- take_ponpokorin
- 5993
- 5
- 0
- 0
先ほど十八さんの執筆動機に絡む推理を第4のゲームに組み込みましたが、一つ重要なのは偽書を世間に発表しているのは記者会見に出来てきた幾子さんであって、戦人さんである十八さんではありません。これは「偽書作家である幾子さんが執筆者と想定すると、信憑性が皆無になる」という部分です。
2022-09-09 20:01:22世間の人々や現実の縁寿さんにとって、幾子さんは事件関係者ではないため、その人物が紡ぐ物語にも信憑性がないわけです。プレイヤーは十八の情報を知っていますが、作中人物は知らない訳です。
2022-09-09 20:01:44そういう情報の格差のために、プレイヤーと作中世界の人々にとって信ぴょう性の問題が出てくる訳ですが、一つ問題となるのは偽書作家として伊藤幾九郎=幾子という人物は、右代宮家の内部情報を詳しく偽書で書いてしまったために「事件関係者と知り合いなのではないか」と疑いをかけられている点です。
2022-09-09 20:02:04漫画の方では記者会見で記者が言っていましたね。「なぜ真実だと断言できるのですか?先生は事件関係者と知り合いなのですか?」と。真実はそうな訳です。
2022-09-09 20:02:22事件関係者である戦人がいるために、内部情報に詳しい訳ですが、十八さんの情報が世間にバレると「六軒島の真相を知る人物がまだいた!!」となります。
2022-09-09 20:02:40真相を暴く動きが急加速する上に、第7のゲームで本来は「偽書作家が書いた悪質なフィクション」と受け止められていた惨劇の真相が「あれが本当に真実なのではないか?」と信憑性が出て来てしまうのです。
2022-09-09 20:02:55あの惨劇は現実の縁寿さんに「悪意の解釈」「善意の解釈」という、両目で視るために必須ですので描かざるをえません。つまりは、幾子という人物はマスコミ向けに、「事件関係者と知り合いではなく、なおかつ右代宮家内部に詳しい理由」というのを説明しなければならなくなるわけです。
2022-09-09 20:03:09それが、おそらくあの新規のメッセージボトルの存在意義なのでしょう。未発表のボトルを実は持っていたために、詳しかった。そういう論理で十八の隠蔽が可能でしょう。
2022-09-09 20:03:28シエスタ410と45は二人一組で射撃をするでしょう。手を組んで。ふと思ったのですが、あれがもしかすると「複数の弾頭を撃てる銃の存在の示唆」だったのでしょうか。散弾と通常弾です。
2022-09-09 20:04:15私はこの物語を完全ミステリーで推理しています。ファンタジーは全力で排除しますし、現実世界で再現可能な推理に絶対に落とし込みます。
2022-09-09 20:05:30ですから、メタ世界ファンタジー階層が実存するなんて推理は絶対に認めませんし、98年世界がパラレルワールドになっているなんて推理も絶対に認めません。なぜなら私達の住む現実世界にそんなものないからです。
2022-09-09 20:07:03第5のゲーム、戦人さんが真相に至るシーンありますが、あそこに明確に書かれているじゃないですか。ミステリーかファンタジーかも分からない物語を、それでもミステリーだと信じて、解ける物語なのだと信じて、もう一度考えてみよう、と。
2022-09-09 20:10:44あれは作者が私達読者に伝えたいメッセージそのものでしょう。ミステリーで考えてくれ、と。私はあれを素直に受け取っただけです。だから、完全ミステリーで考えるんです。
2022-09-09 20:11:40