2011/10/01~10/31 ③全twnovel@s_shumu

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愁夢 @s_shumu

(´・ω・`)。oO〇(不穏だとは思いますが、僕はクビシメは本当にロマンあると思います)

2011-10-29 23:44:09
愁夢 @s_shumu

このまま消えていくのは寂しいのかもしれません。囁くように、君は告げ。僕の首に手をかける。歪む僕の顔を君は切なそうに眺めている。霞む視界。「これでさびしくない?」吊り上げた口角は、君の目にどう写ったろう。消えていく君は淡く笑っていた。 #twnovel #twpoem

2011-10-29 23:38:34
愁夢 @s_shumu

このまま消えていくのは寂しいかもしれません。囁いて、無防備に晒された白い首に手を掛ける。歪んだ顔を見つめる。「これでさびしくない?」口角が上がる。笑っている貴方に私もどうにか笑う。ごめんなさい、寂しがりな私で。優しい貴方は赦してくれたけれど。怒って、いいのに。 #twnovel

2011-10-30 00:08:56
愁夢 @s_shumu

君の顔を覗き込む。潤んだ瞳、血の引いた頬。溜め込んだ想いが腕に伝わって、ぎりりと君の首を絞めた。驚いた顔の君はきっと想像もしてなかったのかもしれない。だけど、あたしにはずっと見えてた視界だった。君の顔を覗き込む。微笑んだあたし、蒼褪めた君。愛してる。ずっと一緒。 #twnovel

2011-10-29 23:49:07
愁夢 @s_shumu

世界が終わる前に、彼女に告白しようと決意して、勢いよく会いに行ったら、会いたかったのと勢いよく告白された。にっこり笑った彼女はそのまま俺の首をきゅっと絞めた。「大好き」恋は叶ったけど、世界が終わる前に、俺の人生が本当に終わった。 #twnovel #twremix @1_dark

2011-10-29 23:58:01
愁夢 @s_shumu

このまま消えていくのは寂しいかもしれません。囁いた彼女が伸ばしてくる手。「XXXXX」振り払うと、彼女は絶望色の瞳で笑った。その手が彼女自身の首にかけられ。「待てよ」彼女の頬を滑る涙ごと抱きしめる。「寂しいなら、此処に居ろ」 #twnovel #twremix @ina0aya

2011-10-30 02:06:56
愁夢 @s_shumu

(*ノωノ)。oO〇(自分で書いててすごくすごく照れ臭くて気持ち悪かった。いや、でも、救われる話にしたくなったのです。やっぱり、恋愛色は苦手だなぁ)

2011-10-30 02:09:31
愁夢 @s_shumu

では、ごめんなさい。今日はここまでです。お付き合いくださった皆様、ありがとうございました(*´ェ`*) おやすみなさい、幸せな夢があなたに訪れますように。

2011-10-30 00:10:40

10/30

愁夢 @s_shumu

こんばんはー(*・ェ・*)ノ きっちり一時間前ですね。

2011-10-30 23:01:31
愁夢 @s_shumu

今日は悩んだのですが、「とある悪魔と少女」のお話を連載風にやってみようと思います。上手くいけば今日中、普通に言って明日と二日間、悪くすればもっとかかるかもしれませんが、お楽しみいただければ幸いです。

2011-10-30 23:01:52
愁夢 @s_shumu

「聞け、我が声を。見よ、我が魂を。応えよ、我が命に。そして、喰らうがいい、我が現を」睦言めいた響きで、薄暗い部屋に声が落ちた。現れた悪魔は嗤う。「いいだろう。愚かなる小娘。お前の現を喰らい、代わりにお前に夢を。お前の臓腑が夢で甘く実ったなら、お前のすべてを頂こう」 #悪魔と少女

2011-10-30 23:15:57
愁夢 @s_shumu

悪魔はやはりどんな人間よりも美しい姿をしていた。艶やかな闇色の髪、陶器染みた頬。優雅な仕草で私の前に跪き、恭しく手を取る。その紅い唇は手とは裏腹に熱かった。そして、冷えた月の色をした瞳が爛々と輝いて私を見据えた。「それまで、俺はお前のものだ」 #悪魔と少女 #twnovel

2011-10-30 23:28:38
愁夢 @s_shumu

「セリシア、肩に……黒い羽根? 嫌だわ、鴉の近くにでも行ったの?」「ええ。さっき中庭で盛ったみたいに騒いでいたわ」「盛ったって。……貴女ってやっぱり面白いわね。あ、今行くわ!」去りゆく少女を見つめるセリシアの背後に黒い影が落ちる。「誰が盛ったって?」「さぁ?」 #悪魔と少女

2011-10-30 23:40:16
愁夢 @s_shumu

昔々、あるところに一冊の本がありました。本にはある悪魔が封印されていました。その本は娘から娘へと引き継がれ、そして、それはある女性の元へ。女性は子供を守るため、悪魔を喚び出しました。悪魔は言いました。「悪魔を殺す方法を教えてやる」と。「人間に恋をさせれば良いのだ」 #悪魔と少女

2011-10-30 23:45:54
愁夢 @s_shumu

「ママ……」あどけない表情で眠る少女。冷然とした表情を隠した寝顔は、悪魔にとって懐かしいものだった。あの頃はよく彼女の膝の上で丸まっていた。その様子を優しい笑顔を浮かべて、見ていた。「ママ」幼子のように繰り返すこの少女から俺は彼女を取り上げた。 #悪魔と少女 #twnovel

2011-10-30 23:54:09
愁夢 @s_shumu

「私、知っているのよ」少女は悪魔に向かって冷然と笑った。「悪魔って恋をすると死ぬのでしょう?」悪魔よりも悪魔らしい笑み。「ああ、そうだ。では、契約者がなぜ死んでしまうかわかるか?」「悪魔に魂を売るからでしょう」「そう、つまり、悪魔に恋をするからだ」 #悪魔と少女 #twnovel

2011-10-31 00:02:34
愁夢 @s_shumu

ぬばたまの髪と瞳。遠い異国の顔立ちに一目で恋に落ちた。意に沿わぬ政略結婚で得た妻を放ってその女に溺れた。嫌がる彼女を離れに囲い、いつしか娘が生まれ。そのことが妻を壊していった。そして、数年後の戦争。帰った私を待っていたのは、妻とぬばたまの髪と瞳の娘だけだった。 #悪魔と少女

2011-10-31 00:22:31
愁夢 @s_shumu

思ったよりも設定から140文字細切れで場面を創作していく作業が難しいです……。よくわからない、かもしれないですね:(;゛゜'ω゜'):

2011-10-31 00:24:13
愁夢 @s_shumu

こんばんはー。今日も『悪魔と少女』を書こうと思います。しかし、終わらない予感がひしひしとしているので、他のも織り交ぜつつ、ゆっくりと書いていく方向に転換いたします。宜しければ、お付き合いくださいませ。

2011-10-31 23:03:40

10/31

愁夢 @s_shumu

少女はずっと幼い頃から悪魔を殺す方法を知っていた。そして、悪魔を殺すことを目標として生きてきた。どうして? それは彼女にとって当たり前のことだった。「ママ……」呟いた言葉。浮かんだのは黒い影に隠された優しい笑顔。「ママ、私はきっとあの悪魔を殺すわ」 #twnovel #悪魔と少女

2011-10-31 23:09:12
愁夢 @s_shumu

「セシリア、何か願いはないのか?」「ないわね」「困ったことは?」「ないわ」「何で俺を呼び出したんだよ。いらねーじゃないか」「……今までの人はどんなことを願ったの?」「金とか、地位とか。後は……便利屋みたいに使ったヤツもいたな」「貴方を?ツワモノね」 #twnovel #悪魔と少女

2011-10-31 23:22:28
愁夢 @s_shumu

「アベル、掃除しといて」「しょうがないな」「アベル、飲み物」「水かワインなら」「アベル、明日6時ね」「わかった、起こせばいいんだな」「アベル、課題に必要な本が欲しいわ」「これか?」悪魔をじっと見つめる少女。「なんだ?」「貴方、確かに便利だわ」 #twnovel #悪魔と少女

2011-10-31 23:33:34
愁夢 @s_shumu

『親愛なるセシリア 元気にしているか?お前が学校に入って1年以上。今年こそクリスマスは帰って来なさい。×××伯爵』かさり手紙を畳む。「帰らないわ」そこは私の家なんかじゃない。父様は確かに優しかった。けれど。「私は、ただのセシリアよ」ママと同じ。 #twnovel #悪魔と少女

2011-10-31 23:46:02
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