりが描かれているので、読んでいなくてもそれはそれで十分問題なく楽しめる一冊だと思います

うなきち @JohnnyMk292

それこそ元々の引用元であるカルメンやデカルトの方法序説だって自分は全く知らなかったけど、ちゃんとそこら辺も知らない人でもわかるように原文の引用、ざっくりとしたあらすじや解説が描かれていたのでスッと飲み込めたしとても楽しめた。

スペクトラム・シャンディ @spectrumshandy

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