2022年度、エアミス研ランキング、総合ランキング

麻里邑圭人 @mysteryEQ

そして、ここからはベスト５の発表！ 第５位はこの作品です。

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５位：柄刀一「或るアメリカ銃の謎」【35点】柄刀版国名シリーズの三作目。タイトル通り「アメリカ銃」と「シャム双子」をテーマにした二編を収録した本作で特に秀逸なのは表題作における第二の射撃事件の真相であり、作者らしい奇想が炸裂したその奇跡の構図はミステリファン必読と言っていいだろう。

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続いて第４位。

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４位：浅倉秋成「俺ではない炎上」【47点】炎上をテーマにした長編ミステリ。「伏線の狙撃手」らしい伏線回収もさることながら殺人の濡れ義を着せられた男のスリリングな物語に気を取られていると予想外のところからくる仕掛けにあっと驚かされることだろう。前作より騙しに重点が置かれた傑作である。

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さて、次はいよいよベスト３の発表！

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……に行く前に、１０位以下の作品をご紹介したいと思います。

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【26点】 阿津川辰海「録音された誘拐」 大山誠一郎「時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります２」

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【24点】 村崎友「風琴密室」

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【21点】 古野まほろ「侵略少女～EXIL girls～」

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【20点】 青山文平「やっと訪れた春に」 呉勝浩「爆弾」 羽生飛鳥「揺籃の都 平家物語推理抄」

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【19点】 阿津川辰海「入れ子細工の夜」

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【18点】 荒木あかね「此の世の果ての殺人」

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【16点】 ジャニス・ハレット「ポピーのためにできること」

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【14点】 鵜林伸也「秘境駅のクローズド・サークル」 エル・コシマノ「サスペンス作家が人をうまく殺すには」 楠谷佑「ルームメイトと謎解きを」 倉野憲比古「弔い月の下にて」 紺野天龍「神薙虚無最後の事件」 明神しじま「あれは子どものための歌」

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【11点】 アンソニー・ホロヴィッツ「殺しへのライン」

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【10点】 南原詠「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」 フランシス・ハーディング「ガラスの顔」

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【9点】 伊吹亜門「京都陰陽寮 謎解き滅妖帖」 オリヴィエ・トリュック「影のない四十日間」

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【8点】 浅ノ宮遼／眞庵「情無連盟の殺人」 西澤保彦「パラレル・フィクショナル」 藤つかさ「その意図は見えなくて」 ポール・アルテ「死まで１３９歩」 M・W・クレイヴン「キュレーターの殺人」

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【7点】 相沢沙呼「invert II 覗き窓の死角」 逸木裕「五つの季節に探偵は」 エツィオ・デリコ「悪魔を見た処女」 エリック・フアシエ「鏡の迷宮 パリ警視庁怪事件捜査室」 東川篤哉「仕掛島」 安野貴博「サーキット・スイッチャー」 詠坂雄二「5A73」