朗報、尼崎市はユニチカ記念館を残すことに決まった。で小学館ビルはなんだよ!という流れ。

近代建築は残りにくく、モダニズムデザインはさらに残り難い。特に機能に特化し美的プロポーションだけを表現手段にした、いわば作家性を退いた無名の建築は残りにくい。
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

よかった。アマやるじゃん ↓ 国の近代化産業遺産、移築方針から一転 ユニチカ記念館現地保存へ 建物寄付、市が土地購入で覚書kobe-np.co.jp/news/hanshin/2… 市議会では現地保存を求める要望書が全会一致で採択され、「市民共有の財産として残すべき」として、本年度内にも土地を購入する方針を決めた。

2022-11-26 21:28:31
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

これが2年前だから、ほんとに尼崎市は頑張った。 褒めてあげたい。 全国の小さな近代建築保存に前例と先鞭をつけていくことになるといいですね。 twitter.com/mori_arch_econ…

2022-11-26 21:34:20
SDGs建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

兵庫・尼崎のユニチカ記念館、解体検討 明治の紡績産業遺産 市の支援望めず mainichi.jp/articles/20200… 市も財政事情は厳しい。旧尼崎警察署(1926年)など歴史的建築物の耐震化工事にも手をつけておらず、記念館を買い取って耐震化する支援策は「財政上困難で100%ない」(市幹部)と断言

2020-08-23 23:35:14
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

@8qZMGy937fcrbkn 築地市場はあきらかにワザとでしょうね。 近代モダニズムの先駆けでありながら、日本固有のローカルな市場事情に則し、なおかつ地形や運河や鉄道に対応させていたという意味で、至極の設計デザインであったわけですが。 必死こいて壊していましたね、ヤツらは。 あと建築家協会も学会も非協力でした。 pic.twitter.com/Fn7rANKGNL

2022-11-26 22:04:24
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

小学館ほどの大企業がなぜこの建築を活かせない?と思っていましたが…。 ↓ 「本の街」見守り90年、解体へ 関東大震災の復興建築 神保町「旧相互無尽会社ビル」:東京新聞 TOKYO Web tokyo-np.co.jp/article/58048

2022-11-26 22:06:07
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

新築された小学館の大失敗ビル。 あの無意味な斜め壁と貧弱なエントランス、 出版社としての格式を失ったドヤ建築、 バカビルとしか良いようがない糞デザインを平気で採用してしまった経緯からも、 建築や文化に対する教養を見失っていることがわかります。 pic.twitter.com/smwMe9Ue5x

2022-11-26 22:12:10
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

これが昔の小学館ビル。 いわゆる老舗のテーラーがつくる背広のようなビルだが、ツインコア形式という構造をそのままデザインで表現したもの。 近代建築の手法をそのまま素直につかって素材も良いし、まず人の目線を意識したエントランス。 こちらの方が何倍も気品がある。 なぜ今のビルにしたのか疑問 pic.twitter.com/qWrpLy5JC6

2022-11-26 22:20:24
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

新小学館ビルと旧小学館ビルの最大の違いは、設計者個人の趣味を出し、斜め壁とガラスボックスを組み込むという、ちんけな流行に乗って作品化しようとしているところにある。 旧小学館ビルは普遍的な縦横のプロポーションの美的バランスだけを意識して設計者は作品の後ろに控えている。真の建築家道。 pic.twitter.com/akHR46r7Df

2022-11-26 22:24:38
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

旧小学館ビルのほうがよかった…と、社員も編集者も大御所の漫画家さんも、持ち込みの新人漫画家さんも思っていることだろう。

2022-11-26 22:25:43
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

これが、今の日本の建築界の最大の問題。 サラリーマンが作家気取り。 twitter.com/mori_arch_econ…

2022-11-26 22:26:58
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

建築家の仕事というのは、今、この瞬間を追っかけてはいけない。 アイデアやコンセプトの意味というものは社会の要請ですぐに変化し、数年で平気で陳腐化する。 だから、普遍的な幾何のプロポーションの美を抑えていない建築は、必ず醜くなる。しかも数年で。

2022-11-26 22:31:04
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

@gappaiyasu センスというか、知見や教養がないのです。 本来、建築というのは教養の塊なのです。

2022-11-26 22:31:54
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

そもそも、壁を斜めにし不整形のガラス箱を組むという建築デザインの新奇性は2000年で終わっている。 フランクリンド・イスラエルや、フランク・ゲーリー、エリックオーウェンモス、ファン・ベルケルらがやり尽くしている。 それらの真性アーチストの極一部を真似るから、もう意味を成していない。 pic.twitter.com/MNyyt5C8pA

2022-11-26 22:48:07
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

コンセプト中心で建築をつくり、普遍的な幾何の美的プロポーションを後回しにするやり方は、磯崎新が始めたもので、相当に時代を読み込まないとその批評性や意味性は成立しない。 その証拠に磯崎新の建築の意味は陳腐化するのが超早い。しかしプロポーションやボリュームは抑えているのでまあ見れる。

2022-11-26 22:51:35
建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

その磯崎新をさらに加速し大衆化しコンセプト化したのが、石井和紘の建築で陳腐化が進み過ぎて逆にキッチュから、一周回ってコンセプチャルアートやポップアートの作品として、意味が戻ってきているの感がある。 そんな風に読み込みできるのも、建築が残っていればこそなのである。 pic.twitter.com/3OuZZUdyZZ

2022-11-26 22:57:59
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

近田春夫&ハルヲフォンの「電撃的東京」みたいな感動かなあ。 youtube.com/watch?v=VwL4Ss…

2022-11-26 23:30:19
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

この石井和紘の陳腐化の速度をさらに速めて限界までいきついたのが、隈研吾の割り箸細工のような建築である。 このまま美術家の川俣正のパクリで終わるかにみえたが、昨今、強烈に建築デザイン的強度を増してきて隈建築は洗練され、普遍的な美的プロポーションを獲得しつつあるように思える。 pic.twitter.com/Okn9qq5LjL

2022-11-26 23:03:05
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建築エコノミスト森山高至「土建国防論」執筆中 @mori_arch_econo

隈研吾のトルコに建つ「オドゥンパザル近代美術館」非常に素晴らしい。 木材の意味や架構の効果、といったものが非常に上手く表現されている。 芦原さんのモントリオール万博日本館や横河工務所の伏見稲荷儀式殿と比較してみても、同じコンセプトではありながら、隈研吾の木による積層の方が素直。 pic.twitter.com/QqjTsatN4B

2022-11-26 23:15:01
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