お祭りで綿菓子を買う価値はあるか？

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

米澤穂信氏の〈小市民〉シリーズには小鳩くんが綿菓子を買おうとする小山内さんに綿菓子の原価を説いて無駄遣いになることを示唆する場面があります。そこで思ったことをつらつらと。 bookwalker.jp/dec6696c4b-fd1… pic.twitter.com/CxGVyO0woY

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たしかにわた菓子の原価は大した出費ではないかもしれないけど、家で同じ砂糖があったとしても綿菓子を気軽に作れるかといえば否です。

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わたあめ製造器なんかも買えるだろうから家でも食べようと思えば食べられなくはないし、機器含めてもそんなにお金はかからないとは思います。 pic.twitter.com/olkLRCGdH2

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ただし、その嵩張る機械を置いて置くスペース、使用機会の頻度、手間など諸々を考えるとお祭りで食べたくなった時に購入するのが最も気軽ではあると思うんですよね。

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コストパフォーマンスで言えば駄菓子として売られているものが一番いいかもしれませんが、あれも何か違うと思いますね。あれはあれで素朴な美味さがあるけど、割り箸に巻き立ての綿菓子とは全く別種の菓子です。 pic.twitter.com/JswxACQWrv

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そもそも祭りに出向いた時以外に綿菓子を欲する場面はあるか？　個人的にはNoですね。ありきたりな結論ですが、綿菓子はお祭りの空気を買うものだと思うので。

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あとお祭りの出店で売っている食べ物に関して、個人的な偏見全開で言わせてもらうと、お祭りでたこ焼きを買い求めるのはナンセンスです。

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値段で言えばそこらで売っているたこ焼きと同じくらいかちょっと安いくらいだけど、具のショボさ、生地のゆるさ、味、お祭りの空気を加味してもちょっと許せないレベルで満足度が低い。スーパーで売ってる冷凍食品のたこ焼きをあっためて売った方がマシだと言いたい。

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食べる頻度からいっても自宅にたこ焼き器を備えても見返り十分な投資だと思うし、そこらにいっぱいたこ焼きを売っている店があるので、お気に入りの店を見つけて通うのもいいと思います。だからわざわざ出かけた祭りで食べるものではない。

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とはいえ、自分の隣にいる友人が祭でたこ焼きを買おうとした時にこういうことを論じるなんて真似はしません。それは流石に野暮というものです。

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わた菓子以外でよく買おうかどうか迷ってしまうのはベビーカステラですね。あったかいのを食べる機会はなかなかないし、たこ焼き器にホットケーキミックスを使ってもあの味にはならないし。（再現レシピはあるようですけど）

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次点でかき氷かな。特に夏祭りは冷たいものが欲しくなるし。

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まあ買おうかどうか迷った挙句、結局現金払いとかゴミの始末の面倒さでスルーしてしまうんですけどね。

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最近は珍しい舶来ものの屋台もあるので興味をそそられれば検討はします。見逃したらもう食えなさそう、という気持ちが勝てば買うかもしれない。

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しかしここまでベラベラ語っておいてなんですが、実のところ能動的にお祭りに出かけるというようなこと自体がそうそうないのですが。