二卵性双生児としての資本主義と社会民主主義。あるいは21世紀における社民主義の多少の手詰まり感。

ピゾナ @pizonat

社会民主主義に多少の手詰まり感があるのかも。たとえば、20世紀初頭のアメリカの女性の賃金は男性の半分だったが、平等賃金法（同一労働に対する男女の賃金差別を禁止）の施行によりこの問題は改善した。 pic.twitter.com/b2NwLxDVdk

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承前）かように広義の社民主義は資本主義に対して社会の不公平不公正の問題改善を突きつけて呑ませることで社会改良を為してきた。つまり、社民主義はこれまでかなりの成果をあげてきたのは事実である。資本主義が社会福祉をも取り入れるほどに。

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そこから先の社会改良のネタが乏しくなってきたというか、ある程度目標を達成して壁にぶつかってきているという面はあるのではないか。このような、言っちゃ悪いが細々とした課題を数多く掲げるのみで、人々の心をグッと掴む大目標を掲げることに成功していない。 twitter.com/pizonat/status…

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もしかするとLGBTの人が就職できないという、平均賃金格差以前の不平等・差別があるのかもしれず、もしそうならLGBT差別を細々とした課題と言ってはいけないが。

ピゾナ @pizonat

女性や黒人の賃金を白人男性と同一にしたらアメリカ経済は成り立たないとか主張していた人もいたのであろうが、同一にしてもアメリカ経済は成長し続けているし、社会福祉を取り入れても資本主義は成長し続けているので、やはり資本主義はすごいのだとも思う。

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社会民主主義と資本主義の関係は、野球の投手と捕手（女房役と言われる）にも似ているかもしれない。どんな凄い球≒剛速球や大変化球も受け止めるが、暴投は受け止めきれない。捕手としての資本主義が受け止められる範囲の凄い球を投げるのが社民主義の役割なのかもしれない。

ピゾナ @pizonat

資本主義の誕生から少し遅れて社会民主主義も機能し始めたと考えると、20世紀における社民主義の成果及び、21世紀における社民主義の若干の手詰まりも理解できる。

ピゾナ @pizonat

承前）つまり、20世紀型の社民主義は少なくとも日本含む先進諸国においてはほぼほぼ達成されたのであり、21世紀型の社民主義こそが求められているのであり、それを見つけ出し発信できれば社民主義は21世紀においても資本主義に抗する有力なイデオロギーとして存続し得ると考えてよいのだ多分。