古戸ヱリカの推理 出題編まとめ

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

魔女でいられなくなるケースは恐らく２ケース存在するでしょう。魔女のゲーム盤において魔女側は一つでも謎を守れば勝ちとなります。逆に謎を全て解かれると魔女幻想がなくなってしまう。では、仮に譲治が犯人だったとしましょう。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

譲治が南條を殺すと、第３のゲームで全ての謎が解かれ、魔女幻想が消えてしまう状態になるのか？です。連鎖密室が放置されてしまうので魔女幻想は消えていません。つまり、ベアトリーチェさんは別にトリックを全て解かれたから魔女で居られなくなった訳ではない訳です。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

では、こういうケースを考えてみましょう。ベアトリーチェさんは何らかの解法を語ったわけです。つまり「答え」を明かしてしまったわけですね。戦人さんは耳を塞いでいましたから聞いていませんが、ロノウェやワルギリアは聞いていたはずです。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

その「答えを語る」という行為自体が、ベアトリーチェさんを魔女ではいられなくしてしまう原因だった、というケースです。この理屈はEP4で金蔵さんの死亡を赤で明かしてしますから通りません。つまり、答えを明かす行為は別にOKなわけです。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

では何故魔女の姿を彼女は失ったのか。それは、南條殺害の答えそのものが魔女の正体を語る事につながっているから、でしょう。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

仮にベアトリーチェさんが南條を殺したと語ると仮定します。当然魔女は人間だったと語る事になる訳ですから、自ら魔女を否定してしまう。結果、魔女の姿を失った。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

おそらく、この第２の論点を考慮する場合、ベアトリーチェさん以外が犯人では説明が不可能になります。彼女以外ありえない。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

………忘却の深遠って何もないのですね。お腹減ってきたんですけど……まぁ椅子がふっかふかなので腰は痛くないのでグッドですが……

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

なんだか、ふと素に戻ってしまったときに、異様に寂しくなっちゃいますね。我が主に会いたいです。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

探偵が魔女を目撃してるケース、そして南條殺し、これらの部分からブレザーのベアトリーチェさんは盤上に人間としている、という仮説が構築できます。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

肉体的に人間、中身の人格は魔女。これはいわば私と同じ２重属性の人物というトリックでしょう。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

私は探偵ではありますが、真実の魔女でもあります。ですから、第６のゲームでは魔女という定義に触れないようにするために、招かれざる客人としての来訪者ですよ、と言ったわけです。人間として定義される言いまわしですね。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

しかし、そのような言いまわしを一切しないベアトリーチェさんのゲーム盤では、ベアトという駒は「１８人以上の人間は存在しない」と赤字宣言した場合に、盤上には普通にいるのに、赤字上はいないかのような錯覚が発生します。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

言葉遊びの類のトリックですね。１８人以上の人間人格はいないが、１８人以上の人格はいますよという、何とも分かって見ると馬鹿みたいなトリックですけども。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

しかしそこはベアトリーチェさんさすがと言っておきましょう。木の葉を隠すなら森の中という言葉がありますが、犯人ベアトリーチェを隠すなら幻想描写の中、という訳です。実は幻想描写は真犯人を隠蔽する目的で使用されていたのですね。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

さて、では駒として盤上にいるベアトリーチェという人間は、一体何の目的でいるのでしょう。最初に第２のゲームの話でも触れたように、紗音さんと嘉音さんは恋で悩んでるわけです。ベアトリーチェさんは、じゃあ一体何なのか。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

ふーむ……恋の話は苦手なのに……いい年した魔女が恋がどうこうって、どうかと思いますよ私は。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

同一人物である彼らが恋で悩んでいるのならば、ベアトリーチェさんもそうなのでしょうか。仮説構築。手掛かりは第５のゲームでしょうか。「ベアトは、あなたに解いて欲しいと願って、解けるようにこのゲームを、……この物語の謎を生み出しました。」 このような赤字が出ています。ふむ。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

ミステリーで解くべきはフーダニット、ハウダニット、そしてホワイダニット。王道ミステリーの典型としては、トリックを暴くとそれを実行可能な人物が絞り込まれるケースが多いですね。このトリックを実行可能なのはあなただ！のような感じでフーダニットが特定されます。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

となると典型的なミステリーでは最後に犯人が動機を自白する訳ですが、ベアトリーチェさんのゲーム盤のトリックである「嘘」これと犯人ベアトリーチェ、もしくは紗音さん、嘉音さん、これが特定されると、最後にホワイダニットが残るわけですが……

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

嘘、ベアトリーチェ、嘘、紗音。嘘、嘘、ん?

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

えっ!! そ、そういう事ですか!?

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

ホワイダニットがフーダニットとハウダニットから連想される仕掛け!!!

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

第４のゲームにおけるバルコニーのベアトリーチェさんの態度は妙でした。戦人さんに何か罪があるかのような言いまわしをしていましたが、これは第６のゲームまでの情報を考慮すると、昔紗音さんとかわした約束の事のようです。

古戸ヱリカ @ErikaUmineko

ベアトリーチェさんは第５のゲームにおいて、戦人さんに「そなたの約束などもう２度と信じぬぞ」と言っています。紗音さんとベアトリーチェさんがゲーム盤上で同一人物なのならば、ベアトリーチェさんは事件のトリックに嘘という要素を組み入れる事で戦人さんにメッセージを伝えているわけです。