1/350HMASヴェンデッタ製作まとめ
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また艦首楼の舷窓も、ショーケースのキットは2枚目で見る通り、V/W級麾下駆逐艦型より、ヴァンパイアに近いものとなっています。 pic.twitter.com/dsXpO22p6H
2022-08-07 03:14:07ただヴァンパイアの場合、前部煙突がタミヤのキットで正確に再現されている通り、横幅の広い形でここも修正か自作が必要になります。艦首楼後端を短くする必要はないとはいえ、これらの自作もそれなりに手間がかかります。 awm.gov.au/collection/C25… pic.twitter.com/WD5d58RfLo
2022-08-07 03:14:08なおVリーダー型図面はこの業者が扱っているスキャンデータ(vintagemodelplans.com/products/digit… 元は恐らくModel Boats誌あたりの記事のスキャン)はビルダーズプラン準拠らしく、これを元に描かれたと思しきカラー図(hughevelynprints.com/product/hms-va…)も含め、タミヤのヴァンパイアと基本配置はほぼ一致しています pic.twitter.com/SUIPfCf6Gs
2022-08-07 03:14:09ここまで見てきて、ショーケースのキットをヴェンデッタとして製作するか、ヴァンパイアとして製作するかの決定をしなければなりません。作業はいずれも何らかの修正は必要です。
2022-08-07 15:35:08今後ショーケースがヴァンパイアをリリースする可能性は高くはないかもしれませんが皆無ではない事、少数建造のVリーダー型より、多数が建造されたV/W級麾下駆逐艦型としてヴェンデッタとして製作する方向で考えたいと思います。
2022-08-07 15:35:09なお、V/W級はヴァンパイア等Vリーダー型がR級等の高速化した駆逐艦を率いる嚮導駆逐艦として先に建造、V/W級麾下駆逐艦型はドイツ海軍駆逐艦への対抗策強化としてVリーダー型から司令部施設を除いた艦型で、戦間期以降の駆逐艦の様に嚮導駆逐艦と麾下駆逐艦が同一計画で建造されたものではありません
2022-08-07 15:35:09なのでV/W級に「麾下駆逐艦型」という呼称を用いるのは不適切なのですが、適切な日本語表記が思い当たらないため、しばらくこの表記を使います。なお英文ではVリーダー型は"Flotilla Leaders Admiralty V Design"、"Admiralty V Leaders"、麾下駆逐艦型は"Admiralty V Class"等の表記が一般的の様です
2022-08-07 15:35:10次の問題として、いつの時期のヴェンデッタにするか考えなければなりません。キット自体はV/W級麾下駆逐艦型の初期の姿を再現したもので、ヴェンデッタはオーストラリアに移管することには、艦橋コンパス・プラットフォームが拡張され、さらにWW2には迷彩や対空兵装強化が実施されています。 pic.twitter.com/wYdl7PwgAy
2022-08-07 15:47:28一番、手間がかからないのはキットのまま初期の姿で再現することで、歪んでいるとはいえビルダーズプランがあること、John Bowen氏編集本(amazon.co.uk/dp/085177170X)にこの時期の姿の1/96模型の画像が収録されているのも、参考になります。 pic.twitter.com/bFeFMk6bHD
2022-08-07 15:47:30一方、ミンダナオ会様のテーマ「英連邦」に合わせるには、もちろんブリテン本国でもかまわないのでしょうけど、コモンウェルス諸国の艦の方が似つかわしいのではという思いもあります。幸いOugh師作図のヴェガが拡張されたコンパス・プラットフォームを示しており、参考になりそうです。 pic.twitter.com/BNKWs2dDQw
2022-08-07 15:47:31オーストラリア移管後として、WW2開戦前にするか開戦後にするかですが、個人的には迷彩よりもライトグレイ単色の方がスマートに見えますので、Scrap Iron Flotilla時代の活躍した姿も捨てがたいのですが、戦間期状態で考えてみたいと思います。 pic.twitter.com/rPSwGRRlCf
2022-08-07 15:51:52残業や休日出勤で手つかずのヴェンデッタ実製作を開始。懸念の前後バランスですが、バスタブ船体と甲板が元々別パーツで甲板も4分割なので、思ったより簡単に修正できました。艦首楼切り詰めと上構類配置を前寄りにした事で、キットをVリーダー型や改W級として改造製作した場合の差別化も図れそうです pic.twitter.com/NThYFfL6BF
2022-08-21 17:32:38外板ストレーキのシーム位置決め。重要なのは、一部メーカー製品に見られる様な造船知識無視の無理やりなカーブではなく、スティーラーも取り入れて自然で無理のないラインにする事だと思います。この過程で下段舷窓高さが低い事に気づきましたが、何とかごまかすか、外板表現を諦めるかも要検討です。 pic.twitter.com/16pm68lN0K
2022-08-23 01:15:041次資料、またはそれに準拠するV/W級の外展は私の知る限り出版物やネットにはありませんが、入渠中のヴァンパイア画像や、V/W級より以前の級ですが、同じくWW1期のRN駆逐艦の外展も参考にしていきます。 IWM Q 73854 IWM Q 73852 NMM M3338 pic.twitter.com/Qt5xr0S0Vn
2022-08-23 01:15:05残業、休出で進捗してませんが続けてます。早めの段階でストレーキのシーム位置決めをしたのは艦尾側舷窓位置修正の切り張りでシーム位置で切断したかったのが理由ですが、この過程でエディプレート付近の船体の流れが不自然だったり、艦首側下段舷窓がストレーキの流れが一致してない事が分かりました pic.twitter.com/SB0xstRY2v
2022-09-19 13:55:43艦首側下段舷窓は切れ込みを入れて艦首に向かうにつれ高くなる様に楔を入れます。舷窓位置が違う個所も可能な範囲で修正。舷窓の再生はリムは0.88mmプラ棒に0.6mm穴を開けてスライスしたもの、リグル(眉毛)は1.6mmプラ棒に1.1mm穴を開けてスライスして半分にしたもの。艦尾舷窓位置と船体流れも修正 pic.twitter.com/gA1H6QI0mw
2022-09-19 13:55:45ストレーキは単純なIN & OUTではなくクリンカーやスティーラー、ドロップストレーキも合わさっています。IN側マステ貼り→サーフェイサーの繰り返しを行う必要がない様に、今回はクリンカーのストレーキの何か所かを事前に彫り込んでおきました。 pic.twitter.com/ZBrC5nT50g
2022-09-20 01:04:21マステを貼り終わった状態。明日以降、早めに帰宅できる様なら、流れが不自然でないか再確認して問題がなければ、サーフェイサーを吹きたいと思います。 pic.twitter.com/FdEjPxBgxX
2022-09-20 01:04:23サーフェイサーを吹いてマステを剥がして、キズ等気になる個所を修正して、IN側を主にして再度全体をサーフェイサー吹き。まだ細かいキズが残っていますが、概ね意図した通りの表現が出来ました。 pic.twitter.com/3ouFetPwea
2022-09-25 12:11:14キットの下段舷窓は若干低い位置に思えますが、前ツイートのとおり艦首側列がストレーキの流れに沿う様に前上がりに修正したのと、艦尾側の舷窓群の間隔が詰まり気味なのを切り貼り修正に止め、高さはそのままにしました。正確性を期すには更に細かい切り貼り修正が必要ですが、この程度で良しとします pic.twitter.com/PDeziKfIeF
2022-09-25 12:11:16今回の外板シーム表現で迷ったのが艦首先端のパターンで、1枚目ヴァンパイアは厚めの外板でシームは突合せに見えなくもないのですが、2~3枚目ウォーラス(1938年座礁で全損判定で解体)はステムまでシームは重ね継ぎ手に見えます。今回はヴェンデッタと同じ麾下駆逐艦型のウォーラスに合わせました。 pic.twitter.com/0jYQTnp9ER
2022-09-25 13:07:13一度はステム先端までシームをIn & Outの重ね継ぎ手表現にしましたが、姉妹艦でやはりオーストラリアに移管されたウォーターヘンの高解像度画像(en.wikipedia.org/wiki/HMAS_Wate…)を見ると、この付近は突合せに見えます。再度マステとサーフェイサー吹き重ね。 pic.twitter.com/RpmYwNRfFD
2022-10-03 01:18:00はたして参加を公言している@fake_johnbull 氏の新作は完成するのであろうか? (オッズは1:3ぐらいで未完が優勢,アヒャヒャヒャヒャ)
2022-10-03 11:15:11