呟読「落語と私」 第1回

「落語と私」(著)桂米朝 Twitterで公開読書をやってます。 参加される方は「 #呟読 」のハッシュで登録して下さい。 次回は2012年5月20日22時から「あなたを天才にするスマートノート」をやります。 ●呟読「あなたを天才にするスマートノート」 続きを読む
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玉ちゃん駅長 @tamaso244

本書は、落語を多面的に解説していて、落語のやり方というかプロトコルの部分と、内容、コンテンツの部分から解説しています。

2011-10-27 22:24:05
玉ちゃん駅長 @tamaso244

@bowwanko 話芸としての落語にも書かれていますが、多くの話芸が、演者・客の関係を維持しつつ、物語や話題が進行します。落語だけが、その点で少々異なります。

2011-10-27 22:25:27
玉ちゃん駅長 @tamaso244

第一章 話芸としての落語。話芸としてまず、「落語・漫才・活弁」としています。活弁はいまではもう見られない話芸ですが、紙芝居と同じく、対象となる映像などあり、この点では落語というイメージの芸とは異なります。

2011-10-27 22:27:37
ばうわんこ @bowwanko

@tamaso244 みのもんたの珍プレー好プレーのナレーションは活動写真の弁士のスキルに近かったかも?

2011-10-27 22:29:34
玉ちゃん駅長 @tamaso244

演者が扮装をせず、おしゃべりすることで進められる、いわゆる「話芸」に、落語、講談、漫談などかあります。それぞれピン芸にあたる話芸ではありますが、それぞれ異なる特徴がある。

2011-10-27 22:29:38
玉ちゃん駅長 @tamaso244

ですね。ナレーションで同じ映像でも、面白くなったり、つまらなかったり。スキルが必要という点で、話芸といえるかも。 RT @bowwanko: @tamaso244 みのもんたの珍プレー好プレーのナレーションは活動写真の弁士のスキルに近かったかも?

2011-10-27 22:30:59
玉ちゃん駅長 @tamaso244

漫談のスタイルも、最近とはかなり違っていますが、普段着(ほとんど洋服)で舞台に立って、客に最近の話題を話しかけるスタイルをとります。有名な西条凡児は、漫談をしているときも、西条凡児だし、客席に客がいることが前提の話芸です。

2011-10-27 22:33:17
玉ちゃん駅長 @tamaso244

一方、講談は、着物を着て座って語る芸で、落語に近いスタイルに見えます。内容は、主に歴史物語であったり、人情話であったり。漫談が現代の事実をテーマにしているなら、講談は歴史的なものあるいはフィクションをテーマにしている。

2011-10-27 22:35:32
ばうわんこ @bowwanko

それはその芸人のスタイルって事ではなくて【漫談全般】がって事だよね。 RT @tamaso244: 漫談のスタイルも、最近とはかなり違っていますが、普段着(ほとんど洋服)で舞台に立って、客に最近の話題を話しかけるスタイルをとります。有名な西条凡児は、漫談をしているときも、西条凡児

2011-10-27 22:36:51
玉ちゃん駅長 @tamaso244

講談の、語りの芸は、浪曲や義太夫など音曲を添えたものでも見られます。

2011-10-27 22:36:53
玉ちゃん駅長 @tamaso244

落語が、他の話芸と大きく異なる点は、「演者が消える」ということ。演者が消える、とは、演じられる芸が登場人物になりきって(なりきった体で)進行するということ。

2011-10-27 22:38:13
玉ちゃん駅長 @tamaso244

@bowwanko はい。漫談とはそういうもの、ということですね。よく似たものに、吾妻ひな子の「三味線放談」みたいなものもありました。

2011-10-27 22:39:41
ばうわんこ @bowwanko

重要。 試験に出ます。RT @tamaso244: 落語が、他の話芸と大きく異なる点は、「演者が消える」ということ。演者が消える、とは、演じられる芸が登場人物になりきって(なりきった体で)進行するということ。

2011-10-27 22:40:02
玉ちゃん駅長 @tamaso244

漫談は、どのように話をしても、そこには西条凡児がいるし、講談も、講談師が読み聞かせをしている、という形を保っています。落語では、清八や喜六、ご隠居はいても、もう米朝という人物はいない。「地」と呼ばれる、ナレーションのようなものはあるが、個性を出さないように演じるのが良いとされる

2011-10-27 22:42:04
ばうわんこ @bowwanko

アナゴさんで有名な声優の若本さんが何を演じても若本さんというのとは違うという事だよね。 RT @tamaso244: はい。漫談とはそういうもの、ということですね。よく似たものに、吾妻ひな子の「三味線放談」みたいなものもありました。

2011-10-27 22:42:42
玉ちゃん駅長 @tamaso244

実は、浪曲や義太夫は、落語と同様に演者が消える「語りの芸」になります。ただし、こちらは話芸ではなく音曲。

2011-10-27 22:43:40
玉ちゃん駅長 @tamaso244

@bowwanko 歌舞伎だと、そういうことはよくありますね。團十郎の弁慶とか、幸四郎の定九郎とか。別に「ダイコン」だからではなく。

2011-10-27 22:45:02
玉ちゃん駅長 @tamaso244

講談の解説がしばらくあり、どのようなものかをセリフで解説してます。確かに、登場人物のセリフを講釈師が語るわけですが、それでも、それは「説明」のためのセリフであって、演じているのは少し異なります。

2011-10-27 22:47:02
玉ちゃん駅長 @tamaso244

【所見】役を演じる際、役作りというか「ハラ」というものを作ります。しかし、講釈師は講釈師のハラで語るのであって、おみつになったり、おとっつぁんになりきって語ったりはしてない。落語は、八割は役のハラで演じます。

2011-10-27 22:49:16
ばうわんこ @bowwanko

@tamaso244 落語にもナレーションはあるよね?

2011-10-27 22:50:37
玉ちゃん駅長 @tamaso244

噺家が上手に向かって、「こんにちは」というときは、すでに喜六になっているし、客も喜六としてみる。顔の向きを下手に変えると、瞬時にご隠居になり「おお、喜ィさんかいな。こっちはいり」となる。客も、甚兵衛さんがそこにいるかのごとく、イメージする。

2011-10-27 22:52:03
ばうわんこ @bowwanko

独り舞台とは似てて非なるんだよなあ。何でだろ? RT @tamaso244: 噺家が上手に向かって、「こんにちは」というときは、すでに喜六になっているし、客も喜六としてみる。顔の向きを下手に変えると、瞬時にご隠居になり「おお、喜ィさんかいな。こっちはいり」となる。客も、甚兵衛さん

2011-10-27 22:53:11
玉ちゃん駅長 @tamaso244

落語に慣れてくると、この方式に違和感を持つことはありませんが、当時でも、地方に行くと理解出来ない人が多くいて、「こんにちは」というと「こんにちは」と客が返事をし、「こっちはいり」というと、舞台に上がる人もいたという。

2011-10-27 22:53:37
玉ちゃん駅長 @tamaso244

本書にもありますが、「地」と呼ばれるナレーションはあります。ただし、個性は消し、短いほどよい、とされてるそうです。 RT @bowwanko: @tamaso244 落語にもナレーションはあるよね?

2011-10-27 22:54:32
玉ちゃん駅長 @tamaso244

@bowwanko 独り舞台の演者は衣装を着て扮装をしているため、一役しか演じられない。何人も舞台にいる「体」はとるが、演じるのは一人分だけ。落語は、群衆も一人でやります。

2011-10-27 22:56:18
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