ONE PIECE読むメモ2022（01-23, 83-104+誌面）

tricken（まだ術後だるい週末研究員） @tricken

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どうでもいいけど、アラバスタ編でサンジのことをプリンス呼びした最初の仲間はゾロなんだよな。サンジはさもバカにされたかのように反応したけどゾロは至って真顔だった。（サンジゾロ推しにはどうでもよくはない観点か？）

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バナナワニ退治。到着したサンジを褒める仲間ほぼ全員の中、ルフィだけが「サンジを連れてくることにより問題を解決に導いたビビ」を率先して褒めてる。さすがリーダー。

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サンジ、ナミに香水を振り撒かせることで嗅覚に強いチョッパーとの合流の道を開いている。ゾロは意図を理解せずバカにしているがちゃんと作戦のある誘導だった。

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「素敵マユゲ」ってそれ、ゾロ褒めてない？

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アラバスタ編後半読んでて、「あっ、これ後の『ゴールデンカムイ』の良さに通じるものあるな」と理解しつつある。さすが日本一漫画、2000年台初頭ですでにこの語りをやってる。

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ほとんど読んでなかったONE PIECEからゴールデンカムイ読解中の面白さを再発見するとは思っていなかった。

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21巻まで。ゾロが一刀流かつ居合に変わり、尾田栄一郎漫画の「ドン」もその瞬間は何もない見開き大ゴマを使う勇気。

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ONE PIECEのジャンプラコメント、最新刊まで追ってる現行ファンがこの頃を振り返るコメントもあり、厚みを感じる。ところでナミがショートヘアやめたってマジですか。

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「覇気」とか「覚醒」とか、作中新ルールらしきものがコメント内に仄見えるのもジャンプ漫画の感想らしくておもしろ。

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コメントによくある見聞力ってなんやねん。（説明不要です）

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アラバスタ編終盤。「旧来ジャンプ漫画は覚醒イベントで強くなる、ONE PIECEは回想で強くなる」みたいな話をどこかで聞いた気がするけど、それにしても回想と現在のカットアップ&モンタージュが上手すぎるでしょうと思わせるくだりだ。 pic.twitter.com/vyA1vs26tq

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22巻終盤。作中ここまでの中で最強の敵であるクロコダイルに対して編み出したのが「ゴムゴムのフェイント」であるあたり、強敵に対するルフィの攻め方を刷新しようとする作者の苦心が見えて素晴らしい。これまでフェイントなんか使わずとも倒せた敵ばかりだったから。 pic.twitter.com/PWNrryRjbu

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突然の女湯除き（国王様まで）なんなん。娘もいるんやぞ。

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アラバスタ編読み終わった。最後の符号の使い方がうますぎ。空島篇冒頭でロビンが加入するのね。

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ONE PIECEアラバスタ編終わった感想、むしろ「『ゴールデンカムイ』のようなツイスト感も空前絶後というわけではなかった（野田サトルの技巧は凄まじいけれど尾田栄一郎が先行してこういう密度の作劇構成を長期連載の一部でやってのけていた）、みたいな温故知新感想を得てしまった。

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ONE PIECEがずっとゴールデンカムイと同じと感じたわけではなく、アラバスタ編の話の作りが後のゴールデンカムイの中盤〜終盤手前みたいなグルーヴをやってるよな、みたいな。まあ「旅してる途中にでかい獣とワンダリングエンカウントする妙味」はどちらも共通してるけど、その話を今したい訳ではない

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あと、仲間集めて、主要火力3人がひたすら強いことを見せつけた上での最初のロングキャンペーンシナリオことアラバスタ、というか、ONE PIECEという長期連載における“第一の麦わら一味総力戦”が描けたならそれは面白くならないわけがないだろう。ルフィが2度死にかけるバトルはこれが初だったし。

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ONE PIECEは武道会方式を避けながら戦力差のある仲間と対抗勢力とを平等に活躍させる旅の舞台を発明してるけど、ゴールデンカムイは、旅をさせながら陣営の強キャラをたまにシャフリングすることでさらに作品（とキャラ深掘り）の強靭さを上げてるところが後続の発明だな。

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ジャンプラでは無料範囲が今23巻までみたいなので一回休むけど、また続きはどっかのタイミングで読んで喋ると思う。24巻からは脱落ポイントとも聞く空島篇が始まるそうだ。

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ぼちぼち #ワンピース 読解のコメントがついている。「61巻以降も読んで！」って言われてるがあと37冊読まないとそこまでたどり着かないよ（いまの進捗：24巻冒頭くらい）。togetter.com/li/1940473

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卑近な感想だけど、「どんなに強いやつでも海賊辞めてセミリタイア目指すと、セミリタイア達成間近になって現れる新参の麦わらに信念の薄さをぶん殴られる」というエピソードが繰り返されているなと思う。

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ルフィにとって「グランドラインの戦いから降りて、海賊もやめて、なにか安牌の地位を得る」こと自体が「小賢しい」ものであって、信念のない行いであり、「そういう思考をする奴に負ける気がしない」ということになる。

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クロコダイルは本当に強かったけど、23巻までの間で一番イヤなボスはアーロンだったな。

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定期的にオアシス村に砂嵐を巻き起こすクロコダイルと、10億ベリー間近になって海軍にナミの資金をチクるアーロンは同じ「人為的な絶望付与」をやってるんだけど、アーロンの方が1回で絶望的なリスタートを強いているので邪悪さが印象付けられる。（回数多けりゃ邪悪さが薄れるというわけでもないが