- fujishiro1127
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「だが、まだ近くで見ていたかった。あいつの、平沢の生き様を…。成仏してしまったら、何もできなくなると思った。だから、人の姿かたちを失ってでも、私はこの世に留まったのだ。」まあ、平沢のやつなら、私を悪いようにしないと思ったしな…と、オゾノ様は笑った。To Be Continued…
2011-09-14 22:27:22「オゾノ様は、本当にそれでよかったんですか?もちろん、平沢総帥にとって、オゾノ様はなくてはならない存在だったでしょうが…。」すると、オゾノ様は、少し穏やかな口調に戻った。「私もな、死んだのは天命だ、このままおとなしく成仏した方がよいのではないかと、なんども考えたよ…。」
2011-09-14 22:25:09「………。」ややしんみりとした空気が流れた。「もう、二十年近く前の話になりますね…。」マスターが、静かに言った。「…ひとつ、うかがってもよろしいでしょうか?」僕は、なんとなく尋ねた。
2011-09-14 22:19:18「本来は人型にしようとしたのだが、私がいつ成仏してしまうかわからなかったから、とりあえずデータが残っていて、すぐに用意ができるあの目玉を使うことにしたのだ。」そう言うオゾノ様は、少し苦しそうに見えた。「そして、私はこの姿で、このCHAOS UNIONにとどまることになったのだ。」
2011-09-14 22:15:43「私が死んだあと、平沢はそれを思い出したのだ。つまり、地上に残っていた私の魂を、CGに閉じ込めて、永遠のものとしようとしたのだ…。」「なるほど…。」先ほどの年賀状を見て、ようやく合点がいった。
2011-09-14 22:12:42そこで、目を閉じて黙っていたオゾノ様が、口を、もとい、目を開いた。「というわけだがな。」「?!また普通に。」「エネルギーチャージが完了したのだ。いちいち驚くな小僧が。」…らしい。「今見てもらったように、私と平沢当時、あのようなCGを使い、度々遊びのようなことをしていた。」
2011-09-14 22:06:19とにかく…すごかったよ…はは…。「なん…なんですか…これ…。」総帥がぶっとんだ人物だということは僕も承知のはずだった。しかし、ここまでとは…。「総帥って…昔っからすごかったんですね…。」「うーん、まあねえ!!」マスター秋山は、なぜか目が輝いているが…。
2011-09-14 22:03:28どこまで話したんだっけか…そうか、年賀状ね…。はは…すごかったよ…年賀状…。「シンネン アケマシテ オメデトウ ゴザイマス!!…サクネンドウヨウ ヒラサワヲ ヨロシク オネガイイタシマス!!!シャンシャンシャン…。」「……え…ちょ…何これ…。」「ヒラサワメ ナゼ…P-MODEL」
2011-09-14 21:55:30