浦和の来季の監督候補についての報道の訳

@ideshale さんからの依頼で、浦和の監督についての報道をさっくり訳してみました。

低迷する日本のビッグクラブ浦和レッドダイヤモンズは、来季の監督としてオーストラリア人監督をリストアップしており、その最有力候補がブリスベン・ロアーのアンジェ・ポステコグルー（Ange Postecoglou）だと噂されている。

ポステコグルーはロアーとの契約を2013年まで残しているが、Jリーグのビッグクラブ浦和のアプローチが囁かれている監督の1人である。その他にはセントラルコースト・マリナーズのグラハム・アーノルド（Graham Arnold）の名も挙がっている。

浦和はオーストラリア人DFのマシュー・スピラノビッチの所属クラブで、かつては現オーストラリア代表監督ホルガー・オジェックが指揮を取ったこともあるが、現在は降格圏ギリギリをさまよっており、10月20日にゼリコ・ペトロヴィッチ監督を解任した。

ペトロヴィッチの後任にはクラブOBの堀隆史が着任した。しかし、AFCで最も人気のあるこのクラブに近い日本の消息筋は、The Courier-Mail紙に浦和は来季、オーストラリア人監督を招聘しようとしていると語った。

Aリーグ最優秀監督であるポステコグルーは、昨日、浦和側からは何も聞いていないと話したが、かつてアジアの数クラブから打診があったことは認めた。

「オファーがあれば、それから考える」とポステコグルー。

「監督としての将来についてはあまり先まで考えたことはない。状況は変化し続けているからね」

「今はブリスベンでできる限りの成功を収め、これまでの積み重ねを続けていくことに全精力を傾けている」

ポステコグルー監督の下、ロアーは昨シーズン33試合中敗戦は1度のみ、Aリーグのプレミアシップとチャンピオンシップの2冠を達成した。
【訳注：Aリーグはレギュラーシーズンの上位6チームがファイナルシリーズに進出、変則的なトーナメントで総合優勝チームを決定する。ロアーはこのレギュラーシーズンとファイナルシリーズの両方で優勝した模様】

現在、ロアーは32試合無敗記録を継続中で、先週金曜日にはサンコープ・スタジアムでアデレード・ユナイテッドに7-1の大勝を収め、タイトル防衛に向けて完璧なスタートを切った。

しかし、かつてU17、U20のオーストラリア代表監督も務めたポステコグルーは、国内での更なる成功のみを追い求めているわけではない。

2012年のACLでロアーを優勝させることも目指しているのだ。

「我々の目標はアジアの強豪クラブと戦うことだ」とポステコグルー。

「うちの選手たちはすでに評価されている。ACLで成功を収めれば、コーチ陣も評価されるにちがいない」

アーノルド監督指揮下のマリナーズも、昨シーズンのグランドファイナルでの成績によって来年のACLにオーストラリア代表として出場が決まっている。

アーノルドの海外行きの可能性が報じられたのはこれが2度目。

現在マリナーズと契約延長交渉中のアーノルドは、先週、スコットランド・プレミアリーグのセント・ジョンストンの監督就任目前との噂を否定した。

しかし、アーノルドはかつてJリーグのサンフレッチェ広島に在籍したこともあり、彼に近い消息筋は、日本からオファーがあればアーノルドは検討するだろうと語っている。