篠房六郎「BLOOD-C最大の問題は笑われるつもりが無いのに、大笑いされていると言う事に尽きると思う」

篠房六郎さんが語る「BLOOD-C」の問題点とは。
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篠房六郎 マンガワンにて「姫様はおあずけです」新連載 @sino6

BLOOD-C最大の問題は「笑われるつもりが無いのに、大笑いされている」と言う事に尽きると思う。造り手の側に自覚がない、人が並外れて残酷に死ぬ描写は実は容易にブラックジョークに転化されるもので、すぐ笑ってしまう意地の悪い客が少なからず居るって事が分かってない。

2011-10-01 07:50:11
篠房六郎 マンガワンにて「姫様はおあずけです」新連載 @sino6

だから、ショッキングなシーンを演出するに当たって気をつけなきゃいけないのは実は「笑われないようにすること」だったりする。残酷シーン=サービスシーン、下ネタギャグという下品な構図に造り手の側が自覚的になってる場合は、ピラニア3Dみたいなニッチ向けの「分かってる」娯楽作になる訳で。

2011-10-01 07:57:21
篠房六郎 マンガワンにて「姫様はおあずけです」新連載 @sino6

「お下品」なものを取り扱う所作がまるでなってなかったのかなー。造り手の側が、「ショッキングなことをしてる」つもりが、客にはただ「お下品なことをしてる」ようにしか見えなかったと言うこの悲劇。劇場まで足を運ぶ人の動機の中では「大笑いしたい」ってのが実は結構多そうな気がするなー。

2011-10-01 08:12:34
篠房六郎 マンガワンにて「姫様はおあずけです」新連載 @sino6

後はアレだな、お下品をするにあたっては、「バカにしてもらう」覚悟をしっかり決めなきゃなー。

2011-10-01 08:28:02