未訳ホラーTRPG『Don't Walk in Winter Wood』を遊んでみたよ。

「絶対に立ち入るな」と言われている禁断の森に、いなくなった若い娘を探しに入って怖ろしい目にあうセッションを遊びましたというプレイレポートです。
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ヤネウラ @yanegann

「その声を聴いてウィリアムは我に返って、モリーのもとに駆け寄っただろう」 「しかし、ジュディスの遺体を抱きかかえるモリーの姿を見ることに、ウィリアムは耐えられただろうか?」 (判定) 「……いや、ウィリアムにはもちろん耐えられなかった」 「……子供を亡くした時を思い出したろうしな」

2022-08-04 00:41:17
ヤネウラ @yanegann

問いかけに「いいえ」と答えた時には必ず悪いことが起こる。ウィリアムは強い衝撃を受け、トークンを1枚得ることに。 (モリーはジュディスの友人なので判定なしでトークンを渡した)

2022-08-04 00:43:12
ヤネウラ @yanegann

ウィリアムはモリーを連れて洞窟内に逃げ込み、そこで火を起こして心を落ち着けることに。 火が辺りを照らすと、洞窟の岩の先に掛けられているコートがあることに気がついた。ジュディスのコートだ。そのポケットから紙のようなものが覗いている。 ウィリアムは恐る恐るそれを手に取って開いた。

2022-08-04 00:47:04
ヤネウラ @yanegann

それは何層もの煤にまみれた手紙だった。 それにはこう書いてあった。 ――僕も君に会いたい。そちらへ戻るから、洞窟の外にある広場で落ち合おう。ジュディスへ。 「それを読んだウィリアムはこう思ったそうだよ。これは罠だ、罠だったんだ、ここにおびき寄せられたんだ!と」

2022-08-04 00:50:53
ヤネウラ @yanegann

「ウィリアムはモリーの手を取り、ここを逃げようとした」 「だけど、モリーは地獄穴からする不吉な風音に心を捕らわれていたのでは? モリーはそれに耐えられただろうか」 (判定) 「いいや、モリーは耐えられなかった。その声に耳を傾けてしまっていたよ」

2022-08-04 00:54:33
ヤネウラ @yanegann

「モリーには地獄穴からする風音がジュディスの声に聞こえていたそうだ。 ”どうして私の好きな人はあなたが好きなの? モリ―、どうして彼はあなたが好きなの?″」

2022-08-04 00:57:15
ヤネウラ @yanegann

「あれは彼のせいよ……! 彼が勝手に……!」  そうぶつぶつとつぶやきつつモリ―は、ジュディスに謝罪の手紙を書いた。 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい 手紙は地獄まで通じていそうな深い穴の中をゆっくりと落ちていく…

2022-08-04 00:59:05
ヤネウラ @yanegann

「このあと2人は洞窟を出て、村に帰り着いたそうだ」 「無事に森を抜けたのか」 「森はね。だが、その後となると話が別だ。ウィリアムは地獄穴の力から逃れられたのだろうか」 (判定) 「ああ、ウィリアムは帰ってきて、少し心が軽くなったそうだ」 「なるほど。彼はやるべきことをやったからな」

2022-08-04 01:03:45
ヤネウラ @yanegann

「死体とはいえジュディスを見つけ、モリーを連れ帰ったんだ。後悔から抜け出す一助になったことだろう。じゃあモリ―はどうだった?」 (判定) 「モリ―はダメだった」 「ほう」

2022-08-04 01:05:52
ヤネウラ @yanegann

「数日後、モリーの元には手紙が来たそうだ。あの何層もの煤にまみれた不吉な手紙が。それにはこう書いてあったらしい…… 絶 対 に 許 さ な い 手紙を読んだモリーは家を出て森に入り、二度と戻らなかったそうだ…… そして人々はこう言った だから、ウィンターウッドには立ち入るな、と」

2022-08-04 01:11:21
ヤネウラ @yanegann

最後に 「これはウィリアムの遠い親戚から聞いた話なんだ」と焚火を囲んでいた一人が言って締め。 「焚火を囲んで話す」という設定だと、「PCの行動は必ず三人称の過去形で話す」というルールを自然に守れていいですな。

2022-08-04 01:32:22