クリオナで我慢できなかった私の、中出しと自己嫌悪 [reboot]

山田 葉月🇺🇦地下界隈 @yummy_hzk

「いいよ」 まだ私は焦らされている。 「いいよ、そのままで」 私がそこまで言葉に出して促すと、ようやく、中に入ってき始める。そのまま、奥まで進んで、彼的なMAXに辿り着くと、ゆっくりとしたストロークが始まる。私がいつも、どの体位でも、最初からガンガン動いてしまうのとは、真逆の感じだ。

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ぴったりくっついた正常位で、彼に腕をギュッと巻きつける。おちんちんを迎えるように動かしてる腰や、おまんこのグラインドが、止まらなくなってくる。 彼が軽くイッてるときの、おちんちんがトクトクいう動きを、中で何度も感じる。先走りが出てきてると思うと、ゾワゾワが背骨を駆け上がっていく。

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ぶっちゃけ、奥に当たりまくるってサイズのおちんちんじゃない。でも、馴染んできたせいか、最近はジワっといいところに当たるようになってきた。ゆっくりしたピストンでも、気持ちよさが、奥からブワっと吹き上がってくる。 なんだか、それはそれで満足できてるし、幸せなんだろうな、みたいに思う。

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いつもより、彼の息が荒く、うわずっているのが見てとれる。 「はぁちゃんごめん、イキそうかも」 「いいよ、来て」 「でも、ほんとに出ちゃうかも」 「そのままでいいよ」 「え……いいの？」 「うん、大丈夫だから」 「本当に？」 「葉月の中に、おまんこの一番奥に白くて熱いのいっぱい出して」

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このやり取りは、いつものお約束。 でもそれは、ゴムはめのとき、生で中出しのイメプをしているときの話。 そして今日は、イメプじゃない。 彼は、いつもと違う様子の私に、やっぱり戸惑っていたかもしれないし、怪訝な顔をしていたかもしれない。 「いいの？」 私はその質問に、言葉では答えない。

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仰向けのまま、脚を持ち上げて両膝を深く折り曲げた。両手を左右の膝の下あたりに当て、太ももの角度を引き上げる。 彼のおちんちんが、精一杯深く、奥まで飛び込んでこようとする。 少し長くなったストロークで、ピストンの動きがだんだん速くなっていく。奥まで微妙に届きそうになるのがもどかしい。

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彼の動きは、いつもより速く激しかった。 「すごいよ、レイくんのが、いいとこにいっぱい当たってるの。もっと奥まで来て！ レイくんの精液、葉月の一番奥にいっぱいぶちまけて！」 おちんちんの脈動が精一杯の奥に届く。精液が注がれる感触。中に出されて一緒にイくのが、やっぱり一番気持ちいい。

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「葉月！」 最後に彼は、私の名前を叫んだ。こんなふうに呼び捨てにされたのは、セックスのときだけじゃなくても、全く初めてだった。でも、うん、こういうの、悪くないよね。 合わせた胸の中で、互いの心臓のリズムが重なっていた。頭の芯では、血管をまとめて引きちぎられたような感触がしている。

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イくことだけなら、ゴムはめでも、オナニーでも、お道具でもなんでもできる。 でも、生で繋がってるときの一体感と、気持ち的な満足、そして、熱い精液を私の中の一番深いところに注がれて、一緒にイくときの、頭をガツンと殴られたようなショックや感触は、どんなセックスとも比べることができない。

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彼が、早いタイミングで身体を離してしまうのが残念で仕方がない。でも、お互いお仕事だもんね。そうそうゆっくりはしていられない。 けど、やっぱりあんまり愛おしくて、おちんちんを追いかけて、お掃除フェラをしてあげた。レイくんの、精液でドロドロのおちんちんが、ゴム味じゃないのは初めてだ。

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レイくんの精液は、美味しい。 わざと音を立て、白いのを思いっきりすすり上げながら、タマタマのつけ根をぎゅーっと押し上げて、ドロっとしたのを奥から絞り出す。 こんなふうに、好みの男子がお相手だと、お掃除フェラのとき、包茎ちんちんの皮の間に入り込んだ精液も、美味しく楽しめる感じがする。

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お掃除してあげたくなるくらい、愛おしく思ってるのは本当の気持ち。 でも「出したらすぐちっちゃくなっちゃうんだ」とか「精液やっぱり少なめだよね」みたいなことを考えてる、冷めた私がいる。 そんなおちんちんが生で欲しくなっちゃったことや、ガチでイかされちゃったことは、悔しかったりもする。

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そうしてベッドでグズグズしていたら、朝の準備をするにはバタバタのタイミングになってしまった。家を出る時間は私の方が早い。 優先順位的にはメイクの時間の方が大事だから、普通の朝みたいにサッとシャワーを浴びるだけになってしまう。 そして、なんとなく精液な感じのおまんこのまま、家を出る。

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電車の中で、今朝のセックスを反芻する。 たしかに「いいよ」とは言った。でも、そのまま入ってきたことも、中に出しちゃったこともゲスい、と思った。 正直、最後は外に出すだろうと思ってた。多分、言えばそうしてくれたんだろう。でも、彼は中に出した。私も拒否しなかったというか、欲しかったし。 pic.twitter.com/BUDnOx7z9G

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彼とは、彼氏彼女の関係じゃない。だから、ってわけじゃないけど、多分彼は、他の女子ともしてる。 他所でもこの調子ならゴムはどうしても必要だし、外せない。 でも、次もつけないで入ってきたらどうしよう、そのまま出されちゃったらどうしよう……みたいなところでゾワゾワしている私が一番ゲスい。

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彼が電車に乗ったくらいのタイミングでLINEを送ってきた。いかにもさりげなく、って感じで「今日は大丈夫な日だったの？」みたいなことを聞いてくる。 そもそもピルを飲んでるけれど（彼には言ってない）そんなこと、絶対教えてあげない。 とりあえず「全然大丈夫だよ」みたいな返事を送っておいた。

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そして私は、心のどこかで、またいつか、 「今日はダメだってば、ほんとに生はダメだからね！ あ、ヤだ、ダメだよ。マジでダメ！ あ、あ、あっ、ダメ！ ほんとにダメだから…… 絶対中に出さないでよ！」 みたいなことをしちゃうんだろうな、とか思ってる。 本当にゲスで、色々ダメなのは、結局私だ。

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色々思い出しながら、考えながら、自分の心の中を整理する。彼には、もう生でさせちゃダメだ。生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生はダメだ生

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彼氏彼女の関係なら、生も中出しも全然アリだろう。でも、そうなりたいわけでもない、ってことだけは妙にハッキリしてるとこがあった。それはもちろん、どこか寂しい話だ。 例えば今朝は、彼の朝の熱量と硬さにどうにも抗えなかったけれど、圧倒されるような男性的魅力を感じたことなら、一度も無い。

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このままの気分で、身体で、職場に行くことに気が引けたから、電車を降りて、トイレに入って、ライナーを取り替えた。 いろんな湿気やネバネバでクニャっとなった薄っぺらい紙きれは、私と彼の嫌なところを合わせて煮詰めたような匂いがした。 彼のことは、好きだ。でも、私は、私のことが大嫌いだ。

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