「カラマーゾフの兄弟」とスキマスイッチ「musium」(@HOKARItaro)
「カラマーゾフの兄弟」読了1。確かに重層したテーマや驚くようなストーリー、モチーフがぎっしりで最高の小説とする人が後を絶たないのもわかる。でもどうしても感じてしまうのが、およそすべてのエピソードや言説やストーリーテリングに感じてしまう既視感だ。
2011-10-13 14:37:00「カラマーゾフの兄弟」読了2。ニーチェやフロイトマルクスさらには村上春樹から乙一にいたるまで、この作品からテーマないしはモチーフのパーツパーツを昇華させたり、発展させたりデフォルメしたりパロッたり。200年の間にあらかた刈り取られて既知である事項がほとんどだと思った。
2011-10-13 14:41:46「カラマーゾフの兄弟」読了3。あまりにも偉大なオリジンであるために後発のエピゴーネンによってあまねく網羅されてしまっている。似たようなことは音楽にもある。ビートルズだ。若い世代が初めてビートルズを聴いた時に同じような既知感を感じるのでは無かろうか?歌詞もメロディーもサウンドも。
2011-10-13 14:44:55「カラマーゾフの兄弟」読了4。それが悪いことでは消して無く、むしろだからビートルズは聴かなくて良いし、ドストエフスキーは読まなくても良いんじゃないか?だってそのやり方考え方は既に知ってるし、同時代のエピゴーネンの方がよりリアルにわかりやすく感じるはずだから。
2011-10-13 14:48:32「カラマーゾフの兄弟」読了4。古典を読めとか聴けとかすぐ人は言う。かくいう俺も若いDirectorに「ビートルズは基本」って言い続けてきた。以降は改めよう。ビートルズよりもそのエッセンスをたっぷり含んだスキマスイッチの「晴ときどき曇」を含んだアルバムをこそ聴いて欲しいものである。
2011-10-13 14:53:05「カラマーゾフの兄弟」読了LAST。へへへすごく長くてくどい宣伝でした。でも本気でスキマの今回のアルバムはビートルズを超えたかもしれないって思ってる。目隠しして、先入観無く聴き比べたら、スキマの「musium」を選んでしまうかも。本気だよ。
2011-10-13 14:56:19