茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2880回「ボリスやドナルドの自由が、属人的、属地位的なものではなく」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２８８０回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です

茂木健一郎 @kenichiromogi

もう少しで辞任するボリス・ジョンソン英首相と、次期大統領選にも出馬の意欲を見せているドナルド・トランプ前アメリカ大統領。良識派からは眉をひそめられつつも、一部で人気のある二人の秘密について、昨日のシラスで考察した。 shirasu.io/t/kenmogi/c/ke…

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ボリスとドナルドに共通しているのは、まず、その恵まれた境遇である。裕福な家庭に生まれ、ボリスはイートンからオックスフォードに、ドナルドはペンシルバニア大学のウォートン校を出た。その後、メディアの寵児になったことも共通している。

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ボリスもドナルドも、常識にとらわれずに、時に衝動的に目を惹くようなことをやるという意味でのポピュリスト。政治家としては失格の部分が大きいが、一人の人間としては興味深い。

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私の親友池上高志は、ボリス・ジョンソンが好きだという。私の知り合いのリベラルな米国人は、密かにドナルド・トランプが好きだと言っていた。政治的な立場を越えて彼らをいいと思う人がいるのは、その子どものような自由さ、創造性ゆえかもしれない。政治家としては失格でも。

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問題は、ボリスやトランプの自由闊達さが、彼らのめぐまれた境遇（富、教育、名声、さらには白人の男で英語を話すという立場）から来るのかということだ。昨日の放送では、自由闊達さは子どもの特徴であり、社会的な立場と関係なくそれを追求することは可能なはずだと論じた。

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詳細は興味があればシラスの放送を見てほしいけれども、ボリスやドナルドの自由が、属人的、属地位的なものではなく、誰にでも工夫次第で可能なものであるはずという視点は、一人ひとりの生き方を考える上で大切なことだと思う。

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以上、連続ツイート２８８０回「ボリスやドナルドの自由が、属人的、属地位的なものではなく」をテーマに６つのツイートをお届けしました。