「F/T公募プログラム」への連続ツイート

藤原ちからさん(@pulfujiko)によるF/T公募プログラムの連続ツイートをまとめさせていただきました。
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藤原ちから @pulfujiko

【公募】どうしていくのかな、と思ったけども、他の作品を観たらまた少し印象も変わるのかな。で、そういった意味でも、今回、公募プログラムでは唯一の野外劇なのですが、やはり東京タワーの見える芝公園は圧倒的なロケーションのはずで、

2011-10-18 04:12:27
藤原ちから @pulfujiko

【公募】その「考えちゃう」部分と、すでにしてそこに歴然とそびえ立っているもの(だがスカイツリーに抜かれた過去の遺物!)、とのバランスがハマれば、もの凄いスケールの作品になる可能性もあるな、と思っています。

2011-10-18 04:13:56
藤原ちから @pulfujiko

【公募】あと、わたしが知るかぎりなんですが、ツイッターとかで「F/Tアワード獲るぞ!」みたいに関係者が公言してるのはピーチャムだけな気がするんで(笑)、野心があるのは良いのではないでしょうか。とにかくスケールに期待したいです。

2011-10-18 04:16:18
藤原ちから @pulfujiko

【公募】さて、ようやくアジア枠の登場です。韓国から、ジョン・グムヒョン『油圧バイブレーター』。11月1日から。海外勢は総じて公演日数が短いのでご注意。

2011-10-18 04:19:11
藤原ちから @pulfujiko

【公募】わたしはジョン・グムヒョンの作品を実際に観たことはなく、資料だけなのですが、しかし、彼女は海外勢でいちばん気になる存在。掘削機に恋をする、とゆう、この機械への偏愛のようなものは、まるでカフカの『流刑地にて』とかそんなようなのを思い出させる感じで、不気味。

2011-10-18 04:21:43
藤原ちから @pulfujiko

【公募】いわゆる演劇、とゆうよりも、映像やナレーションを使ったインスタレーション、に近いのだろうか。もしかしたら全然面白くないかもだけど、日本にはあまりない感覚を見せてくれそうな気もして、期待しているのです。

2011-10-18 04:23:05
藤原ちから @pulfujiko

【公募】また少し脱線しますが、例えばかつて、そうですね、分かりやすいので15〜16世紀くらいの大航海時代とかにしますが、その頃は基本的には海路が主要な貿易路だった。あるいはシルクロード(絹の道)でもいいのですが、

2011-10-18 04:25:03
藤原ちから @pulfujiko

【公募】横浜、神戸、長崎といった貿易港であるとか、街道沿いの町が、重要な情報拠点であり、そこを通して様々な文化も輸出入されてきたわけです。言うまでもなことなんですが……

2011-10-18 04:27:37
藤原ちから @pulfujiko

【公募】つまり、そこには圧倒的な、距離の問題、物量的な問題がある。遠い異国からのものはそのぶん価値を帯びるし、人々に欲される。その流れと原理は、香辛料の時代から、イギリス発の洋楽や、フランスの映画、あるいはオペラとかでもいいですが、にいたるまで、変わらなかったと思うのです。

2011-10-18 04:30:04
藤原ちから @pulfujiko

【公募】で、実際そうした、文化受容における距離や物流の問題はなくなったわけではない。とりわけ芸術家にとって、優れたライバルの芸術家たちが近くにいるかどうか、どうコミュニケートをとれてるか(仲良くするという意味ではなく)は重要で、

2011-10-18 04:31:25
藤原ちから @pulfujiko

【公募】実のところインターネットは、そうした部分までもは埋めきれていない。し、今後も埋め尽くすことはないだろう。ただ、別の回路をつくったことは重要で、時々「どこでもドア」みたいなのが出現するのはネットの魅力ですが、

2011-10-18 04:32:26
藤原ちから @pulfujiko

【公募】残念ながら事実として、何人かのプロデューサーや演出家をのぞき、わたし(たち)は比較的近いはずの韓国や中国の演劇事情さえ知らない。もちろんベセト演劇祭をはじめ、様々な交流が生まれてはいますが、

2011-10-18 04:34:03
藤原ちから @pulfujiko

【公募】誰かが招聘してくるのではなく、公募プログラムとゆう枠でわりと近い世代の芸術家たちが切磋琢磨していくようなことが普通になったら、それは楽しい、と思う。何か生まれてくるかもしれない。日本には、日本の固まり方(ガラパゴス的な)がどうしてもあったと思うし、

2011-10-18 04:35:41
藤原ちから @pulfujiko

【公募】そのあたりが融解するのか、摩擦を起こすのかは分かりませんが、とにかくまあ鎖国は終わったな、とゆうのが正直な気持ちです。……さて、続きにいきます。

2011-10-18 04:36:20
藤原ちから @pulfujiko

【公募】村川拓也『ツァイトゲーバー』。11月4日から。これもかなり謎なんで、正直、観てみないとわからんぜ、って感じなのですが、地点の演出助手をしていたりもしたそうで、となると、完全にドキュメンタリー映画畑とかではなく、やはり

2011-10-18 04:38:57
藤原ちから @pulfujiko

【公募】演劇的な何か、あるいは、それを裏切るような何か、を意識している人なのではあろう、と思います。例えば身体は、ある目的を持って行動してしまう。それは最初は、その人の意志だったはずのものが、その目的のほうに絡め取られていくことはあるわけで、

2011-10-18 04:41:54
藤原ちから @pulfujiko

【公募】かつて社会学者ピエール・ブルデューが「ハビトゥス」と呼んだものも、そうした絡め取られてしまった身体の諸相のようなものでしょう。ダンスや演劇には、その身体を解放したり変化させていく力があるはずで、村川さんはそのあたりを目論んでるのかな、と想像します。全然違うかもだけど。

2011-10-18 04:44:11
藤原ちから @pulfujiko

【公募】まあフーコーでもいいのですが、社会学的な身体考察よりは、アガンベンとかアレントとかのほうがもっと別のほうに伸びてく感じはしますけど、まあ、フーコーも原典を読むと面白いんですけどね。完全な余談でした。

2011-10-18 04:47:13
藤原ちから @pulfujiko

【公募】続いて中国からやってくるランドステージング・シアター・カンパニー『River! River! River!』。11月6日からです。中国、はほんとに謎なのですが、どれくらいの言論や芸術活動が許されているのでしょう。中国の開発の弊害に警鐘を鳴らす、とのことですが、

2011-10-18 04:48:32
藤原ちから @pulfujiko

【公募】まあ日本はかつて「公害問題」としてそのことを経験し、そして、それをまったく反省として活かすことができなかったと、今、原発のこともあって思い知らされているわけです。そうした話なのか、

2011-10-18 04:49:36
藤原ちから @pulfujiko

【公募】しかし中国でマジで国家批判とか共産党批判とかできるんだろうか?とか。そのあたりを、今や完全に世界大国としてのプレゼンスを示している中国からのこのカンパニーを通して、幾らか知ることができそうだと思ってます。

2011-10-18 04:51:28
藤原ちから @pulfujiko

【公募】さて韓国から、モダン・テーブル『アウェイク』『ジョーカーズ・ブルース』。11月7日から。朝鮮の民俗芸能パンソリを、ダンスと組み合わせた、とありますが、そうした温故知新的な面白さもありそうと思いつつ、より惹かれるのは、なんといっても

2011-10-18 04:54:39
藤原ちから @pulfujiko

【公募】構成・演出のキム・ジェドクが26歳ってことで、じゃあ日本で26歳くらいの振付家とか誰だ?とか思うとわたしはなぜか白神ももこの顔が浮かぶのですが(ももちゃんのほうがちょっと上ですが)、でもマームの藤田貴大くんは26歳同い年かつもはやダンスやってるわけで、

2011-10-18 04:57:13
藤原ちから @pulfujiko

【公募】大御所の演出家や振付家が来るよりも、若い、活きのいいのが来てくれたほうがその国の文化(のある部分)は分かるかもしれない、と期待しています。正直、ヨーロッパとかからにしても、若い人を呼んでほしいんですよ……

2011-10-18 04:58:39
藤原ちから @pulfujiko

【公募】もちろん老成していくからこそ出来る部分はあるし、それはそれでリスペクトしたいけど、でもやっぱり若い身体、何かと生きて闘ってるような身体も、わたしは見たいんです。

2011-10-18 04:59:54
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