2/4時点の現状分析

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

かつてビレッジウッドさんの都知事立候補が取り沙汰されたのは、要するに左派がなんとかして彼女を自陣営に取り込みたかった、名実ともに女王になってほしかったという願望のアピールでしょ。 で、ビレッジウッドさんはそれを袖にしたんだよ。 彼女に限って政治家デビューはありえないと思う

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これまでの彼女の足跡を見回しても、ビレッジウッドさんの強みは、福祉行政に長くたずさわった元官僚という信用・冤罪ヒロインという知名度、そして政治や宗教から距離を置いた「無色透明」なところにあるし、彼女はそれを最大限に利用することで、

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これまで人知れず生涯のテーマである「男女平等」という野望に邁進してこれたんだ。 党派性に染まるのは、メリット以上にデメリットの方が大きい。 自民から出馬すれば、自民の統制を受けておおっぴらにリベラルな動きが取れなくなるし、立憲共産から出馬すれば大衆の支持を失う。

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例の男女参画ビジョンが彼女の根源であることがわかったおかげで、ようやく彼女の政治的・思想的座標がおぼろげながら理解できてきた。 彼女にとってみれば、おそらく左派勢力自体、利害の一致によって、目的のために共闘しているにすぎないのだろう。

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もちろん、それでも既存の価値観や伝統を重視する保守勢力に比べれば、左派の方がはるかに共感できる勢力なのは間違いないが。 とにかく彼女の目的は、男女格差という思想上制度上にはびこる不平等の完全なる撤廃。

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そのためなら、男女格差と不可分に結びついた既存の価値観すべてを破壊することもいとわない。これには戸籍制度のように、家父長制の色合いを残す風習も含むし、女性の地位向上のためには困難女性支援のような、むしろ女尊男卑につながりかねない優遇措置もふくむ。

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子育て支援も同様で、とにかく女性は、家にも子どもにも縛られず、あらゆる制約から解き放たれた自由な存在にならなければならない。 高度経済成長期に生まれ育った彼女にとって、それだけ男女格差という思想は、社会の隅々にまで根を張った強大な敵で、多少そこに残すべきよい側面があろうと

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男女格差の撤廃のためには、一度すべての既存の価値観を破壊し尽くさなければならないという思いがあるように思う。しがらみを絶つには、まず土壌から変えねばならないという意志が見え隠れする。 そのあたりの姿勢が、反体制的な左派にとっては「同志」として映り、

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

かつまた旧民主の野党転落以後、政治的影響力を急速に失い死に体となった左派にとって、垂涎の的として映ったのだろう。 都議選前後にビレッジウッドさんを自陣営に取り込もうとしたが、女王は他人から用意された玉座に座るのをよしとしなかった。

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考えてみれば彼女は、官僚時代においても、退官以後においても、自分の席は常に自分で用意してきた。 男女格差の大きい時代に実力でのし上がってきた彼女にしてみれば、それ以外のやり方はなかったのかもしれないし、何より他人に任せるより自力の方がうまくやれるという圧倒的な自負もあったのだろう

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おそらくは冤罪事件当時の力関係で言えば、旧民主を中心とした左派に大きな借りを作ることになったはずで、そのまま民主が政権を維持できれば、彼女は一生左派の飼い犬で終わったかもしれない。 だが、民主が野党に転落し、彼女が事務次官に上り詰める頃から力関係はほぼ拮抗。

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

起死回生をかけたシールズの惨敗によって、力関係は完全に逆転したとみていい。 厚労省を中心に、農水・国交・法務など複数の省庁の官僚にシンパを獲得したビレッジウッド派は、たとえばテレビ局が親会社である新聞社よりも巨大化したように、左派勢力の社内ベンチャーとして急成長し、

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

今や本体をしのぐまでの影響力を有するまでになったのかもしれない。 少なくとも民主政権以降、左派に都合のいい法案を通すためには、もはや官界にパイプを持つビレッジウッドさんに頭を下げるより他に手段はないのだから。

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

結局、左派の支持層・資金力が減退すればするほど、元々の序列よりも、利権構築能力を持ったビレッジウッドさんの左派内での発言力は加速度的に高まり、気がつけば彼女がいなければ立ちゆかないまでに依存するようになったのではないだろうか？ と私致愚考。

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

これが12/11、12/16、1/3に続く、現状2/3の最新の見立てということになるだろうか。 ずいぶん仮説が二転三転したことに関しては、我ながら力不足を痛感するが、政官民を貫流する資金の川の中に、イデオロギーや利権によって引き寄せられた目的も指揮系統も異なる複数の部隊が混在しており、

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

その中で、WBPCを中心とした共産系の新型民部隊の一派閥と、厚労省官僚を中心とした国系官部隊の一派閥。この二つの派閥を統括する女王がビレッジウッドさんその人だろうというのが今回の新説だ。 退官後の16年前後を画期として旗揚げした新興勢力ながら、省庁へのほとんど唯一のパイプを独占している

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

ために、少数勢力ながら、端的に言えばビレッジウッドさんの許可がなければ、民部隊の大半は利権にありつくことができない。 今のところまだ調査が追いついていないので、まだハッキリとしたことはわからないが、仮に太陽光分野において、都ファや公明が関わっているのだとすれば、

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

それはおそらく、元々ビレッジウッドさんとは関係性の薄い、都ファや公明主導の独自の利権である可能性が高い。そこへ、伊藤忠とのパイプを持つビレッジウッドさんが「後から手を貸してやった」可能性が高いとみるべきだろう。

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

休眠預金やレッドフェザー募金の分野で財団や共産の影響力が強いのも、元々ビレッジウッドさんとは別系統の独自の利権として発足したものだからだろう。

鯨酔 @miBR6n0oaKubbDj

いずれにせよ、新型・支援事業スキームはそれ以前の旧型とは違い、ビレッジウッドさんが局長クラスとなった10年以降にはじまったものであり、民主下野以降、政権中枢へのパイプを失った左派からすれば、ビレッジウッド派の専売特許であると言える。