日本語学校でのバイリンガルセミナー

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

今日日本語学校でバイリンガルセミナーの4回目？が開催された。今日はアメリカで生まれ、兄妹５人がすべて日本語学校を幼稚園から高校生まで卒業したHさんのお子さんのうち３人がパネルに登場。色んな経験を話してくれ、すばらしい内容で感動した。記録のためにいくつか心に残ったことを（続く）

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

まず今自分は何人と思うかという質問に3人ともが「日系人」と答えていた。日本人でもなくアメリカ人でもなく「日系人」である自分に誇りを持っているとのこと。中学・高校くらいに自分は何人かということをそれぞれが悩んだり考えたりして、各々が出した結論のようだ。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

現在は3人とも英語と日本語を適宜使い分けて考えているらしい。その内容に合わせて合う言語で考えて翻訳したり、混ぜて考えたり、兄弟で話すときもちゃんぽんで、でも喧嘩は英語と言っていた（笑）

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

小学生のころはお母さんが言うから日本語を学ぶ意味もわからずに宿題をやっていた。中学に入ってからの学ぶ動機は「雑誌」「アイドル」「友達」「漫画」などだった。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

スポーツもしていたし朝起きるのも辛かったし、ほかの友達のように遊びたかったけれど、中学を過ぎて高校くらいになると友人と会うのが楽しくもあり、卒業した今は本当にがんばって続けて良かったと。一番末のお嬢さんには一足先に卒業した姉や兄の「絶対卒業して後悔しないから」が効いたらしい。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

すばらしいお母さんだったようで、どんなにできなくてもいつも「すごいね」「行くだけえらい」とほめてくれたそうだ。５人兄妹でなかなかお母さんと１－１の時間がなく、「今日、宿題一緒にやろうか」といわれると嬉しかった。お父さんとお母さんは「できなくても最後まで続けること」を教えてくれた。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

できないときにがっかりしなかったか？の問いに「できないとは思っていなかった」と。ただし努力は足りなかったから点が取れないなどとはわかっていた。でも先生はいつも暖かいコメントをくれ、友達は助けてくれ、教室の中が「ちゃんとやっていなくても大丈夫な守られたところ」という安心感があった。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

体験入学も何年かして良い勉強になったという。でも低学年のときは楽しかったけれど、高学年になるとなかなか仲間に入れてもらえなかったりいじわるなどもあり、あまりお勧めできないと話していた。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

辛かったと思うときもあったけど、３人とも今は日本語学校を卒業して本当に良かったとふつふつと感じている。もし自分の子供ができたら絶対に幼稚部から高校まで日本語学校（しかも文科省クラスに）入れたいと３人とも口をそろえていっていた。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

3人ともそれは明るく思いやりのあるすばらしい青年で、こんな子供が合計5人もいたらどんなに幸せだろうと思ってしまった。「中学生頃まではお母さんとお父さんの目指しているものが理解できなかったけれど、今になってよくわかるようになった。本当にがんばってよかった」という言葉にじ～ん（涙）

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

私も娘の日本語学校の標準を小学校６年生までと置いていたが、中学・高校になってこんなふうに感じ花開くなら、大変でも高校までいけるように手伝いたいなと思った。もちろんすべての子供がこうではないだろうけど、頑張り通すというのはやはり大きいことなんだな。

Satoko Lisa Watanabe @SatokoWatanabe

最後にこのご家庭、両親ともに日本人。お母さんは英語をわからないふりをし続けていたらしい。子供がこんな風に感謝してパネラーとしてくれたら親は号泣。以上、報告おわりです。TLを塞いでごめんなさい。