芝村裕吏さん(@siva_yuri)による定義の話「幸せって何? 他」
人間というのは卒業を繰り返していくものです。卒業したあとなら、以前いた自分の場所にいる人々がガキッぽく見えるのは、あるいは仕方ないかもしれません。 でも、なんでしょうね。サン・テグジュペリの言葉を借りると、大人は自分が子供だったことを忘れてしまう。なのです。
2011-10-22 17:52:56全ての物語は語り継がれ、その途中で変質し、習合し、あるいは一部が失われる物です。 小松左京でも、ホーガンでも、ドイルでも、みんな同じです。 それらのうち一部は継がれ、一部は変質し、一部は習合し、 一部は失われてしまうでしょう。
2011-10-22 17:54:59ああ、それね。そんなんもう何十年も前に元ネタのXXがあってね。 というのは、よくあ年かさのファンの話です。 でもそれを言い出すと単なる祖霊崇拝になってしまう気がしますし、我々が子供の頃は、小松左京も誰かの劣化コピーとか言われていたものでした。
2011-10-22 17:57:02好きと言っている子供達に講釈をたれるのほど無様なものもない。 子供が危ないところに行かない限り、説教は不要だと思います。 見ろ、子供達は興奮して目を輝かせているぞ。 元ネタがとかぬかすのは、その熱がさめてからでもいいじゃない。と、私は良く思います。
2011-10-22 17:59:51子供達がもう少し大きくなったら、自分の好きな、そう、先代や先々代の物語の話をしてあげれれば、それでいいと思います。今のものをくさす必要はどこにもありませんし、今の若者や子供が喜ぶものを出すことこそ、クリエイターの第一義であり使命だと思います。
2011-10-22 18:01:31ファンも作家も、出典を列挙し、それを礼拝せよという立場や職業にあるわけではありませんし、そう言うのが猛威を振るい出すと、すぐに国も組織もジャンルも怪しい雲行きになるものです。 以上、私の分析としては、いやー。それ三千年前にききましたけどねー。が公式見解です。
2011-10-22 18:04:56いいんじゃないですか。どこかに私の作品の面影が次の世代に残ったら、それはそれで、物語領域で私は子孫を残せたことになる。 ギルガメシュから続く大きな流れのどこかに俺もいる、物語がまだ続いていると思うのは、とてもいいことです。 そう思わない?
2011-10-22 18:06:30@siva_yuri 不要と思いますが、補足させてください。劣化コピーか否かではなく、物語(テーマの訴求、人物の印象強化などの積算による、娯楽や情報伝達の手段)に奉仕する力や要素を持たない行為や台詞、情景描写、流れを遮る説明などを、水っぽいと呼びます。
2011-10-22 18:07:11補足させてください。劣化コピーか否かではなく、物語(テーマの訴求、人物の印象強化などの積算による、娯楽や情報伝達の手段)に奉仕する力や要素を持たない行為や台詞、情景描写、流れを遮る説明などを、水っぽいと呼びます。 ですか。
2011-10-22 18:07:56そう言うのは所謂駄作であって、駄作は廃れるというか、次の世代には続かないんじゃないですかね。別に心配してあげる必要もないと思いますが。
2011-10-22 18:08:44@siva_yuri 古いシナリオ用語として学んだので、使われていない、もしくは師事した方の造語であれば、紛らわしい言葉を選んでしまい申し訳ないです……
2011-10-22 18:10:54物語に参入障壁はありません。商業出版なら多少はありますが、なに、がんばれば越えられる程度です。今ならネットなどの技術進歩で、さらに低くなってます。 結果それは玉石混淆、品質が悪い物がより多くまざることも意味していますが、それを統制する必要を私は感じておりません。
2011-10-22 18:11:14どんな人間も最初はだっさい話を作ってるもんです。 でもだっさいの書いたから今の俺や、先輩がたがいるような気がします。 昔の自分みたいな奴を見たときは、応援してやるのが筋だよな。と、自分は思ってます。その上でこうするといいと思うよというのはいいんじゃないかと思います。
2011-10-22 18:12:35@siva_yuri そうした水っぽさが目や鼻についてしまう作品が評価を得ている現状に、自分の学んだ物が理解の助けにならないので、別視点をもらうための質問でした。芝村さんの判断は正しく分かりやすく厳しかったですが、少し落ち着きました。ありがとうございます。
2011-10-22 18:23:26@siva_yuri いえ、劣化コピーについても時おり指摘されていて、ようやく脱出しはじめた課題だったので、参考になりました。丁寧にありがとうございますっ。
2011-10-22 18:25:43