エリー提督と加賀さん日記まとめその11

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

限定海域は4の3にて足踏み中。ギミックはこなしたのですが、うまいこと最短をたどりません。結果ボスマス前で大破者が出てしまい、今だ誰がボスなのかもわかっていません。 #加賀さんとエリー

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今日も駄目でした。これはもしかして構成が悪いのか。 うちには大和がいないので火力が足りないのか、と本気で悩んでしま……叢雲、人のほっぺたを伸ばさないでよ。 「眉間にシワが寄っているわ。そこまで思い詰めて、ホントにアタシたちの提督なの？」 何が言いたいのさ？ #加賀さんとエリー

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「いつものように、行きたいものが行け、やりたいようにやれ、それでいいのよ。別にアンタが指揮しようがしまいが、アタシたちは戦えるんだから」ほぉ。言うじゃん。 「もちろん指揮官がいたほうが艦娘としてはやりやすいわよ。でも、その指揮官を疲れさせてまでは、ね」 #加賀さんとエリー

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「少しは休みなさい。執務が終わってからは他鎮守府の戦闘記録から戦い方を学んたりしているの、知ってるんだから。根の詰めすぎはお肌の敵っていつも言ってるでしょ。早起きは必要ない期間だし、ゆっくり寝たら？」 「そうデース！　最近のエリーちゃんは顔が笑ってない！！」 #加賀さんとエリー

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アタシだけの執務室に電話。誰かしら。 「ていとくー？　じゃない、叢雲さん。駐車場に不審者ですようー。撃っていいですか？」 「あら綾波。何度も言うけど、来客駐車場は鎮守府の外。門をくぐるまでは撃ったら駄目よ。治外法権は鎮守府の中だけだからね」 #加賀さんとエリー

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門の前で電話を取り出し、来客受付の番号にかける。ただしい六冥館への訪問の仕方だわ。たしか今日は浜風の車の…車庫証明？　の手続きに来るとかなんとかって。 なかなか電話、来ないわね。窓から覗くと…… 「おにーさん、だれ？」 「わっ！　き、君、いつからそこに…」あー。 #加賀さんとエリー

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何だか猫みたいに座る女。大きく肩の開いたワンピースに、見せつけるような胸。病的なまでに白い肌。何故か提督の帽子を被り、上目遣いで見つめている。 一言で言えば、場違い。 「おにーさん、お客さん？」 「あ、ああ。車を買う人がいるみたいだから、置き場所を見にね」 #加賀さんとエリー

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「そーなの？　私もついてっていい？」 「え？　ま、まぁ、構わないけど……まずは入る許可をもらいたいから、電話を」 「はいはい！　叢雲が出るよー！」 「叢雲？　ああ、秘書艦さんだね。提督さんじゃないのかな」 「電話はね、イクがとって、叢雲に回すの！」 #加賀さんとエリー

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「はいはい、六冥館なのね。提督にご用事？　執務室に回すから少し待つのね！」ピッ。流れる保留の…ガチャ。 「客人だそうね。調べ物と聞いたわ、ご自由に。提督の許可？　アンタ、もう貰ったでしょ。そちらの仕事をなさい」ガチャ。 「……確かに二人目で出た。君は？」 #加賀さんとエリー

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「私？　見たとおりなの」すっと立つ女……の子？　服装やスタイルからの予想より、ずっと小さい。 「職員さんの子供さんかな？　あ、今許可をもらったから、ぼくは仕事をするね」 「駐車場はあっち！」 …… 「叢雲さん、あれ、提督、何してんのー？」 「子供返りよ」 #加賀さんとエリー

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「たぶん今のアイツは深海棲艦。人にどう見られてるのか確認してるのよ」 「危害は加えませんかねー？」 「しでかしそうだったら腕くらいふっ飛ばしていいわよ」 「あいあいさー」ガチャ。 …… 「へぇ、艦娘さんが乗る予定なんだ」 「そうなの！　浜風が乗るの！」 #加賀さんとエリー

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「うん、確かに場所はあるね。これならすぐに書類が作れるよ」 「よかった！」男性の腰に抱きつくアイツ。 「お、女の子が男に抱きついちゃだめだよ」 「なんでー？」 「男は勘違いしやすいからね。自分に気があるかも、って思っちゃうよ」上目遣いに弱いな、コイツ。 #加賀さんとエリー

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「私、まじめな男の人、好き!」更に胸を押し付けるバカ。 「好いてくれるのは嬉しいけどね、僕は次のところにいかなくちゃ。案内してくれてありがとうね」 「……うん！　寂しいけど、またね！」素直に離れて本棟に走ってくるエリー。それを玄関で受け止めるのはアタシ。 #加賀さんとエリー

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「わっ。叢雲ー！　あのお兄さんが遊んでくれたのー！」会釈する男性。 「そう、良かったわね。アタシが秘書艦の叢雲よ。ウチの提督の遊び相手までしてくれて感謝するわ」 「提督……？」そういえば、提督帽の子供。 「……提督さんの、お子さん？」 「私が提督ー！」 #加賀さんとエリー

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「……話では、人魚とか、人食いとか、の、提督さん？　君が」 「そうだよー！」 「……そうなの？　……叢雲さん、書類はできたら車屋さんに送りますので。もうしばらくお待ち下さいね」 「ええ、お疲れ様」 「おつかれさまー！！」 頭に「??」を浮かべながら車に向かう男性。 #加賀さんとエリー

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「しっかり人に見えてたようね。安心できたかしら？」 「誘惑はできなかったみたい。わたしの魅力が足りないのかな」 「胸を揺らさないの。アイツは仕事だから平静でいられたのよ。そうじゃなきゃ襲われちゃってるわ〜」 今日も六冥館は平和でした。

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あ、普通の人には猫のトリコロールが見えないみたいです。 艦娘と交わったり、死に近づいたりすると見えるらしいです。妖精さんに近いのかな？ あの男の人にも見てもらえばよかったです。もし見えたら、……うふふ。 #加賀さんとエリー

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今夜は加賀さんの部屋で……ね。 私が仰向けの加賀さんに覆いかぶさり、私その私に赤城が挿入する。そんな爛れた行為にも慣れてしまいました。気持ちいいしね。 「どうして艦娘にはあのミケネコが見えるのか、ですって？」せっかくなので加賀さんに聞いてみました。 #加賀さんとエリー

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「艦娘には見える、という考え方がまず間違っているわ。陸の人間に霊魂は見えない。海のものや空のもの、丘の戦車にも見えるはずよ。なぜかって？　人間が死を忌避しすぎて、自らの手を血に染めなくなったから」 加賀さん、何を言っているの？ #加賀さんとエリー

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「肉を食べるときも、草を食べるときも、魚や木のみでさえも、全ての食べることは命を奪うことなの。それを忘れた人間に、霊は見えないわ」 加賀さん、怖いよ。 「ええ。気づいているのでしょう？　そのネコは霊。生きていないから、生きているものからは見えないの」 #加賀さんとエリー

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「私はあなたに建造された後の事しか知らないけれど、赤城さんなら何か知っているかもしれないわね。抱き上げることもできるなんてただの霊ではないもの」 ベッドの赤城を見ると、大きく脚を開き大変はしたないです。さらにいびきまで。 「……そうは見えないけど」 #加賀さんとエリー

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「あとは叢雲さん、もしかしたら山風さんも他の鎮守府絡みで何かを知っているかもしれないわね。 　そういえば。日進とかいう艦が霊と話ができる、なんて噂を聞いたことがあるわね」日進、知らない艦です。探す価値は、ありそうかな？ #加賀さんとエリー

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午前のこと。長鯨からの突然のメール。 『限定海域でミズホミズホって繰り返す何かが出たらしいよ。詳細不明、面白いんじゃないかな』 「もう捕獲されてるでしょ？」 『んや。貴様ではない、って消えるらしいんだ』 Fletcherに出てもらおう。 #加賀さんとエリー

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E2ボスマス、ボス自体は夕立がやらかしたくらいでS勝利。その先、小島の裏側に小さな洞穴が。そこから確かになにか聞こえます。 「司令、netは万全です」 「叢雲と行って。決して一人で……」 「このFletcher、そこまで無謀ではありませんわ」苦笑の通信。 「では行きますね」 #加賀さんとエリー

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叢雲たちが少し進むと、ぷつりと通信が途絶えました。撤退を伝えようにもどうしようもなく、叢雲とFletcherを信じて待つしかできません。 島の外で哨戒をしている金剛達とも通信ができないらしく、これは本格的に何かがいるようです。 「こんな島、よく今まで見つからなかったネ」 #加賀さんとエリー