東電協力企業の放射線管理員(@product_redさん)が語る除染の話

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執行猶予は2年間ある。2年間のうちに力と金を蓄えてくれ。

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一時帰宅で物を取ってきた者には分かると思うが、たった半年離れていただけで物は魂が抜けたようになる。俺も持ち帰ってきてはみたが、未だに整理できない。自分の物ではないような感じがするのだ。

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置き去りにしされた恨みでも持っているのかのように感じるのだ。

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人が住めるようになるにには、電気ガス水道は勿論のこと、学校、病院、スーパーも必要だ。

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病院にしても、ただ1人町医者がいればいいというわけではなく、急患を受け入れてくれる　病院であり、出産も出来る病院が無ければならない。

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あの辺で出産できる病院は双葉厚生病院しかなかったのだが、誰があの病院に戻るのか。被災者向けの求人で一番多いのが看護士、介護士だ。

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ひどい言い方をすると、老人なら今すぐにでも戻ってかまわない。天寿をまっとうするまでに影響が出ることはないからだ。

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子供は絶対に戻せない。

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福島県は手始めに警戒区域内のMPの除染をするつもりなのだが、検出器だけ除染したり検出器の周辺だけ除染しても、それでは一体何を測定しているんだ？という話になる。

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ただ、皆今回一つだけ学習したことがあるだろう。誰かが安全だと言ったから安全というのは通用しない。全ては自分で決めること。それは3.11以前から言えることだ。

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日本は様々な脅威にさらされている。これからも知らなかったでは済まない・・・。

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実は皆知らないところで除染作業は始まっている。

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東京都、神奈川県、関西、果ては九州でも除染作業を実施している。

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緊急作業で活躍した様々な機材、活躍しなかった様々な機材がそのまま圏外に持ち出されているので、その除染が各地で実施されている。

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非管理区域での作業なので、誰でも参加出来る。募集はしていないけれど、声がかかったらやってみるといい。なかなか難しいよ。

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この除染の基準も統一されていないのだが、緊急作業員や、一時帰宅をした者からすると「え！？」というような値だ。

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一応一般人が入れないような場所にあるのでGM管を持ってウロついても見つけることは出来ないよ。