2022年度、エアミス研ランキング、総合ランキング
- CLY__Mizuki
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以上を持ちまして、総合ランキングの発表を終わりたいと思います。次は22時からのエアミスランキングの発表でお会いしましょう。ここまでお付き合い頂き有り難うございました。 #airmysken
2022-11-19 21:12:31第2部:2022年度エアミスランキング
お待たせしました。22時になりましたので、これより2022年度エアミスランキングの発表を始めたいと思います。 #airmysken
2022-11-19 22:00:06投票数は21票。国内外のミステリを対象に、1位から10位までの十作品を挙げて頂きました。この場を借りて投票して頂いた皆様には御礼を申し上げたいと思います。
2022-11-19 22:01:11なお点数配分に関しては1位【10点】/2位【9点】/3位【8点】/4位【7点】/5位【6点】/6位【5点】/7位【4点】/8位【3点】/9位【2点】/10位【1点】となり、順位なしの場合は全て5点配分となります。
2022-11-19 22:01:4210位
10位:笠井潔「煉獄の時」/笛吹太郎「コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎」【29点】奇しくも対照的な二作品が並んだ。前者は11年ぶりの矢吹駆シリーズ七作目で顔のない死体テーマの重厚かつ作者の集大成。後者は良い意味で肩の力が抜けた軽快な連作ミステリにして作者のデビュー作だ。
2022-11-19 22:02:359位
9位:スチュアート・タートン「名探偵と海の悪魔」【30点】「イヴリン嬢は七回殺される」の作者が贈る海洋冒険探偵小説。17世紀の大海原を進む帆船を舞台に次々と怪事件が勃発する。時代小説、怪奇小説、パニック小説、本格ミステリなどの面白さを兼ね備えた胸踊る海洋冒険譚で圧巻の出来。
2022-11-19 22:03:428位
8位:大山誠一郎「記憶の中の誘拐」【32点】迷宮入り事件の謎を解く連作〈赤い博物館〉シリーズの二作目。誘拐物である表題作は作者がしばしば用いる偶然が自然な形で活かされており事件の構図が明かされると共に浮き彫りになる犯人の心情がいい。その他「死を十で割る」や「孤独な容疑者」もお勧め。
2022-11-19 22:05:007位
7位:方丈貴恵「名探偵に甘美なる死を」【33点】竜泉家の一族シリーズ第三弾。世界的メガヒットしたVRゲーム続編のプロモーションが素人探偵と人質の命を賭け、館を舞台にした殺戮ゲームに変貌する。先行作とは一線を画し、斬新なアイデアが詰め込まれた作品で、間違いなくVRミステリの最前線。
2022-11-19 22:06:146位
6位:山沢晴雄「ダミー・プロット」【34点】これまで同人誌でしか読めなかった作者自信作の長編ミステリ。縺れたアリバイの謎をメインにした錯綜したプロットも見所の一つだがそれ以上に本作が「名探偵、砧順之介自身の事件」と謳われている理由が何とも忘れ難い印象を残す。名探偵好きは必読の一冊。
2022-11-19 22:07:30