【原作ネタバレ】鶴見中尉の人物像の考察、および鯉登少尉との関係性 たまに尾形(2023/01/04追記)

~才色兼備で努力と根性と不屈と底力Lv.9のイケおじは海の向こうに転職して古巣の少尉殿を見返したい~ 鯉登の株が下がってきたぞ
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ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

twitter.com/hinataibara_gk…

2022-10-05 20:59:56
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鶴見の愛(=罪悪感から目を背ける行為)をエスカレートさせた一因が宇佐美なのほんとアレ 妻子の死 (※スパイの家族という時点で回避不能) ↓ ウイルクを逆恨み 復讐とウラジオストク日本領化により愛があったと証明したい ↓ 宇佐美の殺人を目撃 ↓ 日清戦争で兵士を観察 ↓ 「愛です」と定義

2022-06-17 16:02:36
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鶴見、大切なものが2つあって「どちらか一方しか選べない、選ばなかった方は永遠に手に入らない」というときに、ノータイムで遺骨より権利書を取りに行ったんですよ。愛より、愛を正当化するための大義を優先したんです。それが全てです。

2022-10-05 22:52:58
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

あの顔でなんとなくいい話風に胡麻化されてますが、鶴見のあの表情こそ、長く自分さえ欺いてきた仮面です。仮面の下にも仮面、むしろ仮面こそが素顔。彼自身が「愛があるフリ」で自分さえ騙し切ってしまっていたんです

2022-10-05 22:53:36
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

そう考えると、309話の長い独り言も、「道連れには出来ん」も、あれ自分自身に言い聞かせて自己暗示を強化してたんですね

2022-10-05 22:55:02
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鶴見がパルチザン3人組のうちキロちゃんに対してだけやけに憎悪が薄い印象があったのですが、大義を建前にして自分の未熟な理論や感情をゴリ押しする生き方にある種のシンパシーを感じてたせいかもしれない

2022-09-25 21:29:24
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

ウイルクの正論への反発もシンパシー感じる要素かと twitter.com/hinataibara_gk…

2022-09-25 21:34:00
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ウイルクへの復讐心は、再会したときに妻子を死なせた罪とそれから目を逸らす後ろめたさを指摘されたことへの怒りもあったのかなと

2022-09-24 22:55:14

鯉登との関係の変化

ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

しまった、「鶴見がなぜ愛を試さずにいられないのか」は考察してなかった。なんとなくフィーナが約束を守らず写真館に戻ってきた辺りに原因があるんだろうな(ちょっとフィーナを逆恨みしている)ぐらいに考えてるけど

2022-10-05 22:32:12
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

あの日からずっと「愛があるなら約束通り戻ってこなかなったはず」=愛があるなら望み通りの行動を取ってくれるはず、をやり直したくてリフレインし続けているのかな

2022-10-05 22:45:04
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

でも「愛してくれていたからこそ心配して戻ってきた」=愛があるからこそ自由意志で行動した、ってのもどこかで理解していて、そこに鯉登がガチっと当て嵌まってしまった

2022-10-05 22:47:38
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

これ厳密には「自由意志で行動した」じゃなくて「自由意志で逆らった」が正しい twitter.com/hinataibara_gk…

2022-10-06 21:06:31
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「負けるつもりない」「道連れには出来ん」の心理はマジでこれ。ぜんぶ鯉登への反発 twitter.com/hinataibara_gk…

2022-10-05 22:56:32
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鶴見をダメな大人として描かれている前提で見ると、鯉登から「嘘で試した相手の愛しか信用してないよね?」と図星指されて「ちがうもんホントに愛してるもん><」って反発した結果の「道連れには出来ん(キリッ」だったり身一つで立ち回って北海道を守ったり…なのかなという解釈もできなくはない

2022-08-25 21:42:24
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

加筆部分じゃないけど、鶴見が使い終わった小道具の月寒あんぱんをその後何年も放置してるの、釣った魚に餌をやらないような鯉登への(ひいては全ての部下への)接し方そのものなんよな。 だから建物に入る前は若干怯えていた鯉登は、放置されたあんぱんを見たことで冷静さを取り戻した。

2022-06-17 21:21:37
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鶴見の嘘を看破して切り込んだの、おそらく支笏湖でのウイルクと、五稜郭での鯉登の2人です。欺瞞を指摘する鯉登にウイルクへ向けたものと同じ反発を感じ、またそれでも愛そうとする姿勢にフィーナからの愛と同じものを見た

2022-10-05 23:00:41
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

なまじ他人の嘘が見抜けてしまうせいで鯉登の「そいでもついて行ったとに」が本心からなのが解ってしまうという

2022-10-05 23:00:56

 丁寧に伏線が仕込んであってな

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これ五稜郭戦の直前に永倉にドヤった「嘘を見抜ける有能な自分」に拘ったせいで鯉登の発言を否定できずにバグってるのナ twitter.com/hinataibara_gk…

2022-10-10 19:00:44
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鶴見はフィーナと同種のこの愛を裏切れないんですよ。「私と彼女は愛し合っていた、娘も祝福されて生まれてきた、私は悪くない」と自分を偽ったのが始まりなので。そこから幾重にも嘘で塗り固めて補強してきたから根幹をひっくり返せない。 故に鯉登に対しても殺意が向けられないパラドックスが生じた

2022-10-05 23:02:42
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

五稜郭で、また列車上で、自分に異議を唱える鯉登を敢えて排除せず、不自然に放置したのはそのせいですね。黙って月島を置いて去ったのも、鯉登と正対する状況は避けたかったから。向き合ったら最後、完全敗北しか残ってないんだもの

2022-10-05 23:03:27
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鯉登の指摘が根幹を揺るがすド正論である以上、同じ土俵で反論したら勝ち目がない。甘い嘘は先制して封じられた。殺意を持ったら論理矛盾によるアイデンティティ崩壊

2022-10-05 23:06:26
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

(生かしておいて後で見返してやりたい的なマウンティング欲はなくもなかったというか、むしろ負け惜しみでそう思ったかも…あるかも……)

2022-10-05 23:04:07
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

だから鯉登への「負けるつもりはない」は本題を摺り替えるため、また会話の主導権を取り戻そうとするための苦しい返答。この台詞は「杉元一行に負けるつもりはない」であると同時に「お前にも負けるつもりはない」というニュアンスを含んでいる

2022-10-05 23:07:00
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

鶴見は鯉登からの指摘を否定するために、月島さえ易々と手放してみせる必要があった。逃げるのではなく前進したように見せる必要があった。「愛しているからこそ手を放す」フリ、「独りで権利書を追う」フリ ぜんぶ鯉登と自分自身に向けたパフォーマンスだった

2022-10-05 23:07:29
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

渡米して単独行動を取ったのも、北海道をロシアの侵略から守ったのも、鯉登の出世を知った上での「愛を試さなくても野望は遂行できる」「北海道を守るのはお前でなく私だ」という否定の感情と、鯉登を含めかつての同胞への愛はあったのだと逆説的に証明したいがための選択

2022-10-05 23:08:25
ひなた(再生怪人)@考察用 @hinataibara_gk

結局、争奪戦を経ても鶴見は変わらなかった。妻子への愛、同胞への愛を証明するためにウラジオストクや満州を欲していたのと全く同じ理屈で北海道を守ったに過ぎない。自分の手でそれが達成できるなら、それらの土地が日本領になろうがアメリカ領になろうがおそらく構わなかった

2022-10-05 23:09:25
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