エリー提督と加賀さん日記まとめその10

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「そうよ。ご近所さんは顔見知りだし、テレビに出たこともあるじゃない」 「こんな僻地にまで来てくれるのは知り合いだけだ。何も心配することはないぞ」 「そっちじゃなくて、私自身が……」 「一年も提督をしていて、まだ他人が怖いのか？　自分に自信を持て」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「まあ任せろ。お前たちは屋台を楽しんでいればいい」 「出すの！？」 「当たり前だろ、もう手配済みだ。当日が楽しみだなぁ！」アハハと笑いながら出ていく山風。 「アイツにしては珍しく楽しそうじゃない。楽しみにしてて良さそうね」むぅ…… #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「安心なさい、前日にはアタシを食べさせてあげる。他の人や艦娘が目に入らないくらいに満足させてあげるわ」上着をめくり、おへそを見せる叢雲。私の鼓動が早くなります。 「だからね、アンタはゆっくりと待てばいいの。わかった？」コクリと頷きます。満足そうな叢雲。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

ザラ。ポーラの姉にしてZARA級巡洋艦の一番艦。当鎮守府ではポーラと一緒にバーを開いています。 そのザラが自分のバーで潰れていました。 「れすからていひょく。ポーラは海戦でも活躍しているりゃないですか。私らってやれるんれす！」 かれこれ小一時間捕まっています。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「あーわかった。誰かと模擬戦闘をして判断する！」 「！！　ザラ、やりまひゅ！」飲酒運転ならぬ飲酒戦闘は駄目だよ！ #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

そんな流れから朝から夕立とザラの演習がありました。「練度1と言っても重巡。120を超えていても駆逐艦。流石にマスターに優しすぎるんじゃないのか？」長門さんです。バーを利用することがあるのでマスター呼びなんです。 優しい？　まあ見てなって。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「夕立ー。大破はさせてもいいけど轟沈させないでね〜」 「そのくらいの加減はできるっぼい。馬鹿にしないで！」 「何積んだの？」 「主砲に魚雷に電探。あと見張員さんがついてくれてるっぽい」 「本気じゃん」 「お前にもいいところ、みせないとね？」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「はじめ」加賀さんの合図で演習開始です。 出方を見るように副砲で牽制するザラ。夕立は水上を走り…ザラに一直線。 「いつも思うのですが。夕立さん、疲れないのかしら」 「滑らないで走るから？　波の感触を足で感じたい、って言ってたねぇ」 「そう」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「うわぁ、海外艦の砲弾は大きいね。当たるといたそ〜」呟きながらもザラに近づく夕立。 「ちょこまかと避けないで！」 「痛いの嫌だから避けるっぽーい」あかんべをしつつもサイドステップ、主砲を用意。 「ぽい！　ぽい！」 「痛い！　でも被害は軽微です！」ザラに命中。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「顔を覆ったら夕立がどこにいるかわからないよ？」撃ち続ける夕立。 「このお！」ザラは主砲と副砲を織り交ぜて夕立を追い払いにかかります。 「ぽーい」ジャンプ、バックで小さく躱し、削りながらも距離を詰める夕立。 「舐めるなぁ！」外れ弾が着水、大きな水飛沫。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「！！　いい波が来たね。それじゃ、最高のパーティー、始めるっぽい！」飛沫を盾に身を低くし、足下の高波を蹴り……高く跳ぶ夕立。ザラからは飛沫で一瞬どこにいるか見えませんでした。 「あいつの戦い方真似るのは嫌だけど、夕立のほうが上手くできるって見せてやる！」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

飛翔。ザラの砲弾の前に魚雷を置き、誘爆を誘って。その爆風と魚雷の破片をを足場にして更に高く跳ぶ夕立。 速度と高さを増し、ザラを飛び越えます。 「そんな！？」頭の上を超えるときに顔面に向けて主砲一発。背中の上から魚雷を1つ落とし、更に兵装に向けて主砲。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

夕立が着水。水面を滑りザラの方に向き直る……と、「ぎゃあ！」ザラの悲鳴。 煙突に魚雷を受けたザラは出力の低下を起こし、また頭部を大きく抉られています。兵装も半分ほどが使えなくなっていました。 「夕立の勝ち……さすが重巡、まだ動けるのか」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「ザラの戦意喪失を確認。夕立の勝ちよ」手元の端末を見ながら、加賀さんがよく通る声で言いました。 「！？　ザラはまだ戦えますわ！」 「殴り合う気？　おやめなさい。先程の雷撃で煙突が壊れたのはわかるわよね？」 「ええ、でも…」 「背中のコネクタをやられているの」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「マスター、そのままだと艤装が外れる。明石に直してもらったほうがいいぞ」長門さんも言います。 「これが練度の違いだよ。お前も提督に頼んで戦いに出してもらうといいっぽい。そんでまた夕立にかかってこい！」 「はいはい。お前もドック行きな」「うん！」擦り傷が増えました。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

ザラです。再度の演習を希望しに執務室に来ましたが、この『お楽しみ中、用事はまたにして』というドアプレートは何なのでしょうか？ 「ザラねーさまぁ、今は執務室には近寄らないでくださぁぃ」 「あらポーラ。私の後を追って？」 「このプレートのときは来ちゃだめなのぅ」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「お楽しみ中って。ゲームか何かではないの？」 「ザラねーさまは夜歩きしないですもんね。提督が怖くなるから、帰りますようー」 「何よ、もったいぶるわね」 「……人喰い人魚が出てるかもです」小声。「明日来ましょう。ポーラと飲み明かしましょ〜」 「えぇ、そうね」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「誰かの気配は消えたわね」 「そう。叢雲、このぶどう酒美味しいね」舌を出してグラスを舐めている提督。 「あ、馬鹿！　……まあ今夜はお誘いに来たんだけど、一人で酔わないでほしいわ」 「お誘い？　わ、わあ！」叢雲がパジャマのボタンを外し始めたからです。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

下着をつけずに来ていた叢雲。パジャマが揺れるたびおへそや胸がちらりと目に入ります。 「何よ、アタシが裸族なのはわかっているでしょ！？」 「そうだけど、でも……」 「格好良く誘おうと思っていたのに台無しだわ！」ベッドに腰掛ける叢雲。そのまま仰向けに。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「明日だと当日に血の匂いが残るじゃない。だから今夜、と思って」枕を抱えて丸まる叢雲。 「食べていいから、ほら……するわよ？」 可愛らしい仕草に、執務机の上のグラスもそのままにそちらに引き寄せられていく提督。 「扉は？」 「お楽しみ中。誰も来ないわよ」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「そう」ベッドに上がり、寝転ぶ叢雲に軽くキス。 「……果物とアルコールの味だわ」 「叢雲もだよ。お酒と、女の匂いがするよ」 「何よそれ」笑いながらもこちらと身体を入れ替え。ベッドに寝かされました。 「おや？　私が下？　んぷっ」顔に跨ってくる叢雲。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

私の服を脱がしながらも腰を揺らしていいところを舐めさせてくる叢雲。 「んっ、そこ、上手よ。さ、腰を上げて」上も下も脱がせてくれる叢雲。 「昂ぶってきたら言えないから今言うわ。一年間ありがとう。らい……」 「いらないよ、お前とは死ぬまで一緒だ」「……そうだったわ」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

再度身体を入れ替えて叢雲を組み敷いて。左胸を弄りながら、抉れたままの右胸に舌を這わせます。 「その気になってくれるの？　嬉しいわね」 「今夜は骨も残らないくらいに愛すよ。やりすぎて修復できなくなったらごめんよ」 「別にいいわよ。アンタの望むままに」 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

「カブールごめん、いつものやつお願い」電話で掃除を頼み、私は叢雲だったものを抱えてドックへ。頭までしゃぶり尽くしたので、胸部と大きな骨だけです。大発いらず！　強化風呂敷に包んで、中身が漏れないように運びましょう。 #加賀さんとエリー

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

今日は任務パネルのメンテナンスでした。遠征もない艦隊の面々は明日のための屋台を出したり出し物の練習に力を入れていました。 私は叢雲をドックに運び、状態を見た霧島にドン引かれていたりしました。 ＃加賀さんとエリー