国内文学の本棚

さぶらう @cocolothion

#第四間氷期 #読了 面白い！安部公房はこういう作品も書くのか！という驚きがあった。 読み進めていくと、最初に想定していたジャンルとかテーマとかが二転三転していって、主人公が物語の中で翻弄されていたように、私も作者の掌の上でコロコロされていた気分です。 pic.twitter.com/6bwahtWZgw

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＃アラビアの夜の種族Ⅰ ＃読了 エジプトのカイロでは国内外に問題を抱えていた 外からはナポレオンの艦隊が攻め込まんとしていて、国内では能天気な首長たちが、自分たちの戦力を過信している 事態を案じるイスマイールに有能な奴隷アイユーブは奇策を進言する その奇策とは！ナポレオンに文字数… pic.twitter.com/6OF9lSO5K3

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＃ナポレオン狂 ＃読了 13編からなる短篇集。 そんなにあからさまでは無いのに、なんだか重苦しい空気感のストーリーで、最後の最後でガツンと【毒】をお見舞いされる。 読み終わった後の何とも言えない心のざわつきが癖になる。表題作よりも『来訪者』の方に度肝を抜かれた。 pic.twitter.com/dMeP77RQDL

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＃郊外へ ＃読了 パリ郊外をさまよいながら、その場所やモノと結びついた作家や写真家について思いめぐらす。 「なんだかひどく大切な事をあっさり見過ごしていたわが身の愚かさに、悔しい思いをしたものだった」 語り手のこの言葉こそまさに、私がこの本を読んで抱いた感情そのものだった。 pic.twitter.com/LVbQer5zTv

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＃箱男 ＃読了 読んでいて意外と理解できるという感覚と あれ？やっぱりよくわかんないという感覚が交互にやってくる。 読了後も、理解できた気がしてたけど、感想書こうとするとやっぱり全然わかってない気がする。 手が届きそうで、手が届かない絶妙な難解さで、 何度も読みたくなる魔力がある pic.twitter.com/ffDiRPvYmV

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＃鉄塔武蔵野線 #読了 小学5年生のみっちゃんと3年生のアキラの大冒険。 目的地は【鉄塔武蔵野線】を辿った先にあるであろう秘密の原子力発電所。 小学生は自転車さえあればどこにでも行っちまうんだよな。 原動力は何かって？わかるだろ？ 君もかつて子供だったならわかるはずさ pic.twitter.com/gON2lBgDdk

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＃ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件 #読了 昭和軽薄体のトボケタ文体な上に、内容もミステリーらしからぬ曖昧な進行でちょっと不安になったんです。もしかしたらミステリーじゃないのか？と そしたらちゃんと人が死んだんで安心したんですよ(不謹慎だって怒られちゃうかな？) pic.twitter.com/tYtg9D2foR

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＃風の歌を聴け ＃再読 この物語を読んでいる時の感覚は、霧の中を歩いているような感じ。 なにやら楽しげな明かりを見つけて歩いていくが、何も見つからない。また別の明かりの方に歩いていくがやっぱり何も見つからない。 そんな事を二度、三度繰り返した挙句 唐突にデレク・ハートフィールドが pic.twitter.com/RcbWUWvNjV

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＃ストリートファッション1945ー1995 ＃ストリートファッション1980ー2020 ついでに紹介 アクロス編集室が【定点観測】で撮影したストリートスナップの写真をふんだんに使って、時代時代の流行のファッションスタイルについて解説した本 太陽族・ミニスカ・カラス族・渋カジ・裏原・お兄系etc…… pic.twitter.com/lM4vzUOz0n

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実はこの二冊を【国内文学】が好きな人におススメしたい。 少し古い時代の小説を読む時に、その時代のファッションスタイルと流行を調べるのに凄く重宝している。 つまり資料集みたいな使い方 『なんとなく、クリスタル』を読んでた時は、そのまんま出てきてフフフってなった。 pic.twitter.com/ukJrKhDgDo

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＃家守綺譚　＃読了 最初の話を読んですぐに気に入った。 一気に読んでしまうのは勿体無い気がして、雨の日に一話ずつ読む事にした。 三ヶ月掛かって、今日読み終えた。 今後はどんな小説が好きなのか聞かれたら 『家守綺譚』と答えるだろう pic.twitter.com/Cz8VtPAd0q

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＃赤頭巾ちゃん気をつけて　＃再読 本心を感情的に主張するなんていう、みっともない事はしたくない日比谷高校三年生の薫君は、頭の中を常にどうでもいい事で満たすことで、自分自身の本心から目を背けていた。 しかし芸術派代表小林のらしくない、赤裸々な本音の告白を聞いて、 pic.twitter.com/XIJCTlKCoB

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なにやら厄介なモノを受け取ってしまった薫君は、それまでの飄々とした語りから一転して、徐々に余裕が無くなっていく。 そして薫君は遭遇する。 その年の東大入試中止の元凶である彼らに。

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＃古い画の家 ＃読了 小沼丹の推理小説は主人公のポジションがちょっと変わっている。 推理小説だから当然何かしらの事件が起きるのだが、主人公はその事件の当事者では無い。 かと言って事件を解決する探偵役でも無い。 事件解決のカギを握る重要人物でも無い。 主人公はただの傍観者なのだ。 pic.twitter.com/qaGYLT5ZUl

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#笑う月 安部公房が、夢で見た事を綴ったエッセイ？集 ある意味著者の体験談とも言えるかもしれない。 私が夢で見た内容を説明しようとすると、聞くに堪えない支離滅裂な話になってしまうが、この本におさめられてる話は滅茶苦茶な中にも奇妙な面白さがあった。 pic.twitter.com/QmsfgDSEV1

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＃高丘親王航海記 ＃読了 史実と幻想と虚構と現実の狭間を彷徨うような 楽しく、そして魅力的な冒険物語だった。 澁澤龍彦という名前に少し身構えていたが こんなに気取らない物語を書くなんて思いもよらなかった。 こういう物語をもっと読みたい pic.twitter.com/eiJGunYeuQ

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＃小川未明　＃野ばら 毎年、冬の終わりが近づいてくると読みたくなる。 理性を捨てて、感覚だけで読む。 読み終えた後も余韻だけを楽しんで内容は振り返らない。たぶん、また来年の今頃になると読みたくなるだろう。 それが私にとっての小川未明『野ばら』 pic.twitter.com/C7fJvbhUSX

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＃村のエトランジェ 私は小沼丹を知ってしまった とてつもなく好きになってしまった この短篇集の作品はどれも、文章として書かれていない余白に、とても巧みに感情が表現されている 好きだ、嫌いだ。信頼している、軽蔑している。 そんな単一的な言葉では表現できない 複雑な感情が表現されている pic.twitter.com/ssGXawBUJh

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＃おばちゃんたちのいるところ 窮屈な生活をしている現代人のもとに、 ちょっと不思議なおばちゃんたちがやってくる。 みんな驚かないし怖がらない まるで普通の事みたいに なんか楽しそうにしゃべってるし もしも不思議なおばちゃんが、俺のトコにも訪ねてきたら ちょっと話しかけてみようかな pic.twitter.com/xUrxmKNa7z

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＃赤頭巾ちゃん気をつけて 前半と後半で、こんなにも評価が変わった作品は 今まで無かった。 書きたいことが多いので長文になります あと7～8割くらいの展開までの感想を書くので これから本作品を読むつもりの人は ＃このスレッドを表示する、を開かないでください pic.twitter.com/JRVRCxDQ9D

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＃アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険 マルコポーロによって「東方見聞録」が世に出されたちょっと後ぐらいの時代！ アーサー・マンデヴィルは教皇から 「遥か東方にあるプレスター・ジョンの王国を探せ」と命を受ける。 この光栄な大役に対しアーサーはまったく乗り気じゃない。なぜなら彼は pic.twitter.com/aGH9g2eO6J

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#十九歳の地図　＃読了　＃感想 ぼくは予備校にも行かず、新聞配達の従業員寮の部屋で鬱屈した生活をしている。 近所の夫婦喧嘩での女の怒号や、泣き声に情欲をいだいたり、同じ寮の同居人たちに出どころのわからない不満を抱いている。 ぼくは物理のノートに自作の地図を作っている。 配達先で… pic.twitter.com/z3S28tYfPq

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＃鼠三部作　＃読了　#感想ではないなにか 村上春樹著　羊をめぐる冒険(下)　を読み終えたので三部作まとめて感想。 とはいえ、ひとつの文章にして感想を書くのが非常に難しい作品だと思ったので、各作品ごとに思ったことを無責任に書いていきます。 感想ではなく、印象になってしまった pic.twitter.com/pcs0hksgt1

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＃雪沼とその周辺 とても好きな作品。 「この本での物語は終わるけど、雪沼での人々の生活は続いていくんだろうな」と感じる、何とも心地の良い読後感だった。 無粋だと思いつつも、この独特な読後感はどこから来るのか考えたが、最後の作品が緩斜面だったからだと思う。他の短編に比べて… pic.twitter.com/h1vk6424Qd

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