『報道災害』読中メモ:原発50km圏内を取材せず「安全です」というマスメディア

自分用のメモ。放射性物質がまきちらされるような事故が起こると、原発50km圏内からマスメディアの記者は逃げ出し、つまり現場を取材もせずに20km圏外の人々に「そこは安全です」と言い続けるらしい。これは福島第一で実際に起こった状況。それを全国各地の原発に喩えるとどういうことか検証した。
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TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

自分が暮らしている場所から最寄りの原発までの距離を知りたくなって調べたらこんなページが。http://t.co/WRyANcoP 結果、東海第二が130km弱。常陽実験炉が110km弱と判明。

2011-10-29 17:27:46
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』(上杉隆、烏賀陽弘道/幻冬社新書)を読み始めた。「いざという時、誰の情報を信じるべきか」ということを考えさせられる。生活しているところから50km圏内に原発がある人は、関心があろうがなかろうが読んで知っておいた方がいい話がいっぱい。

2011-10-29 17:35:13
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』(上杉隆、烏賀陽弘道/幻冬社新書)を読みつつ。日本の多くのマスメディアが「政府公報」に過ぎなかったことが明らかになった311報道。自分たちは50km圏外に退避してから「安全です」という誤報を垂れ流し続けた。報道そのものが被曝の被害を拡大した。

2011-10-29 17:39:05
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。人の被曝も増やした。記者クラブは政府を追及する能力がなく、「工程表」を鵜呑みにし、汚染水の垂れ流しを傍観し、「風評被害」という言葉で現実に起きている汚染を隠すことに協力し、結果的に日本が国際経済から切り捨てられるような事態を招いた。

2011-10-29 17:45:58
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。そりゃそうだよね。政府発表の内容も信じられなければ、その国の報道が大本営発表を垂れ流しているだけと分かったら、「ここまでが汚染されていてここは大丈夫です」なんて全部疑ってかかるしかなくなる。当たり前のことだ。

2011-10-29 17:49:38
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。政府が自分に都合のいいことしか言わないのは万国共通。メディアがそれを批判的に検証したり追求できていればまだ良かった。でも「日本にはメディアと称する政府広報機関しかない」と見られた瞬間に、日本は信用のならない国家に転落した。記者クラブの問題。

2011-10-29 17:53:09
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。浜岡原発に喩えれば、静岡市が約45km浜松市が約40km焼津市約31km。日本のマスメディアはその外に逃げ出した上で静岡と浜松と焼津の人には「そこは20km圏外だから安全です」と言うわけだ。実際にそういうことが起こったのだ。

2011-10-29 18:10:49
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。もちろん「〜km」というのは暫定的な目安に過ぎず、本当ならSPEEDIの予測と実際の天候、風向きから判断されるべきもの。それにしても日本のマスメディアの多くは50km圏内では取材もせずに安全ですと言った(50kmという数字は会社による)。

2011-10-29 18:14:30
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。話題の玄海発電所なら福岡市能古島が45km弱平戸市が30km強佐世保市が40km弱伊万里市は30km弱。日本のマスメディアはここから姿を消す。そして取材もせずに「20km圏外のあなたたちは安全です」と言う。そういうことをしたんだ。

2011-10-29 18:30:30
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『報道災害【原発編】』読中メモ続き。川内原発なら鹿児島市約43km水俣市伊佐市が約47km。マスメディアの記者の姿は見当たらなくなる。その上で「安全です」と言われる。福島で、実際にそういうことが起こったのだ。そんな人たちのする“報道”を信用できるわけがない。

2011-10-29 18:40:36