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榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪
@ichiro_sakaki
ちょっと時間が開いたので、ちょこちょこと耳にした話。かなり微妙な内容なので分かりにくかったらごめん。 #sousaku
2011-10-15 08:26:30
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@ichiro_sakaki
文章力はある、話の構成も破綻していない、それなりにネタも組み込んでいる（積もり）、なのに「面白くない」と断じられてしまう場合というのが実はちょこちょこありまして。うちの弟子とか、デビュー目前なのに、あるいは二次とかにまでは行くのに、 #sousaku
2011-10-15 08:28:48
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@ichiro_sakaki
どうしても最後の一歩が踏み越えられないパターンというのを、意外によく眼にする（話を聞く）のですよね。で、大抵の場合これは「単につまらない」「面白くない」と断じられてしまう訳ですが。 #sousaku
2011-10-15 08:30:24
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@ichiro_sakaki
これも私が良く言うレッテルの危険性の問題にも絡みまして。「つまらない」と一言でくくって話が終わった様に思えてる場合があるんですが、「じゃあつまらないって何だよ？」と。そこまで踏み込む場合が少ない。なので、書き手も詰まる。 #sousaku
2011-10-15 08:31:32
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@ichiro_sakaki
私は企画書を書く際に「テーマ」と「コンセプト」と「セールスポイント」を分けますが（セールスポイントはコンセプトの一部にする場合もありますが）、これを分けて考えていない人も多い。特に「セールスポイント」がテーマと区別されていない人が居て。 #sousaku
2011-10-15 08:34:09
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@ichiro_sakaki
例えば、拙作の「ポリフォニカ」でいえば、「音楽家の少年が、強大な精霊と出会う事で成長する物語」「クリエイトするとはどういう事か？」辺りがテーマな訳ですが。 #sousaku
2011-10-15 08:35:57
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@ichiro_sakaki
恐らく、これだけでは「売り」は分かりにくい――読者の方々にアピールするポイントが、ぴんと来ない。「音楽を演奏する事で、精霊をブースト出来る世界観」「音楽を求めてくる精霊と契約関係を結ぶ世界観」これが世界観的なコンセプトであり、 #sousaku
2011-10-15 08:37:47
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@ichiro_sakaki
「傲慢で美しくその癖可愛い感じにもなる（まあツンデレですよね）精霊と、楽士の少年との、二人三脚の物語」「世界の一大事に少年と精霊が立ち向かう」「同時に学園ドラマでもある」この辺がセールスポイントになる、と #sousaku
2011-10-15 08:39:32
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@ichiro_sakaki
もっと端的に言えば、セールスポイントとは「端的に、これ面白いよ！ ●●だもん！」と短く言うその言葉であり、自分が書く側ではなく「売る側」になった時にどうやって、それを伝えるか、の部分。 #sousaku
2011-10-15 08:40:50
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@ichiro_sakaki
正直「少年の成長物語です」とか書いても今更誰も「お、面白そう！」とは思わない。「少年と精霊の物語」だけでも多分、無理。要するに、企画書の（プロット）レベルから「面白いと感じるキーワード」「興味をひかれる単語とその並べ方」辺りに注意を払っているかどうか、 #sousaku
2011-10-15 08:44:17
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@ichiro_sakaki
それはつまり目新しさ、人が面白いと感じるポイント、それを更に際立たせる為の「構造」をいしきしているかどうかです。これは書き手の姿勢にもかかわってきますが、これが意識されていない場合、文章とかも、最適化されていない可能性がある。 #sousaku
2011-10-15 08:46:38
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@ichiro_sakaki
以前から私が良く言う、「自分の書いた文章の向こう側に読者を見ているか」です、結局の話。「こう書いた方が伝わりやすい」「俺が読者ならこう書いてあった方が楽しいかな」的な認識ですね。エンターテイメントである以上、お客を愉しませないといかんのですが、 #sousaku
2011-10-15 08:48:25
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@ichiro_sakaki
ついつい「芸術」「自己表現」という言葉に引きずられて、「日記」ではなく「他人が読むもの」「他人に読んで貰って理解して貰うもの」ひいては「自分が感じた面白さを、相手と共有する為のもの」であるという理解が薄い人をちょこちょこ見かけます。 #sousaku
2011-10-15 08:49:59
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@ichiro_sakaki
勿論、自己表現、あるいは感性だけで書ききって小説として面白くできてしまう人は居る訳ですが（天才の類）、逆に、最後の一歩が超えられない人というのは、この辺が引っかかっているパターンを多々見ます。 #sousaku
2011-10-15 08:51:29
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@ichiro_sakaki
なので、技術的に考えると、敢えて「テーマ」「コンセプト」「セールスポイント」を分けた上で、「この三つを別々に言えるかどうか（ごっちゃになっていないかどうか／区別出来ているかどうか）」を試験的にやってみると、案外、ブレイクスルーになる可能性がありまする。 #sousaku
2011-10-15 08:54:48
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@ichiro_sakaki
まあ、風呂入るまでの短い時間のtipsでしたが。お役に立てば幸い。 #sousaku
2011-10-15 08:56:43
@cozycube
@ichiro_sakaki 「少年の高度経済成長物語」「少年と精液の物語（R15）」「っ少女の第二次性徴物語（文科省推薦）」「少女と性うわなにをすｒ
2011-10-15 08:50:34
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@ichiro_sakaki
@cozycube 「文科省に務める両親と姉に気を配りつつ、少女と純愛を育もうとする三十歳魔法使いの物語」とかだったら企画通りそうな気がするｗ
2011-10-15 09:10:18
まこ
@mako_0722
@ichiro_sakaki プロットを書くのが苦手な新人作家です。おもしろそう（＝売れそう）と思ってもらえるための、今回のお話、とても勉強になりました。ありがとうございます。
2011-10-15 09:05:54
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@ichiro_sakaki
@mako_0722 いやいや、既にデビューした人には失笑するような話かもしれないと冷や汗ものですがｗ
2011-10-15 09:11:38
てんぷるえちゅーど＠垢移行#まひとも🔔🏢⚜️👑🎴🐺🐾❄🍸❇️
@etude1
@ichiro_sakaki 知り合いに「ああ、コレに当てはまっているな」と納得できる文章を書いている人がいたので、大変参考になる内容でした（プロの方のお話である以上当然なのでしょうが）。その知り合いにも伝えたいと思います！
2011-10-15 09:11:31
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@ichiro_sakaki
@etude1 天才型の人は感性だけできちんとしたものが書けちゃうのですが、スランプに陥ると自分でもどうしようもなくなるらしく。まあ、その辺、ちょっとした意識変更だけでドツボから抜ける場合もあるようなので、その時の考え方の一つ、ですね。
2011-10-15 09:15:33
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@etude1
@ichiro_sakaki なるほどー…。読ませる文章、とよく耳にはするもののどう書けばいいのやらと言った印象でしたので、そういう面でも非常に参考になりました。ありがとうございます！
2011-10-15 09:17:48
まこ
@mako_0722
@ichiro_sakaki 拝見するたびに思うのですが、榊先生の小説指南は、会社員にも非常に役立つ内容です。「プレゼンテーション」に関するビジネス新書を書き下ろすご予定などありませんか？ きっと大勢のひとに読まれると思う… わたしも買います。
2011-10-15 09:11:41