ヒットを狙いに行くために必要な「SF」という要素

まとめました。
45
前へ 1 ・・ 6 7 次へ
SOW@ @sow_LIBRA11

時に一般書籍化されたり、もしくはなんらかの文学賞受賞を飾るなどは、「ラノベ」というものの、「ジャンルであってジャンルでない」ゆえの「従来のジャンルから一歩離れることができる」力あればこそだったと私は思います。

2022-10-06 12:09:03
SOW@ @sow_LIBRA11

故に、だがそれ故に、弊害も生んでしまう。 それこそが、「SFは売れない」の呪いです。 SFであってSFでない、これはあくまでラノベです。 としたことで、逆に言えば、「SFっぽさを見せない」もしくは「SFと名乗らない」ことが、ラノベにおけるSFの有り様になってしまったわけです。

2022-10-06 12:10:31
SOW@ @sow_LIBRA11

先述の「SFへのハードルの高さ」だけ生きてしまったため、「狭義のSFこそSF」と仮定し、「広義のSF」は「SF要素もある作品」と、ある意味で、柵を作ってしまった。 この柵が、意外と固い。

2022-10-06 12:15:00
SOW@ @sow_LIBRA11

超能力がテーマの作品は、「能力者バトルモノ」となり、タイムリープをテーマとしたものは「青春モノ」となり、ディストピア世界を描いたものは「軍事モノ」となり、アンドロイドの少女との出会いを描いても「ラブコメモノ」となりました。

2022-10-06 12:16:38
SOW@ @sow_LIBRA11

誰もが知らない、狭義の「かくあるべし」な虚構の偶像を共有した結果、「SFモノはたくさんあり、十分ヒットしているのに、SF物は売れない」と言われる、その現状が生まれた、それが、私の考える結論です。

2022-10-06 12:18:16
SOW@ @sow_LIBRA11

さてそんなわけでのSF界のこの現状、このままではいいと思っていない者たちも数多い。 どこが? SF界隈の者たち自身がです。 狭義のSFに縛られた認識を広義のSFに広めたい。 SF要素のない作品など、早々あるものではございません。あれもSF、これもSFです。

2022-10-06 12:40:01
SOW@ @sow_LIBRA11

なら、なら全部SFでいいじゃねぇか。 俺が、俺たちがSFだ、と・・・ さてここで皆様に怪文書をご覧に入れましょう。 創設から来年で半世紀、小松左京、星新一、筒井康隆らも在籍した、日本SF作家クラブによる、 「ゴリラでも分かる日本SF大賞」です。 sfwj.fanbox.cc/posts/1528785

2022-10-06 12:43:47
SOW@ @sow_LIBRA11

この中では、はっきりと、「SFとは、あなたがSFだと感じたものだ!」「SFとは、もっと自由なものなのだ」と。以下、例とされている作品を挙げましょう。

2022-10-06 12:45:55
SOW@ @sow_LIBRA11

「半沢直樹」 「カマキリ先生」 「バーチャルYouTuber」 「艦隊これくしょん」 「ダンジョン飯」 あげくに「筒井康隆(の生き様)」まで!!!! 「そこにSFを感じたなら、その要素を覚えたならば、それはすべてSFだ!」そうとまで言っているのです。

2022-10-06 12:47:40
SOW@ @sow_LIBRA11

これはただの怪文書ではありません。 ちゃんと、SF作家クラブの理事たちが、理事長に至るまでがチェックし、掲載したもの。 すなわち、公式見解なのです!!!

2022-10-06 12:53:49
SOW@ @sow_LIBRA11

いいですか、 「新しい作品が生まれなければ、新しい読者は育たない」 「新しい読者が生まれなければ、新しい作者も生まれない」 新しい作者が生まれないジャンルは、静かに化石になっていくのです・・・

2022-10-06 12:54:41
SOW@ @sow_LIBRA11

だから、もっと自由に、胸を張って良いのです。 「これはSFなのだ」と、 「俺がSFだ」と、 「SFですけどなにか問題でも?」と、 ちなみに上述の怪文書の作者は、私だ!! そう、私からして、実はSF作家なのだ!!

2022-10-06 12:55:53
SOW@ @sow_LIBRA11

どぉーだ? 一気にハードルが下がっただろう? 「お前でいいなら俺でも十分だ、いやむしろ上だな」 OKそれでいい、それくらいでいい。 世界は自由だ、無法ではないが、少なくともお前たちが思っているほどには不自由じゃねぇ。

2022-10-06 12:57:25
SOW@ @sow_LIBRA11

え? 「じゃあお前が書いたSF作品ってどんなのだ?」って? よくぞ聞いてくださいました。 はいドン、「戦うパン屋と機械じかけの看板娘」!! amazon.co.jp/%E6%88%A6%E3%8…

2022-10-06 12:59:54
SOW@ @sow_LIBRA11

そこは、人型兵器”猟兵器”戦場を闊歩する世界。 人の数倍の巨躯に、人工知能まで搭載したそれは、世界の戦争の有り様を一変させた。 長き大戦で、”英雄”とまで称された主人公は、軍を除隊し、夢であったパン屋を開く。しかしーー

2022-10-06 13:01:58
SOW@ @sow_LIBRA11

長い軍隊生活の間で染み付いた日々が、彼から笑顔を奪ってしまった。その強面っぷりに、客は寄り付かず廃業の危機。窮余の策として、自分の代わりにパンを売ってくれる、”看板娘”を雇うことにした。

2022-10-06 13:03:35
SOW@ @sow_LIBRA11

だが、強面の彼の元で働いてくれる女性など、いようはずがない。諦めかけたその時、現れる一人の少女ーー主人公を恐れるどころか、まるで「ずっと探していた最愛の人」との再会を喜ぶように、彼女は笑う。 pic.twitter.com/zSBEce4UmL

2022-10-06 13:05:00
拡大
SOW@ @sow_LIBRA11

実は、少女の正体は、かつて主人公が搭乗していた人型兵器に搭載されたAIであった。 それが何の因果か、諜報用の人造人間の試験体に搭載された。 人間の姿を得AIは、元の主である主人公を追いかけて軍を脱走してきたのだ。

2022-10-06 13:07:46
SOW@ @sow_LIBRA11

立てば重要機密。 座れば軍事機密。 歩く姿は国家機密な少女。 自身が機械人間であることは隠し、パン屋の再興を主人公とともに目指す!

2022-10-06 13:08:48
SOW@ @sow_LIBRA11

戦争と平和、国家と民族、パンとジャムーー 交錯する戦後世界、機械じかけの看板娘は何を見るのかーーという内容でございます! pic.twitter.com/NkEd59qXxa

2022-10-06 13:10:11
拡大
SOW@ @sow_LIBRA11

けっこうそこそこいい線いったんですよ。 残念ながらコミカライズとかは機会得られませんでしたが・・・ボイスドラマ化はしたんですがね。 ちなみにヒロインの機会少女役は井上麻里奈さんです。 キュアマーチですよキュアマーチ!

2022-10-06 13:12:15
SOW@ @sow_LIBRA11

ん? なんですかその顔は・・・ああ、はいはい。 そうですよ、そのとおりです。 これだけ長々と御高説を垂れ、何が言いたかったか、何がしたかったか・・・宣伝だ!!!

2022-10-06 13:13:05
SOW@ @sow_LIBRA11

だから言っただろう、最後までお付き合いくださいとなぁ! どうだ諸君、これが茶番だ! それでは皆さんさようなら。 アバヨ! 良い夢見ろよ!

2022-10-06 13:14:11
ろくでもなかった人2.0(CV:森山周一郎) @docotorsubaco

@sow_LIBRA11 人間の想像力でセンスオブワンダーをやり尽くしてしまった、あるいは使い果たして仕舞ったんですかね。音楽の分野に置き換えてみると、12音階とコードでやり尽くしてしまって、打開を試みた現代音楽も突破出来ずになんとなく寂れてるような感じ。心地よいのが一番(´・ω・`)

2022-10-06 12:05:25
SOW@ @sow_LIBRA11

@docotorsubaco いやぁなぁに、んなこたぁないと思うんですよ。 それこそ、「コロニー(宇宙島)」とかは半世紀前はなかったわけですし。

2022-10-06 13:36:53
前へ 1 ・・ 6 7 次へ