「対話する医療」という本を読みました。「糖尿病劇場」という演劇研修があるとは、、!(追記しました)

デイサービスで働く職歴10年の介護職のつぶやき。読んだ本の紹介、、、対話、認知症カフェ、介護職への教育について興味ある方はオススメです。
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ツチ @dotarou

対話する医療 孫大輔著。読み中。「家庭医」として働く医師の多様な分野にまたがる実践報告のエッセイ。 p26 家庭医は患者個人を家族というシステム全体の中に位置付けて診る視点を持つ 家族関係、ライフサイクルなどの視点から患者を複合的に診るということ。これは→

2023-02-07 21:49:33
ツチ @dotarou

介護職、ケアマネージャーなど福祉職も共通する分野。(むしろもうやってるところかも?) 家庭医は家族カンファレンスをする。「医師、看護士がファシリテーターとなり患者や家族と対話して問題点やプランをまとめていく」 会議ファシリテーターの技術がここにも必要だ。 哲学カフェや対話カフェ等→

2023-02-07 21:52:51
ツチ @dotarou

事例も多様。オープンダイアログについても言及。著者は腎臓内科医の頃の経験から対話の必要に気づき実践を積み重ねてきた。「みんくるカフェ」を定期的に開催、など、、。 近く職場で新しく始める認知症カフェのヒントになりそう。→

2023-02-07 21:55:27
ツチ @dotarou

芸術を使った医療者教育の事例も興味深い。シネメデュケーションという教育方法。映画の一シーンからディスカッションをする等。マシュー・アレキサンダーが提唱。シーンを見て「何を観たか」「何を聴いたか」「何を感じたか」「何を考えたか」などの質問を用いることもある。

2023-02-07 22:00:29
ツチ @dotarou

この質問は誘導しないという意図を感じる。何を観たか、を先に聞くのは私の参加してるアートプロジェクト「世田谷クロニクル」にも共通(「何が映っていますか」と聞く) 医学教育に有用な映画作品リストを紹介。これは医療者、福祉関係者にとって自習課題かも。 jsme.umin.ac.jp/com/pro/jmse_r…

2023-02-07 22:07:39
ツチ @dotarou

固い映画ばかりかと思ったら、Xメンやトレインスポッティングなども。映画を見て感想を、まとめる。また、一緒に職場の同僚と語り合う。そんなことができるといいなと考えた。→演劇分野の活動、「糖尿病劇場」糖尿病患者の診療場面のすれ違いを劇にして、見終わったら観客でディスカッション。→

2023-02-07 22:11:16
ツチ @dotarou

患者と医者だけでなく内面を代弁する黒子が心の声を言語化するとのこと。(これは介護現場のシーンでも応用できそう。対利用者、対ご家族、同僚とのコミュニケーションに困ってしまう場面とか)役者は実際の医療者が演じるそうな。これは一度見てみたい。

2023-02-07 22:15:19
ツチ @dotarou

著者は現在医学生教育に、関わってるそうです。対話をもとにしたこの分野は、医療の技術というよりは、人間性を深める、尊厳についてじっくり考えるといった本質的な教育につながるように思う。時間や手間がかかる教育は中々難しいかもしれないが、ここにこそ医療・福祉の「安易な実践にならない」→

2023-02-07 22:20:44
ツチ @dotarou

ヒントがあるのではないだろうか。 参考 糖尿病劇場→ youtu.be/_z3-FbwtNBs シネメデュケーション実践のブログ記事→blog.livedoor.jp/yokobayashiken… 調べてみましたが、医療者限定のクローズドだったりが多いようですね。 どなたか介護職でも体験できるところご存知だったらお知らせ下さい(笑)

2023-02-07 22:42:05
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ツチ @dotarou

ブログにまとめました。(加筆修正あり) tsuchidayu.com/2023/02/07/

2023-02-07 23:14:59
ツチ @dotarou

追記。オープンダイアログについてのページ。七つの原則、特に「不確実性への耐性」、、、あなたは~病です→あなたの人生でどんなことが起きてるのですか?不確実性を許容する、結論が出なくてもその曖昧な状態に耐える。これは難しいけど、答えがネットですぐ出る時代に必要な態度かと思われます→

2023-02-10 19:09:09
ツチ @dotarou

治療枠組みだけでなく、未来語りのダイアローグというアプローチもあるとのこと。子どもや青年、高齢者の困りごと。高齢者の施設へ入所するときの問題など。ファシリテーターが家族や友人、関係する専門職と対話ミーティングを行う。 これは担当者会議に近い?ケアマネがファシリテーター経験あれば→

2023-02-10 19:12:06
ツチ @dotarou

ダイアローグになり、対話の効果が生まれて全然別の結果になるのではないだろうか? またカフェ活動についても。その系譜の紹介。大きくは3つ、哲学カフェ、ワールドカフェ、アルツハイマーカフェ。手法を細かく載せてありありがたい。職場で行う予定の事業、ここから参考にできないか→

2023-02-10 19:15:21
ツチ @dotarou

筆者は、自分がやってるのは、系譜は○○カフェで、コンセプトは△△カフェで手法は◇◇カフェのもの、、というように明確に説明されていた。 過去の系譜を知って位置付けができると良い。問題点や目指す場所が明確になるから。

2023-02-10 19:47:38
ツチ @dotarou

追記その2。白衣の効用の部分で驚き。白衣が医師の服装として採用されたのは、19世紀以降。それまでは医師は黒い服を着ていた!それまで宗教や儀礼的だったのが、科学の発展により科学者の白衣からスライドしていった。とのこと。 ちょうどダーウィン進化論を読んでいて→

2023-02-12 02:11:28
ツチ @dotarou

(解説を)、ダーウィンは宗教で説明していたことが、ただの偶然の産物に過ぎないことを科学的に証明した→宗教から科学への転換、と聞いた。 進化論は1858年、ちょうど白衣に切り替わる頃、、面白い。

2023-02-12 02:13:32
ツチ @dotarou

非言語コミュニケーションのはなし、、、佐藤綾子氏の著者を紹介。非言語の中でも特に表情、その中でも目の動きが重要とのこと。アイコンタクトを形成するのは、①見つめている方向、②見つめている時間の長さ③上眼瞼挙筋(上まぶた引き上げる筋肉)の張り(!)

2023-02-12 02:19:24