「テスラコイルと馬の骨」第一章 消えた総帥 第十五話

第十五話
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お富士 @fujishiro1127

“ありがとうございます。くれぐれも、よろしくお願い申し上げます…。では…。”  「そうして、平沢は出て行ったのだ…。」 To Be Continued…

2011-10-17 01:04:28
お富士 @fujishiro1127

“私が失踪したとなると、必ずUNION内で探そうという動きが出てくるはずです。やがて、私を探す者が決定した時、その時、今私が申し上げた一部始終を、その者に告げてください。”“そうか、しかと心得た。頑張るがよい。”

2011-10-17 01:03:41
お富士 @fujishiro1127

“そういうことになります…勝手を、お許しください。しかし、私はどうしても行かねばならぬのです。UNIONの未来のためにも。ですからオゾノ様、先ほど申し上げたように、時が来るまで何もお話しくださいますな。平沢、心よりお願い申し上げます…。”“わかった。しかし、時とはいつのことだ?”

2011-10-17 01:00:21
お富士 @fujishiro1127

“私は、これから決着をつけに行きます。それはある人物に対してであり、また私自身に対してでもある。それをしっかりとやり遂げて、必ず戻ってきます。だから、それまでオゾノ様にUNIONをお任せしたいのです。”“……なんだかわからんが、とりあえずすぐには帰れないということだな…。”

2011-10-17 00:57:54
お富士 @fujishiro1127

“平沢…。”“おそらく、明日の朝にはローディーの松村君が迎えに来て、私は失踪したとUNION中に広まるでしょう。しかしオゾノ様、あなたには、時が来るまで何も話さないでいただきたいのです。”“…どういうことだ。”

2011-10-17 00:55:48
お富士 @fujishiro1127

“仕事…まあね…。とにかく、私がいない間、この家とUNIONを頼みます。今から少しお願いしたいことがあります。”“…なんだ?”“私はあなたを初め、UNIONの職員にも、誰にも行き先を告げません。留守にする期間も。一切詳細をお知らせできません。それをお許しください。”

2011-10-17 00:53:17
お富士 @fujishiro1127

「あの日、平沢が消えた日も、私は平沢の自宅で、専用のモニターの中にいた。そうしたら…。」回想:“オゾノ様、私は少し出かけてきます。”“出かける?どこへだ。”“ちょっとした野暮用です。留守を頼みます。”“?待て、いつ戻ってくるんだ。仕事か?”

2011-10-17 00:50:40
お富士 @fujishiro1127

「あの日、平沢が消えた日も、私は平沢の自宅で、専用のモニターの中にいた。そうしたら…。」回想:“オゾノ様、私は少し出かけてきます。”“出かける?どこへだ。”“ちょっとした野暮用です。留守を頼みます。”“?待て、いつ戻ってくるんだ。仕事か?”

2011-10-17 00:50:40
お富士 @fujishiro1127

そして、オゾノ様が語った、総帥失踪当日。「私は普段、平沢と常に行動を共にしている。奴がUNIONにいるときは、どこかしらのパソコンやモニターの中、外部で仕事をするときは、スマートフォンやノートパソコン、USBの時もある。そして自宅にいるときは、私専用のモニターの中だ。」

2011-10-17 00:46:26
お富士 @fujishiro1127

→総帥の失踪には謎の人物ステルスマンが関与しているらしいことも聞かされ、驚く僕の前に、謎の目玉が現れる。目玉の正体は、UNIONの創設者の一人、オゾノ・コブラノスキー。彼は20年ほど前に事故死し、魂のみがCGの中に存在していた。そして、僕は彼からまたも驚くべき事実を告げられる…。

2011-10-17 00:42:55
お富士 @fujishiro1127

※第十四話までのあらすじ:未来型音楽研究所、CHAOS UNIONの研究員の一人、馬の骨である僕(主人公)は、ある日幹部塔に呼び出される。そこでマスター秋山こと、秋山勝彦主任研究員から、UNIONの総帥である、平沢進の失踪を知らされ、彼の捜索を依頼される。続く→

2011-10-17 00:39:01
お富士 @fujishiro1127

「テスラコイルと馬の骨」第一章 消えた総帥 第十五話

2011-10-17 00:36:54