死ぬのがこわくなくなる話 第40話

渡辺浩弐 @kozysan

・飛び降り自殺した、ように見えた彼女が消えたのは、つまりSHINEが関わっていたこと。

渡辺浩弐 @kozysan

・SHINEのアルコアとの共通点もとい優位点。アルコアの場合、契約者が危篤状態になった段階で現場に急行。ただし冷凍作業にとりかかれるのは、医師が死亡を確認した後。法的に臨終の裏付けをとった上でなければ殺人ないし自殺幇助という解釈。罪を問われる可能性。技術的にはここが大きなネック。

渡辺浩弐 @kozysan

・SHINEは特別な情報網、ないし組織的な監視能力を維持している。巨額の資金はそこに?

渡辺浩弐 @kozysan

・その能力をもって会員の日常を見張る。四六時中尾行しているわけではなく居場所を確認している程度かもしれないが、もし死に至るような状況があれば、現場にかけつける。そして死んだ、いや死にかけた時に、すばやくその体を回収する。

渡辺浩弐 @kozysan

・何のために? ……SHINEのシステムなら、あのサイトに述べられている方法を真に受けるとしたら、肉体を冷凍保存する必要はないはずでは。

渡辺浩弐 @kozysan

・DNAの採取は生前に可能。入会と同時に既に取り出され、完全な状態で保管されているはず。

渡辺浩弐 @kozysan

・その遺体、全身は、データベースとしては他に使い道があるのかもしれない。もしかしたら、冷凍ないし乾燥の状態で保管されるのか。

渡辺浩弐 @kozysan

・思い出した。彼女が言っていた。「わたしの体を利用すればあなたを殺人犯にすることも簡単」と。

渡辺浩弐 @kozysan

・そうだ死を超越した彼らは、死体をただの物体としてしか見ていない。葬式や火葬、埋葬などの必要もない。としたら、死体を活用して何かとても実利的なことを行っているのかもしれない。

渡辺浩弐 @kozysan

電波入ったので、ここまで、まとめてアップした。

渡辺浩弐 @kozysan

電波よ枠なってる

渡辺浩弐 @kozysan

電波きた 同時に、メールも届いた。先方は、僕の居場所と電波の状況まで把握しているようだ。

渡辺浩弐 @kozysan

「死体のことを心配されているようですが、心配は無用と思います。彼女の物理的な肉体は、存在しますが、存在意義はもう、ありません。ゴミと同じです。

渡辺浩弐 @kozysan

ただしそれが死体として見つかること、記録に残ることが、彼女のアイデンティティーを傷つける可能性がある。

渡辺浩弐 @kozysan

我々は、それを避けるために行動しただけです。

渡辺浩弐 @kozysan

いや、これは我々の考えではありません。我々は勝手に会員の肉体を処分したりは、しません。これは、彼女があらかじめ予約設定したことでした。

渡辺浩弐 @kozysan

ただし彼女が最後にあなたに対して行ったことについて、やや過激だったと我々は考えています。

渡辺浩弐 @kozysan

あるいは不備でした。ですからこうして、改めての機会を設けた次第です。

渡辺浩弐 @kozysan

さて、そろそろ電波が届かない場所に入ります。次の駅で電車を降りてください。

渡辺浩弐 @kozysan

ホームに自動販売機があります。その上、右側に、封筒があります。

渡辺浩弐 @kozysan

それを読んでください」

渡辺浩弐 @kozysan

電波はとても弱い。

渡辺浩弐 @kozysan

もしかしたらそろそろまたツイートできなくなるかもしれない。電波が切れるまでは、書き続ける。もし切れたら、後でまとめてアップする とりあえず

渡辺浩弐 @kozysan

ツイートできなくなったが、書き続ける。電波が届く場所に着いたら、まとめて送信する。

渡辺浩弐 @kozysan

エラーが続く 落ちついて さいツイート