2005~2022年現在までのドラえもん作風変遷や感動路線について語るファンたち【俺たちの2010年ドラ】

作風分類談義におけるやりとりのログを取っておきたかったのでメモメモです。スタッフ構成にはあまり詳しくないのでコメントで補足等、お願いします。
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どらすと @mobile_sheet

こうは言うけど『おじいの木』も2010年版『イチの国』も、いま冷静になって1つのエピソードとして見返すと十分面白いですからね。当時は中編の頻度の高さとそれが毎回感動orファンタジーに偏りすぎなのでバランスを考えて欲しかったってだけで、その出来自体は再評価されるべきものがあると思います twitter.com/mobile_sheet/s…

2022-07-27 12:36:33
どらすと @mobile_sheet

2010年ホント面白いな~もしかしてドラえもん面白くなった…!?と思ってウキウキ見てたらおじいの木!キズナ!キボウ!で打ち砕かれ、2011年は毎週面白いのに「もう誰も信じんぞ!来週は感動中編2連続で寄越すだろう貴様ら!」と臨戦体制だったもの。わさドラ完成形たるひみ博が来るまで不信に…… twitter.com/mobile_sheet/s…

2022-07-27 00:33:29
脳神経外科 @nou_geka

メインスタッフにあんまり変動なかったのに、確かに2011年ぐらいからグンと雰囲気変わった気がする。なんかギャグは徹底的にギャグに、泣かせたりちゃんとしっかりする場面ではしっかりするみたいな、メリハリがついてきた感

2022-07-27 18:26:52
脳神経外科 @nou_geka

各話スタッフの入れ替わりとかが影響してたのかな?渡辺歩さん、安藤敏彦さんといった大山ドラからの人から、八鍬新之介さん、今井一暁さんといった若手が台頭しだしたり、あと善監督が各話コンテにもちょいちょい携わるようになったのもあるのかも

2022-07-27 18:29:09
脳神経外科 @nou_geka

というかこの頃から若手・後進の育成に本格的に取り組み始めたのかも。その新風にベテランも触発されてきた?

2022-07-27 18:30:50
脳神経外科 @nou_geka

2010年ごろのスタッフ面での大きな変化というと、 ・構成の水野さんと監督の善さんが各話参加しだす ・清水東さん脚本に参加 ・八鍬新之介さん、今井一暁さんローテ演出に参加 ・動画工房の三輪修さんがシンエイに引き抜き(かな?) この辺りが作風の変化に現れ始めたのかも

2022-07-27 18:35:34
脳神経外科 @nou_geka

2007〜10年頃は、正直割とセンスズレてるなぁと感じるギャグシーンがちょいちょい見られたのが、だんだんと改善されていって今の作風になっていった感

2022-07-27 18:37:42
脳神経外科 @nou_geka

近年もまた、小倉さんが監督に就任してからちょいと作風に変化が見られるし、長年のブランドに胡座をかかずに、わかりにくい範囲で模索を続ける姿勢はすごい。応援してます!!

2022-07-27 18:39:16
脳神経外科 @nou_geka

ドラミ三剣士とかドラキュラとか、もう少し踏み込んだり雰囲気改善するだけで、一気に名作になったろうなぁという回もあってそこがほんと惜しかった。 今のスタッフなら、二週に分けての長編作品でも上手く纏め切れるんじゃないかなぁと思う。そこどうなんですかね!?

2022-07-27 18:42:37
脳神経外科 @nou_geka

アニオリ回のリメイクとかも見てみたいかも。当時と今とではちょっと違う発見あったりするんじゃない?

2022-07-27 18:43:32
どらすと @mobile_sheet

そうそう水野先生が短編のほうで恒常的に書いてくださるようになったのって2011年の『落とし物つりぼり』からなんですよね。それまではドラ誕SPやクリスマス回が主だったので。水野先生と清水先生が揃ってようやく短編の雰囲気が安定した感じある

2022-07-27 18:57:33
どらすと @mobile_sheet

八鍬監督の参加エピソードは2008~2010年頃まで遡って抜き出してみてもやはり比較的抑制が効いてる、今のわさドラに通じるものが多い気がする

2022-07-27 19:00:14
どらすと @dorasuto_

そういえばドラえもん作風分類語りでは誰も触れなかったけど(触れづらいのもあるかもしれないけど)、「わさドラは2011年以降カラッとしたコメディ路線になった」と言われるのは震災の影響、同局で言うオーズ後半やフォーゼの路線に影響を与えたそれと同じような事情があったんだろうなとは思う

2024-05-11 22:38:36
どらすと @dorasuto_

もちろん記事中で触れられてるようにFミュ開館に伴う原作回帰路線や、清水・水野両先生の通常回への参加など各個人の方向性も大きいんだろうけど、エピソード単位というよりそもそもTVシリーズの構成のされ方が前後で随分変わってるよなぁと(それは時勢もあったんだろうなって)

2024-05-11 22:41:47

メモ:一般的に言われる「ドラえもんにおける感動路線」は元々、大山ドラ後期に渡辺歩監督によって制作された感動中編シリーズに端を発していると見られることが多いようです。1998年の『帰ってきたドラえもん』は普段子供向けアニメに触れていない一般層にも大いに受け、また明石家さんまがテレビで「泣いた」と語るなど大きな反響を得ました。これを受けてか、大山ドラ末期には感動路線が映画本編(大長編)にまで浸透していきます。
2005年に声優が交代して始まったわさドラは開始当初こそ原作回帰を掲げていたものの、某Dの影響もあってか、企画色・ファンタジー色が強まっていきました。また、一時期は堀江美都子さんの名曲『キミのなかののび太』が乱発されたこともあり、TVシリーズでも感動路線の色が濃くなったとする声が上がり始めたのもこの頃でした。
しかし、2010年前後のスタッフ交代等により、2011年からは目に見えてドタバタ・ギャグ寄りの作風に押し戻されました。この変化は2009年から始まった裏番組『ピラメキーノ』に視聴者層を奪われたことへの対抗という説や、2011年に藤子・F・不二雄ミュージアムが開館、2012年にドラえもん誕生前100年記念を迎え、コンテンツ全体に原作回帰の機運が高まったことからとも考えられています。
また、2011年に発生した東日本大震災の影響も大きいと推測されています。同じくテレビ朝日で放送されている仮面ライダー(オーズ/フォーゼ)では、参加スタッフにより物語の結末や作風を明るいものへと変更するなどの影響があったことが明かされています。2011年3月公開の『新鉄人兵団』は映画自体の評価はかなり高いながらも、公開時期が震災と丸被りしてしまったことから惜しくも歴代で最も低い興行収入となっており、子供向けコンテンツの中でもドラえもんは特にその影響を受けたシリーズと言えるでしょう。
それ以降の10年は、TVシリーズ・映画ともに基本的に原作を踏襲しつつ現代らしさも取り入れたバランスの良い作風を維持しています。SBM1作目や川村ドラなど、往時の感動路線を彷彿とさせる作品も数年おきに顔を出しますが、この程度の頻度ならば許容される、むしろ必要なものであると言えるでしょう。(この2作品が指摘されている問題点は作風の問題ではなく作品自体が抱えるものです)
2015年から始まった原作をそのまま活かした短編3本立ての試みや、2017年の再リニューアル。安定の清水・水野脚本に加えて、ここ数年で新しく参加された脚本家の方々も加わり、マンネリ回避と世代交代にも成功している最高なアニメ版ドラえもんを、みんなで見よう!

リンク www.tv-asahi.co.jp ドラえもんの無料見のがし配信がスタート!|ドラえもん|テレビ朝日 テレビ朝日『ドラえもん』番組サイト。ドラえもんの無料見のがし配信がスタート!/2022年10月1日ニュース 63