理系向けの教養科目で法学を担当すると文系の学生からあまり出てこない「機械的に当てはめが可能な形でルールを書き切れないか」という質問が出てくる

INTP @D_D_Economics

俺も同じことを考えてた。文章が厳密じゃないし恣意的だし抜け道沢山あるじゃんって。 でも、法律を厳密な文章にしたらそれはそれで法律が無限に増殖してしまうので、あえて曖昧にすることで社会システムの維持を実現しているんだろう。 twitter.com/mana613/status…

MMatsunaka @mana613

そういえば、理系向けの教養科目の「法学」を担当すると、質疑の8割程度は、「一義的で機械的に当てはめが可能な形でルールを書き切る」ことの不可能性を実に色々な形で説明することになる（授業なので別に悪い話でもなんでもない）。面白いことに、文系向けではこの手の質問はグッと減る。

2022-11-15 00:11:02

シータ @Perfect_Insider

法規則の一義決定の議論もないわけではないが（ドウォーキンのヘリクレス判事など）、法は演繹的な規則というより「紛争調停のための対話のシステム」という実践的な活動として理解されるべきものだろうなとは思う。法解釈に規範が滑り込むのは不可避だし。 twitter.com/mana613/status…

ボ@ログ取の翁 @trickart4121

まぁ厳密にすべてを記述できるわけないのはそうなんだけどそれはそれとして、その曖昧な案件に出会った時裁判所で白黒つけるコスト重すぎんか？というのはあるんだよな。 なんかあったら電話掛けて10分で判定！とかなら機械的に処理できなくてもいいけどさ twitter.com/mana613/status…

K.Minami @farnorthprof

工学系とのコラボでも、色んな前提条件を踏まえて一義的なルールを作ろうとしているのに対して、「解釈」という方法を提示する法学系とのバランスの難しさを実感。「解釈で行けますよ」というと「解釈しなくても、一義的にルール化すべき」のせめぎあい。ルールで全てを書ききれないでしょとなる。 twitter.com/mana613/status…

Kentaro Fukumoto @000fukumoto

よくわかる。ただ、工学の人にとっては多少わかりやすいと聞いたことがある。歯車は、きっちり噛み合ってしまうと回らないから。適度な遊びが必要。 twitter.com/mana613/status…

CCX @cruxxxhitomi

@mana613 法律は理論的です。でも自然法則てはなく人工的なルール取り決めです。ルールはコミュニティによって異なります。また面白いのは解釈で違う結果を導き得ることです。理論的＝答えが一つというわけではないです。というようなことを思いながら行政職してました(理系出身)

CCX @cruxxxhitomi

@mana613 常にただ一つの答えを導く必要があるのであれば数理的な手法をとればいいですが、法律はそもそも一つも答えを導くことを目的としてないと思うんです。そして法律は作成者の思い感情が入っています。

Tetsuya Ushio @TetsuyaUshio

@mana613 「一義的で機械的に当てはめが可能な形でルールを書き切る」ことができれば、裁判所は要らないかも。。。

82 @shi2ro

論理実証主義的な記述言語についての話だと不完全性定理の話っぽいし、法適用の話だとAIにおけるフレーム問題っぽい。 twitter.com/mana613/status…

星 暁雄 (ITと人権) @AkioHoshi

興味深いと思いました。 この世界に法と司法、それに規範が必要な理由。 そして、常識を持つAIが今なお作られていない理由。 twitter.com/mana613/status…

bioshok(INFJ) @bioshok3

この話から機械は法的処理ができないという話になってる人もいるけどそれは飛躍で、むしろ今のAIは論理的思考よりニュアンスやパターン認識が得意だから、そこに論理的処理が補助されるようにアップデートされたらAIが法的処理を人間と同等にこなせるようになるのも時間の問題。5~10年以内。 twitter.com/mana613/status…