私が石橋湛山を英訳しようと思った訳 リチャード・ダイク

ほとんどアメリカで知られていない石橋湛山についてJapan as No.1で知られるハーバード大学、エズラ・ボーゲル氏の弟子にあたるリチャード・ダイク氏が翻訳を手掛けられていることが月刊日本で発表されています。詳しくは月刊日本23年3月号を。
0
一撃筆殺 @ichigekistk

月刊日本3月号でリチャード・ダイク(Richard Dyck)氏の「私が石橋湛山を英訳しようと思った理由」が掲載されています。ダイク氏はハーバード大でエズラ・ヴォーゲル氏(Japan as No.1)やダニエル・ベル氏(イデオロギーの終焉)の教えを受けたと語ります。そのうち宇沢弘文氏の手伝いの中、湛山を知る。

2023-02-28 00:09:35
一撃筆殺 @ichigekistk

ダイク氏はコロンビア大学のヒュー・パトリック氏と親しく、高橋是清の経済政策に関する論文を書いた同氏が、湛山に言及していなかったので何故かを尋ねると「知らなかった」と言われ、そして同氏に勧められて湛山の翻訳を決意したそうです。既に会社経営者でしたが朝の時間を利用したと言われます。

2023-02-28 18:06:55
一撃筆殺 @ichigekistk

エドウィン・ライシャワー氏らアメリカは日本に民主主義をもたらしたのはGHQで大正デモクラシーは根付かずと考えているが違う、石橋湛山はその根元を「五ヶ条の御誓文」に有り、とし1937年に東洋経済で特集。1957年に首相就任時も「五つの誓い」を述べたい希望を。元老、官僚らは民主主義を圧迫した。

2023-03-01 08:16:16
一撃筆殺 @ichigekistk

ダイク氏はアメリカのウォルター・リップマンと湛山を比較する。両人ともプラグマティズムに影響を受けていた、がリップマンは民主主義に絶望し、エリート主義へと転ずる。デューイはリップマンを批判していた。

2023-03-01 08:17:00
一撃筆殺 @ichigekistk

石橋湛山は間違いなく、米占領軍とその後のJ.F.ダレス国務長官から嫌われ、恐れられていたが、レイモンド・クレーマーの様に評価する人もいた。クレーマーは石橋が作った英語雑誌「The Oriental Economist」を購読していた。後任は石橋を評価せず、結果石橋は公職追放されてしまった。

2023-03-05 09:37:09
一撃筆殺 @ichigekistk

中国との関係改善を目指した湛山は米から敵視された。また湛山は防衛力強化は危険な思想だと思っていた、しかし防衛力を否定していたわけでなく、朝鮮戦争当時は憲法9条一時停止を主張、9条についてまとまったものが残してないのは残念。1968年チェコ介入の年に湛山は「日本防衛論」自国防衛決意必要。

2023-03-05 09:55:41
一撃筆殺 @ichigekistk

以上がリチャード・ダイク氏(Richard dyck)による「私が石橋湛山を英訳しようと思った理由」の大体の内容です。佐高信さんからすると湛山の「朝鮮戦争当時は憲法9条効力停止」や「日本民主主義の起源は"五ヶ条の御誓文"」といった主張は否定したいものでしょう。上田美和氏も「湛山は護憲の人でない」

2023-03-06 07:22:22
一撃筆殺 @ichigekistk

日本型民主主義の源流として保阪正康氏も五ヶ条の御誓文を論じていたのか。 #佐高信 さんとすればますますムッとするところなんだろう。 bunshun.jp/bungeishunju/a…

2023-03-06 09:04:35
月刊日本 @GekkanNippon

石橋湛山の英訳に取り組んでいるリチャード・ダイク氏は、米国では日本の民主主義はGHQが導入したと言われているが、それは湛山を無視した議論だとして、湛山が民主主義のルーツとして五箇条の御誓文を重視していたことに注目しています。#リチャード・ダイク #月刊日本 amzn.asia/d/7Ws6EAt pic.twitter.com/MkberXEjXP

2023-03-06 12:03:21
拡大
一撃筆殺 @ichigekistk

佐高信さんも「#佐高信評伝選 3」の石橋湛山の部、あとがきで1968年当時のチェコ事件について湛山が「軍隊で国は守れない」例で論じた、と書いています。リチャード・ダイク氏は湛山が防衛力強化を警戒したものの「祖国防衛」の決心の重要性を説いた、と解釈したところに佐高さんとの相違を感じます。

2023-03-07 12:03:12