ジャック・デリダ

ジャック・デリダのクロニクル。
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@LeDerrida

1930年7月15日、当時フランス領アルジェリアのアルジェにあるEl Biarで、ピエ・ノワールと呼ばれるユダヤ系フランス人家庭に生まれた。

2011-10-18 10:53:28
@LeDerrida

父はジェオルジェット・エメ・デリダ、母はスルタナ・エステル・サファ。

2011-10-18 11:23:18
@LeDerrida

家族の祖先はセファルディムであり、1870年にフランス国市民権を取得した。五人兄弟の三男で両親はハリウッドの映画俳優にちなんでジャッキーと名付ける。のちパリに出て、「正しい読み」としての「ジャック」に本人が変更した。

2011-10-18 11:53:23
@LeDerrida

リセではサッカーを好み、将来の夢はサッカー選手だったという。

2011-10-18 12:23:18
@LeDerrida

精神的な危機のなか、ルソーやアルベール・カミュ、ニーチェやアンドレ・ジッドなどを読む。

2011-10-18 12:53:15
@LeDerrida

パリに出てリセ・ルイ・ル・グランに学ぶが、なじめなかったという。

2011-10-18 13:22:50
@LeDerrida

二度の受験に失敗したのち、1951年、エコール・ノルマル・シュペリオール(高等師範学校)に入学する。

2011-10-18 13:53:24
@LeDerrida

エコール・ノルマルではルイ・アルチュセールやミシェル・フーコーの講義に出席し、のち友人となった。

2011-10-18 14:23:16
@LeDerrida

このころにハイデガー、キルケゴールなどを読書後、フッサールの現象学を研究することを決意し、ベルギーのルーヴェンにある「フッサール文庫」に行く。

2011-10-18 14:53:11
@LeDerrida

1954年のアグレガシオン(教授資格論文)はフッサールについてのものだった。のち1990年に『フッサール現象学における発生の問題』として出版。

2011-10-18 15:22:49
@LeDerrida

教授資格論文の指導教官はジャン・イポリットとモーリス・ド・ガンディヤックで、ほかにこの時点ではチャン・デュク・タオや、数学者・哲学者のジャン・カバイユにも影響を受けた。

2011-10-18 15:53:06
@LeDerrida

アグレガシオンには落第するが1956年に合格する。ハーヴァード大学に留学し、1957年には精神分析を研究していたマルグリット・オークチュリエとボストンで結婚。同年より1959年までのアルジェリア独立戦争中には軍事学校で兵士たちにフランス語や英語を教えていた。

2011-10-18 16:23:08
@LeDerrida

ジャック・ラカンの熱心な生徒だった作家フィリップ・ソレルスの主宰する「テル・ケル」グループと親交をむすぶ。1960年から1964年にかけてソルボンヌ大学で哲学講師。

2011-10-18 16:53:18
@LeDerrida

1962年にはフッサールの『幾何学の起源』に長大な序文をつけ翻訳出版し、ジャン・カバイユ賞(エピステモロジー賞)受賞。注目を集める。

2011-10-18 17:22:52
@LeDerrida

1963年に長男ピエールが生まれる。

2011-10-18 17:53:19
@LeDerrida

アルチュセールとイポリットの推薦で1964年から高等師範学校の哲学史講師。のち同校哲学教授となり、1984年までつとめる。

2011-10-18 18:23:05
@LeDerrida

同会議でポール・ド・マンやジャック・ラカンと知り合う。

2011-10-18 19:22:51
@LeDerrida

1967年には次男ジャンが生まれる。

2011-10-18 19:53:19
@LeDerrida

同年、『グラマトロジーについて』『声と現象』『エクリチュールと差異』を続々と発表し、以降、哲学界に影響を与え続けた。

2011-10-18 20:23:26
@LeDerrida

1968年以後、デリダは1970年代から80年代にかけて哲学教育運動を展開する。

2011-10-18 20:53:19
@LeDerrida

1968年の五月革命以降、当局は時間数を削減したり、必須制を自由選択制にしたり、教員数を削減するなど哲学教育を抑圧(弾圧)し、産業社会の要求にそう実用的な教育政策方針をとった。

2011-10-18 21:22:47
@LeDerrida

これに対してデリダら教員と学生あわせて30名ほどで1974年4月、この問題に対処するための「哲学教育研究グループ」(Groupe de Recherches sur l’Enseignement PHilosophique・GREPH)を結成した。

2011-10-18 21:53:26
@LeDerrida

以降、文部省改革案への反対表明など、さまざまな批判運動を展開する。

2011-10-18 22:23:24
@LeDerrida

このなかでデリダは、哲学教育を削減するのではなく、むしろ時間数を増やし、学習開始年齢を引き下げよという提言を行なった。

2011-10-18 22:53:30
@LeDerrida

若い少年少女たちは哲学に興味をもつだけでなく、哲学を必要とし、それを楽しんでいました。難解なテクストと思えるものにも十分取り組んでいました」と自身の実験を報告している。

2011-10-18 23:53:42
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