東電協力企業の放射線管理員(@product_redさん)が語る除染の話
警戒区域での除染についての難しさについて、放射線施設の除染との比較などを交えて語っています。
住民が町に戻るには何が必要かを挙げて、戻るのはほぼ不可能と主張されています。警戒区域内に居住されていた方ならではの視点も参考になります。
こちらのまとめも参考にどうぞ。
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放射線施設内の除染と町の除染の違い
@product_red
では何故除染するのかというと、例えば2階建ての一戸建てに住んでいたとする。で、2階にある子供部屋のテーブルの上に非密封のCs137が皿の上に盛ってあるとする。
2011-10-20 20:34:25
@product_red
そのまま放置しておくと、子供が出入りする度に粉が舞い、部屋に汚染が拡がり、2階に汚染が拡がり、階段に汚染が拡がり、1階に汚染が拡がり、やがて家の外に汚染がばら撒かれる。
2011-10-20 20:35:52
@product_red
除染効果が期待できないという訳ではなくて、除染にも色々やり方がある。ガンの治療と同じで、出来るだけ正常な細胞は傷つけずにガン細胞だけ除去したい。
2011-10-20 20:46:00
@product_red
全身に転移してしまったガン細胞を治療するためには全身に放射線を照射する必要があるだろう。そんなことをすれば正常な細胞もボロボロになる。
2011-10-20 20:47:03
@product_red
除染作業は大手が引き受けることになるが、実質素人が実施することになる。人手が足りないので佐藤工務店、鈴木設備、中村工業所などというどこにでもありそうな孫請会社が集まる。
2011-10-20 21:02:09高汚染区域に住民が戻るのは難しい