通り魔に狙われた夢

自分向けの備忘録
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にゅい @lanuit2012

最高に嫌な夢をみて、できれば忘れたい部類のものだけど、あまりに鮮明に覚えているので、自分向け備忘録としてツイートしておこう。

2022-10-10 10:16:03
にゅい @lanuit2012

夢の中の私は、すごく体力があった。そして、武道をいくつも掛け持ちして、どれも長続きしなかった実際と違い、ひとつの武術を鍛え上げ、そのことにかなり自負があった。界隈の方には怒られそうだけど、ここでの武道は精神修養のためのもの。武術は効率的に敵の身体を破壊するもの、とする。

2022-10-10 10:22:04
にゅい @lanuit2012

夢の中で私は、市民体育館わきの道路をぶらぶら歩いていた。小春日和で、気持ちの良い天気。シャツにジーンズ、カーディガンを1枚羽織っているだけで心地よい気温。散歩日和だな、と思いながら歩いていたのだから、市民体育館に用があったわけではないんだろう。

2022-10-10 10:28:04
にゅい @lanuit2012

これは合気道をやっていた従妹から聞いた話で、截拳道の石井先生も仰っていることなんだけど、人間、鍛えておくと『自分に害意を持ってる相手』というのが瞬時に分かるのだそうだ。夢の中の私もそうだったから、それなりには鍛えていたのだろう。

2022-10-10 10:37:46
にゅい @lanuit2012

ぶらぶら市民体育館のわきを歩いて、なんとなく商店街に足が向いた。お腹が空いていたのだ。と、商店街に意識を向けた途端、明確に、他でもない私を名指しした害意、というより、はっきりした殺意を感じて、私は身がすくみそうになった。

2022-10-10 10:40:49
にゅい @lanuit2012

またちょっと説明が挟まるけれど、実際に長年、道場に通って武術を習っている女性が現実にいる。その方はかなりの修練を積んでいたんだけど、夜道で後をつけられただけで、恐怖で頭がいっぱいになって、習った技も全部吹き飛んで、ただ110番通報するしかできなかった、と仰っていた。

2022-10-10 10:44:55
にゅい @lanuit2012

その女性はその体験の後、ようやく館長さんが「現実に使うつもりで稽古しないと意味がないですよ」と仰っていたことの真意が分かったそうだ。その真意を理解した彼女はとうとう、その道場では唯一の女性指導員にまでなって、今も活躍していらっしゃる。 さて夢に話を戻そう。

2022-10-10 10:47:14
にゅい @lanuit2012

私は殺意を感じると同時に、幸運にもその相手を見つけた。白いパーカーにジーンズの男。フードを目深にかぶって、顔はよく見えない。男は他の通行人をうまく遮蔽物にしながら近寄ってくる。慣れてる、こういう犯罪に。私は恐怖で機能しなくなりそうな身体を叱咤し、鼓舞してそちらに向き直った。

2022-10-10 10:51:29
にゅい @lanuit2012

一瞬、男は獲物が勘付いたことに驚いてどうしようか、とほんの1~2秒躊躇したけれど、決行することに決めたようだ。今度は隠す気のない足取りで、私が声を上げたりしないうちに仕留める気で間を詰めてくる(思えば私はここで大声を出すべきだった)。気が付けばもう互いに手の届く距離。逃げられない。

2022-10-10 10:54:22
にゅい @lanuit2012

男が包丁を抜いた。どこでも買えそうなやつ。たぶんこれが初犯で、無差別に殺して死刑になりたいんだろう。で、その手始めとして、小柄で女の私を狙った、と。私は意外と落ち着いてそんなことを考えていた。普通は刃物なんて向けられればフリーズするものだけど、幸い、夢の中の私は落ち着いていた。

2022-10-10 11:05:42
にゅい @lanuit2012

男が刃物を振るう。運のいいことに、ただのど素人だ。「これから振りますよ」という意思が見え見えで、動きはバラバラ。一歩下がって私が避けた際にも、重心がズレて体勢が崩れている。大丈夫、これは対処できる。ここで私は下がったぶんの一歩より深く、一歩半、踏み込んだ。

2022-10-10 11:12:45
にゅい @lanuit2012

包丁を持っている男の右手の手首内を私の右手で、男の手の甲を私の左手で、ほぼ同時に挟むように打つ。狙い通り、包丁は吹っ飛ぶ。丸腰勝負なら負ける気はしない。吹っ飛んだ包丁が甲高い音を立てるのを放っておいて、私は改めて男に向き合る。でも甘かった。男はいきなり背を向けて逃げてしまった。

2022-10-10 11:18:01
にゅい @lanuit2012

私はちょっと唖然としてしまって、仕方なくハンカチを取り出して包丁をカバンにしまった。夢の中の私には110番通報するという発想が何故か皆無で「警察署なら歩いて30分ないし、届けに行こう」などと間の抜けたことを考えていた。気が付くと、もう夕方。

2022-10-10 11:20:58
にゅい @lanuit2012

とぼとぼと気乗りしない足取りで警察署へ歩いていると、また殺気が背後から忍び寄ってくるのを感じる。何が何でも一人目のターゲットは私にしたいらしい。さっきは正面切って負けたので、今度は背中を刺したいんだろう。私は警察署への道をそれて、フッと角を曲がった。そこで待ち構える。

2022-10-10 11:30:20
にゅい @lanuit2012

私を見失うまいと焦った男は、角で待ち構えている私と鉢合わせた。相手に何もさせないうちに、私は入り身投げの要領で相手を雑に投げ飛ばす。背中をしたたかに打って地面でもがいている間に、片手を背中側にねじり上げて背中の真ん中の急所と併せて膝で抑え込む。無言だった男が初めて苦痛に呻いた。

2022-10-10 12:29:00
にゅい @lanuit2012

片膝で男の片腕と背中に体重をかけながら持ち物を探っていると、懲りもせずまた包丁が出てきた。本気で無差別殺人をする気だったんだな、と半分呆れながら思う。ここでも私には110番通報するという概念すらなく、男の首筋に包丁を当てながら立たせた。こうなるとどっちが悪人か分かったものじゃない。

2022-10-10 12:32:12
にゅい @lanuit2012

周囲の人に助けを乞うでもなく、通報するでもなく、私はそのまま男を警察署に連れて行くことに決めた。「警察署まで来てもらう。大人しくしてれば禁固刑で済むと思うけど、ヘンな動きをしたら頸動脈を切る」さすがに首の皮膚にぴったり包丁を突き付けられた男は大人しくなった。

2022-10-10 12:34:17
にゅい @lanuit2012

そして警察署に着く前に、夢から醒めた。この夢の何がイヤだったかって、最初に男を取り逃がした後、何日後、何週間後にまた狙われるか分からないという恐怖だった。私なら少なくとも数週間はおいて、相手が恐怖で衰弱するのを待つし、その間に準備をしっかり整える。夢の中の男がバカで助かった。

2022-10-10 12:37:05
にゅい @lanuit2012

なんでこんな夢をみたか分からないけど、やっぱり改めてしっかり武術を習ったほうがいいな、と思った。このところ数か月、ずっと色んな武術の動画を観ていて、春から始めたウォーキングで体力がついてきたら、ぜひ通おうと思っている。黒田先生か石井先生かで迷っているところ。

2022-10-10 12:38:54