毎日新聞「論点:「宗教が怖い」磯前順一教授「習俗とカルトの両極で」」メモ

まとめました。
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何もせんほうがええ @MITARAI_H

論点:「宗教が怖い」日本社会 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20221… 習俗とカルトの両極で 磯前順一・国際日本文化研究センター教授 「宗教をうさん臭がる一方、日本社会でも宗教的熱狂へのニーズはある。戦前は国家神道と天皇制がそれを満たした。」⇒

2022-12-09 06:42:19
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「人々は「臣民」というアイデンティティーを得られた。しかし戦後は、天皇制国家の代わりに自分の心をうずめてくれるものが必要となった。」 「新宗教など特定の宗派を信仰するか、世俗に代わりを求めるか。1960年代後半、アイドルに傾倒する若者たちが現れた。」⇒

2022-12-09 06:42:56
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磯前教授「日本人が宗教を「怖い」と漠然と感じるのは、宗教の絶対性や唯一性といった側面ではないか。」「宗教が絶対性や唯一性への渇望と結びつくと、「信仰を持つ私たちは天国、あなたたちは地獄」という排外的な信条に陥りやすい。相手を折伏しないと自分が正しさを信じられなくなる。」⇒

2022-12-09 06:43:56
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磯前教授「しかし宗教の本質はそれだけではない。東本願寺長崎教会の「非核非戦の碑」には1万とも2万とも言われる原爆犠牲者らの骨が収められている。あらゆる宗派の宗教者がやってくる。ある者は経を読み、ある者は祝詞を唱える。十字を切る者もいる。圧倒的な存在の前で宗派の垣根は消えていく。」⇒

2022-12-09 06:44:45
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「自分の求める唯一の正しさを優先する自分のための信仰と、死者の声なき声を聞こうとする他者のための信仰と。正反対のありようの間で「誰の声に耳を傾けるか」が問われ、宗教的な思いは、制度化された宗教を超えていく。 宗教的な思いは、誰もが心に萌芽(ほうが)として持っている。」⇒

2022-12-09 06:46:12
何もせんほうがええ @MITARAI_H

磯前教授「東日本大震災の後、岩手県大槌町に復興地蔵が寄贈されると、人々はよだれ掛けや帽子をかぶせるなど、思い思いにまつった。このような地蔵の存在もまた、信仰する宗派の違いを超えている。習俗でもなく、カルト的な宗教でもない、宗教的な思いがそこにある。」⇒

2022-12-09 06:47:02
何もせんほうがええ @MITARAI_H

磯前教授「この国には宗教教育が必要である。カルト的な存在に対し、「宗教って怖いね」と自分とは無縁のものとして遠ざけるのは、「それはおかしい」と批判する訓練を受けてきていないからだろう。」「自分が口にする「無宗教」の意味を理解できれば、宗教が分かるのかもしれない。」

2022-12-09 06:48:00